【期間限定】ガルボまろやかバナナ（明治）商品分析！

どーも！食べ研です。元企画開発部員のティーがお送りします。

本日のお菓子は、【期間限定】ガルボまろやかバナナ　です！！

今年も登場！という人気のフレーバー・バナナが期間限定販売です！

今日も好き勝手に市販商品を分析していきたいと思います。さっそく見ていきましょう。

基本データ

まずは基本データから。

商品名	ガルボまろやかバナナポケットパック
製造者	株式会社明治
名称	チョコレート菓子
内容量	44g（数えたところ、8粒）
原材料	砂糖、植物油脂、全粉乳、カカオマス、ココアバター、乳糖、鶏卵、小麦粉、乾燥バナナ、植物油脂加工品、脱脂粉乳、卵黄、練乳加工品、ココアパウダー、還元水あめ／加工デンプン、乳化剤、光沢剤、香料、着色料（フラボノイド、カロチノイド）、酸化防止剤（V.C、V.E、ローズマリー抽出物）、セルロース、膨張剤、（一部に小麦・卵・乳成分・大豆・バナナを含む）
原材料中に含まれるアレルギー物質（27品目中）	小麦・卵・乳成分・大豆・バナナ
賞味期限
発売日	2017年5月16日
発売エリア	全国（販売チャネル…コンビニ、駅売店）
価格
商品コンセプト・説明	特長①バナナ味のチョコとチョコが染み込んだビスケットの相性が抜群！特長②手につきにくくつでも、どこでも！ビスケットにチョコがしっかり染み込んだ、他にはない食感の「ガルボ」シリーズより、好評のバナナ味がパッケージを一新して本年も登場。チョコレートがしみ込んだビスケットを、バナナ味のチョコレートでコーティングしました。バナナの風味とコクがお楽しみいただけます。手に着きにくいコーティングを施しており、いつでもどこでも気軽にお召し上がりいただけます。（ニュースリリースより）
備考	期間限定発売、ターゲット…20～30台女性を中心に幅広く

人気のチョコレートシリーズ「ガルボ」より、期間限定のフレーバー「ガルボまろやかバナナ」が新登場。

このサイズは販売店舗限定。

商品キーワード

新発売、期間限定、ガルボ、染みチョコ、ポケットパック、バナナ、コーティング、手につきにくい、新パッケージ

やはりここで注目すべきは、「バナナ」「手につきにくい」「新パッケージ」というポイントですね！

明治のチョコレートブランドの中でも人気の高い「ガルボ」シリーズ。手につきにくいコーティングとビスケットにたっぷり染み込ませたチョコレートの不思議な食感がたまらない、ファンの多い商品です。

今回購入した「ポケットパック」は食べきりサイズで持ち運びやすく、ゴミも少ないタイプ。もちろん、その分少量しか入ってはいないのですが「食べきりで少しだけ食べたい」「新商品を気軽に（お安く）お試ししたい」という人にもピッタリですね。

また、この商品のセールスポイント「手につきにくいコーティング」は、夏場の高温や手の温度でチョコレートが溶けてしまう…というハプニングが通常のチョコレートよりも起きにくいです。

徐々に気温が上がって時に夏日にもなってしまうこの時期に、夏らしい毎年人気のフレーバーを投入することで夏に向けての「ガルボ」シリーズそのものの購入にもつながることが期待できますね。（「ガルボバナナおいしい！→ガルボシリーズやっぱりおいしい！→他の味も久々に買おう！みたいな、ね）

チョコ菓子の中では比較的高温に強いのも大きなポイント。他の高温に弱いチョコと並んだ時、選んでもらえる可能性が上がります。

また、今回の「まろやかバナナ」は、他の「ガルボ」シリーズと同様パッケージデザインを一新し、シリーズで統一感のあるデザインになっています。パッケージデザインの切り替えと一緒に商品名も「ガルボミニ」から「ガルボ」に変更。

