どーも!食べ研です。元企画開発部員のティーがお送りします。
本日のお菓子は、【期間限定】ガーナマリアージュ ブルーベリー です!!
今日も好き勝手に市販商品を分析していきたいと思います。さっそく見ていきましょう。
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基本データ
まずは基本データから。
商品名 | ガーナマリアージュ ブルーベリー |
製造者 | 株式会社 ロッテ |
名称 | チョコレート |
内容量 | 64g(※数えたところ、12枚入) |
原材料 | 砂糖、カカオマス、ココアバター、乳糖、植物油脂、全粉乳、脱脂粉乳、ブルーベリー果汁加工品、ブルーベリーパウダー/乳化剤(大豆由来)、香料、着色料(赤ビート、クチナシ、アントシアニン)、酸味料 |
原材料中に含まれるアレルギー物質(27品目中) | 乳成分・大豆 |
賞味期限 | |
発売日 | 2020年4月7日(火) |
発売エリア | 全国 |
価格 | オープン価格(想定小売価格250円前後(税抜) |
商品コンセプト・説明 | 1.ガーナブラックの上に果肉チップが入ったブルーベリーのフルーツショコラを重ねました。 2.ガーナブラックのすっきりした甘みとブルーベリーショコラのほどよい酸味が織り成す、2層仕立ての美味しさをご堪能ください。(ニュースリリースより) |
備考 | 新発売。 |
人気のチョコレートブランド「ガーナ」より、派生シリーズとして「ガーナマリアージュ ブルーベリー」が新登場。
商品キーワード
新発売、2層仕立て、春、ロッテ、ガーナ、ガーナマリアージュ、ブルーベリー、フルーツショコラ、ガーナブラック
やはりここで注目すべきは、「2層仕立て」「フルーツショコラ」「ガーナブラック」というポイントですね!
ロッテのチョコブランドの中でも代表格でバリエーションも豊富な「ガーナ」シリーズ。
そもそも今回の派生シリーズである「ガーナマリアージュ」は2013年9月に初登場した、1本で異なる味が楽しめる(当時は3段階でスティックタイプ)のが特長。
今回のフレーバーは「ガーナマリアージュ ブルーベリー」として、ガーナシリーズの定番の一つである「ガーナブラック」の上にフルーツショコラ(ブルーベリー味チョコ)を重ねた2層仕立てのタブレットタイプ。
「マリアージュ」はフランス語で、異なる2つの料理などの調和した組み合わせのことを表します。つまりざっくり言うと、「ガーナブラック×ブルーベリーチョコの美味しい組み合わせ」という事になりますね。
2019年版も人気となっていた同シリーズのブルーベリー味、どのような商品に仕上がっているか、要チェックです!
製品購入データ
こんな場所で実際に購入しましたよー。
購入店舗 | コンビニ(セブンイレブン) |
購入日 | 2020/4/13 |
購入価格 | ¥248(税抜) |
備考 | ― |
チョコレートの売り場に、同時発売の「ガーナマリアージュ ストロベリー」と一緒に並んでました。
赤いパッケージはよくある分、ブルーベリーの紫のパッケージの方が目立っていたので、ブルーベリー味の方を惹かれましたね。
製品チェック
パッケージ
それでは、パッケージから見ていきましょう!
黒をベースにしたシンプルかつシックな印象のパッケージ。
背景は黒一色で引き締まって見えます。
中心にブルーベリーそのものと商品のイメージ画像がやや大きめに入っており、非常にシンプル。(葉の緑が差し色で鮮やか)
宙に舞っているようなやや動きのあるデザインが採用されています。
「Ghana」の文字はゴールドの箔押しでリッチ感を演出。
キャッチフレーズは「重ね果実のフルーツショコラ」。直感的にわかりにくい…(「重ね果実」のワードが文学的表現なので…)ですが、書体やワードチョイスでどことなく上品さを連想させます。
全体にダークなカラーと落ち着いた印象で、大人向けのデザインですね。
↓パッケージ(裏)
パッケージ裏上半分に商品説明、下半分にパッケージ関連必要事項。黒背景。
↓パッケージ(上下)
パッケージ上にブルーベリーと商品のイメージ画像と商品名、パッケージ下にブルーベリーのイラストと商品名、賞味期限の印字。
パッケージ下は、表パッケージとつながっているデザインになっていますね。
↓パッケージ(側面)
両面とも黒背景に商品名のシンプルデザイン。
↓栄養成分表示拡大
1枚5.5gで、カロリーは32kcal。12枚入りなので、ひと箱だと66g、カロリーは384kcal。(※5.5g×12個で計算)
↓原材料表示部分拡大
ここで注目すべきは、原材料に「カカオマス」「ブルーベリー果汁加工品」「ブルーベリーパウダー」とある部分ですね!
最も多く含まれる原料は「砂糖」、次いで「カカオマス」、「ココアバター」と続きます。
2層のうち1層は「ガーナブラック」をそのまま使っているようです。ネーミングにブラック、と付きはしますが砂糖は入っていて、「いわゆるビターチョコ」と同じです。(会社によって呼び方が違うだけで厳密な違いはなし)。
ガーナブラックの味が好きな人にはぴったりのアレンジ品です。
このフレーバー「ブルーベリー」の要となる原料は「ブルーベリー果汁加工品」「ブルーベリーパウダー」「香料」「酸味料」ですね。
味そのものに関係するブルーベリー由来の原料は「ブルーベリー果汁加工品」「ブルーベリーパウダー」の2種類。
特にパウダーの方は、チョコレートでもよく使われる素材です。粒の大きなものだと食感がザラつくので、細かなメッシュパスのものが採用されているでしょう。
一方のブルーベリー果汁加工品は、原材料表記上は具体的にどういうものかはっきりはわかりません。しかし後述しましたが、こちらの商品にはサクサクとした食感のごく小さなチップ状の素材が入っているので、これがその「ブルーベリー果汁加工品」でしょう。
ブルーベリーの「パウダー」で全体にまんべんなく風味を出し、「果汁加工品(チップ)」で食感のアクセントと味のパンチを出しているかと思います。
2種類のブルーベリー素材を使うことによって、食感や味に深みが出ますね。
そしてこのようなフルーツ系チョコには欠かせない、香料や酸味料も使われています。
添加物は「乳化剤」以下の4種。ブルーベリー香料で香りを増強し、着色料で見た目の魅力をアップ、酸味料でフルーツらしい酸味を演出しています。
特に変わった原料は入ってないです(隠し味的な)。しかし2種類のブルーベリー素材を使ったこだわり、ブルーベリー以外のベリー系素材を「足していない」=別の味で補強したりごまかしたりしていない、というポイントがありますね。
包装
個包装もチェック。
↓外箱を開けたところ
中に長方形形のトレイが入っていて、スライド式で開ける。
個包装12個入り。
↓個包装(表裏)
薄紫色のブルーベリー味をイメージさせる個包装。
表裏ともにブランド名、フレーバー名が入ったシンプルなデザイン。
商品実物
実際のお菓子がこちら。
↓包装を開けたところ
タブレット型のチョコレート1枚入り。(※ブルーベリーの層はパッケージのイメージ写真より若干暗い色味)
↓商品アップ(表裏)
チョコレートは2層になっていて、上がブルーベリーチョコ、下がガーナブラック。
↓断面(割ってみたところ)
断面もきれいな2層。薄い層になっているのが分かる。
〈外観(見た目・サイズ)〉
〈見た目〉
表面に模様が入った、薄型・正方形のタブレット形状。
これは同社の(これも人気チョコレートの)シャルロッテと同じモールド(型)によるものですね。
表面中央には鳥やバラなど自然をモチーフにしたイラストが配され、上品なデザイン。モチーフから、主に女性をターゲットにしているのが分かるデザインです。
上下2層に分かれた色のコントラストも、上部にブルーベリー(紫色)が選ばれていることで鮮やかかつ華やかで食欲をそそる見た目になっています。
そして重要なポイントですが、昨年までの「ガーナマリアージュ」との違い。
昨年までの同シリーズのタブレット型チョコは、センターインになっていて中身のフレーバーチョコは見えなかったんですよ。だから見た目だけでは何味か全くわからなかったのです。(実際には香りと先入観でそのあたり気にならない人は多いでしょうけど)
しかし今回はパッと見てブルーベリー味だとわかり、かつ写真映えするカラーなので(いちごと並べるとさらに華やかですね)、SNSでの購入者の投稿も期待できますね。
〈サイズ〉
↓商品実測値(※繰り返し計測なし)
長さ・全体(cm) | 一辺 3.15 | 高さ 0.5 |
縦横はやや大きめなものの、超スリム・食感軽めなので食べにくさはありません。
薄型で大きく口を開ける必要がないので、上品に食べられますね。
断面写真を見るとよくわかりますが、若干ガーナブラックの層が厚めです。
〈香り・食感・味〉
〈香り〉
個包装を開けるとパッと甘くフルーティーなブルーベリーの香りが広がり、食欲をそそります。
お菓子っぽさよりもフルーツらしい酸味を感じさせるフレッシュな印象の香りですね。
対してガーナブラック自体の香りは控えめでほんのり、しかしちゃんとカカオとミルクが香ります。
もちろんブルーベリー香料は使われていますが、甘ったる過ぎず強過ぎず良いバランス。
〈食感〉
全体にソフトでなめらか。その分、ブルーベリーの細かなチップがサクサクッとして食感のアクセントになっています。
歯の力をあまり掛けずとも(薄いこともあり)簡単に割れ、口の中でゆっくりと溶けます。
噛んで2、3回ですぐに溶けてしまうくらいの口溶けの良さですね。
ガーナブラック、ブルーベリーチョコのどちらもソフトでなめらかですが、その中でブルーベリーのフリーズドライのようなサクサク食感が新鮮で飽きさせません。
中に食感のしっかりしたチップが入っているので、つい噛みたくなる感じです。
食感の違いが面白くて良いですね。
〈味〉
ブルーベリーチョコの甘酸っぱい爽やかさに、ガーナブラックのほろ苦さと控えめな甘みの対比があり、よくマッチしています。
2つともきつい味ではなくまろやかな分、酸味と苦味という異なった味の特徴ながら、互いの味と合わさって引き立てあっています。(まさにマリアージュですね。)
袋を開けた時の香りはブルーベリーの爽やかさが優っていますが、口に入れるとカカオの香ばしい香り、ミルクの香りもふわっと上品に広がります。
全体にマイルドな味わいで、食べ始めはややインパクトに欠けるものの、すぐにブルーベリーの味わいが弾けるように口に広がります。
甘みの中に優しい酸味があり、ブルーベリーの味がしっかりと感じられますね。
ブルーベリーの後にカカオの味わいがやや控えめに強くなります。
ガーナブラック部分のチョコレートは、ほろ苦さはありつつも非常にクリーミーでまろやかな、やや甘さ控えめの味わい。ブルーベリーの風味よりは控えめな主張なので、ガーナブラックはブルーベリー味の良い引き立て役のように感じますね。(しかしカカオの風味もしっかり立った絶妙なバランス!)