この「統一感」ですが、シリーズのものが並んだ時にとても見栄えがするんですよね。

毎年人気の「バナナ」フレーバーであるという事もあり、安定した売上が期待できる商品でしょうね。楽しみにしていたファンも多いはず。

製品購入データ

こんな場所で実際に購入しましたよー。

購入店舗	コンビニ（ローソン）
購入日	2017/5/20
購入価格	￥132（税込）
備考	―

他の「ガルボポケットパック」と一緒に、食べきりサイズのチョコ商品の棚に並んでいました。

製品チェック

パッケージ

それでは、パッケージから見ていきましょう！

↓パッケージ（表）

明るい黄色を基調に、茶色を使った「チョコバナナ」を思わせる配色。パッケージ右側のガルボにチョコレートが流れ込んでいるようなシズル感のあるデザインです。

パッケージサイズは小さいですが、上の方にはみ出すように描かれたチョコレートのイラストによって、サイズ以上に大きく見え存在感がありますね。

緑や青色の枠の中に「期間限定」「手につきにくい」と商品のキーワードが入っており、決して大きく書かれているわけではありませんが色の効果でしっかりと目立っていますね。

商品・フレーバー名だけでなくそういった部分も見やすく配慮されているのを感じるパッケージですね。

↓パッケージ（裏）

パッケージサイズが小さいこともあって、表示関連の内容がほとんどを占める裏面。よく見ると、パッケージの下側にキャラクターのイラストが入っていますね！

↓栄養成分表示拡大

ポケットパックは小さいながら、重量的には44g入りとしっかり入っていて、カロリーも255kcalとそれなりにあります。

↓原材料表示部分拡大

ここで注目すべきは、原材料に「乾燥バナナ」「練乳加工品」とある部分ですね！

最も多く含まれる原料は「砂糖」なので、甘みが強めなのがわかります。そこに油脂、乳成分、カカオ分などチョコレートの主原料が続きます。

バナナ味は「乾燥バナナ」で表現しており、これを混ぜ込んだチョコバナナで中の染みチョコビスケットをコーティング。

「練乳加工品」は全粉乳や脱脂粉乳よりも濃厚なコクがあるのが特徴で、バナナのコクのある濃厚な甘みと相性が良いでしょうね。

添加物は加工デンプン以下の8種で、製造しやすくしたり、味や見た目に効果があるものが入っています。

包装

…個包装なし。

商品実物

実際のお菓子がこちら。

↓包装を開けたところ

パッケージ同様、鮮やかなイエローの見た目。

↓商品アップ（表裏）

黄色のチョコレート表面には、光沢があるのがわかる。

↓断面（割ってみたところ）

「チョコバナナ」を思わせる表面の黄色と、チョコのしみ込んだ中のビスケット生地。

〈外観（見た目・サイズ）〉

〈見た目〉

ガルボらしい艶のあるチョコレート表面のコーティング、バナナを表現した明るい黄色が食欲をそそります。

着色は、乾燥バナナのそれよりも着色料によるところが大きいでしょう。普通のバナナの中身はもっと色が薄く、すぐに変色してしまいます。どちらかというと、これは外側がバナナ味チョコになっていることもあって「バナナの皮の色」を表現しているのでしょうね。

カットしてみると、中は茶色でざらっとしたような質感のチョコのしみ込んだビスケット生地。こちらはミルクチョコレートの色そのもので、バナナチョコっぽさを感じますね。

色の対比が鮮やかでバナナチョコらしさが伝わります。

〈サイズ〉

↓商品実測値（※繰り返し計測なし）

長さ（cm）

長辺 2.0

短辺 1.8

高さ 1.2

特徴的な楕円形のひと口サイズ。

ひと口サイズであることと、コーティングがされていることで食べる際にまったく汚れないのが嬉しいですよね。

〈香り・食感・味〉

〈香り〉

この香りは！と一番感じたのは、明治の定番チョコ「バナナチョコ」の香りと同じ。あちらは糖衣チョコで低年齢層中心とした商品ですが、とても近い香りです。（もちろん、使ってる香料や素材が微妙に違うとか、全く違う！とかあるかもですが。汗）

デフォルメ感のある香りです。

少し違うのは、こちらの商品では、チョコレートの香りもしっかりとあることでしょうか。

「あ、チョコバナナといえば、やっぱこの香りだよね！」というような、みんなが知ってる香りといえるでしょう。

〈食感〉

外側コーティングはやわからめだけど少し歯ごたえあり。中はサクッサクッとした音を立てるけど、ビスケット部分にはチョコレートがしみ込んでいるのでこちらも軽い食感。

商品全体で見てみると、チョコレート単体ではないので固くなく、そしてビスケット単体でないのでパサつきがなくしっとり。

本当にこの独特の食感は魅力ですね。噛んでいるうちにスッとなくなる、そんな口どけの良さです。

外側表面には溶けづらいコーティングが施されていますが、それによって口どけが悪くなることはなく、食べる際にはまったく気になりません。

食感が軽く口どけが良いので、つい食べ過ぎてしまいそうですね。

〈味〉

「まろやかバナナ」の名のとおり、バナナの風味はカドがなく香りもきつすぎないのでチョコレートの味わいとしっかりと一体感があります。

口の中にふんわりと広がるバナナの味わいが、食べた後もほんのりと余韻がある感じで本物のバナナを食べた後にあるような後味も良いですね。

バナナはフルーツ系の中でも酸味がない分、お菓子にするともったりとして甘すぎたりくどくなったりしてしまいがちな部分もあるのですが、こちらはくどくなく、軽い口当たりの効果もあって以外にあっさりとしたあと口です。

しっかりとバナナとチョコレートの風味を出しつつもどちらも主張しすぎず食べやすいバランスの味になっているので、連食性（手が止まらないやつ。）も高いです。

人気フレーバーということに納得の味わい、商品バランスですね。

他社、他ブランドの競合商品

バナナとチョコレートは、非常に相性の良い組み合わせ。

バナナ自体も、そしてチョコレートもいろいろなお菓子の素材として使われています。なんといっても、その魅力は万人受けする味わいとしっかりした風味・香りの強さ。

バナナは特に洋菓子などでは定番人気のフレーバーとして人気が高く、チョコレートなどのフレーバーとしては、定番・期間限定どちらのものも人気が高いものが多いですね。

〈同ジャンル菓子〉

↓12粒ルックア・ラ・モード（不二家）

「ルック」シリーズの最もベーシックな商品で、4種3粒ずつのアソート。中にフルーツなどのソースが入っているのが特長で、こちらのうち1種がバナナソース入り。

〈別ジャンル菓子〉アイスクリーム

↓ハーゲンダッツデコレーションズバナナキャラメルクッキー（ハーゲンダッツジャパン）

人気アイスクリームブランド「ハーゲンダッツ」より、混ぜて食べる新しいシリーズ「デコレーションズ」のバナナキャラメルクッキー。

まるでパフェのようなトッピングの豪華さと、バナナとキャラメル風味のチョコレートが複雑で濃厚な味わいを演出。

（独断と偏見による）製品評価

パッケージ評価	★★★★☆存在感あり、キーワードわかりやすく◎
製品評価（味・香り・食感・見た目）	★★★★☆見た目、味、食べやすさ◎
総合評価	★★★★☆パッケージも商品も万人受け商品

ガルボシリーズの良さを感じる、パッケージも商品自体も◎な一品です。

食べきりのポケットパックで気軽に期間限定の味をお試しでき、毎年人気のバナナチョコのフレーバーということもあり、以前からのファンもそうでない人も買い求めたくなります。

チョコ味もバナナ風味も主張しつつもぶつからない優しい味わいで、万人受けするでしょう。

この商品を含め、「ガルボ」シリーズのパッケージは統一してリニューアルされましたが、シズル感とスケール感があり、小さなパッケージサイズながら売り場でしっかりと主張していますね。

また、久しぶりにガルボを食べた人でも、「手につきにくい」というアピールポイントを改めて実感でき、今後の夏に向けて「もし夏場にチョコを買うならガルボだな」と買った人に思わせることができますね。

バナナ味の良さとともにシリーズの良さを改めて実感できる商品なので、総合で★4つです。

期間限定商品のお菓子はそれこそ各社から山ほど発売されているわけですが、こうしてその「期間限定の味」自体を楽しむのはもちろん、「ブランドそのもの」の価値を改めて実感できるきっかけになるのも、こうした期間限定商品のもつ魅力ですよね。

おいしくいただきました！