そして食べ終わりに向かうごとに、フルーツらしい酸味が伸びつつもミルクのクリーミーなコク感が強まり、さらにまろやかで濃厚に。
食べ終わりはさっぱりとした酸味で後味のキレも良く、ついもう一つ食べたくなる味わいです。
フルーツ系フレーバーの爽やかさで、連食性が高いですね。非常にバランスの良いチョコレートで美味しいです!
関連商品
「ガーナマリアージュ ブルーベリー」と同時発売の新商品。ガーナミルクとストロベリーショコラの2層構造。
2019年(昨年)版では、「ベリーのアンサンブル」という少し異なるフレーバーで、全体のデザインは2020版と同じだがセンターインタイプのチョコレートになっていた。
他社、他ブランドの競合商品
「ガーナマリアージュ」は、2層の異なる味わいが合わさったタブレットタイプのチョコレート。層状の作りのチョコレートは定番で市場にも多数あるので、美味しいのはもちろん、差別化は重要なポイントですね。
それこそ今回の商品のように「ガーナ」というブランドネームを背負っている分が重要な差別化ポイントと言えるでしょう。
一方フレーバーの「ブルーベリー」はベリー類の中でも人気が高いです。しかし同じく人気が非常に高いいちごよりは圧倒的に商品数が少なく、実際のチョコレート商品でのライバルはそう多くはありません。
ミックスベリー、というような形でフレーバーに含まれていることもよくありますね。
(独断と偏見による)製品評価
パッケージ評価 | ★★★★★☆☆シンプルなデザインと目を引く紫色、大人層を意識した上品さ◎ |
製品評価(味・香り・食感・見た目) | ★★★★★★☆以前よりも見た目の華やかさアップ◎ガーナブラックの甘さ控えめ&ほろ苦さが、ブルーベリーの爽やかさとマッチ。 |
総合評価 | ★★★★★★☆パッケージも味も上品でまた食べたくなるバランスの味。 |
やや甘さ控えめでブルーベリーとカカオの風味がよい塩梅な一品です。
「ガーナ」チョコレートの派生シリーズとして昨年も発売されていた「ガーナマリアージュ」。「調和した組み合わせ」=マリアージュの名前を冠しているだけあって、2つの味が混ざりあった時になんとも言えない心地よさがありますね。
今回の「ガーナマリアージュ ブルーベリー」は、ブルーベリーがしっかりと香り甘酸っぱく爽やかで、ほんのりと苦味のあるカカオ香るガーナブラックの味わいによく絡みます。
ブルーベリーチップのアクセントも変化があり良いです。
どちらも主張が強過ぎず弱過ぎずの絶妙さで、「まろやかでクリーミー」。
「酸味」と「ほろ苦さ」の別のベクトルの味わいなのに、両者ともきつくないまろやかな味に調えてあるので、非常に良く引き立て合うわけですね。
コク感があり鼻に抜ける香りも良いので、ガツンと来る味ではないのに、1枚当たりの満足度が高いです。(※ミルク感自体は強めですよ)
後味がしつこくないので、ついもう1枚、と手が伸びてしまいます。
非常に美味しいチョコレートですね。
甘味の強いチョコレートとはひと味違う、フルーツ感のある甘さ控えめの味に仕上げてあります。
絶妙な味のバランスで2層チョコレートの良さを実感できるので、総合で★6つです。
ブルーベリー好きなら絶対食べた方が良いです!
まとめ
ロッテの新発売「ガーナマリアージュ ブルーベリー」。
ガーナブラックとブルーベリーチョコがお互いを引き立て合う、上品な味わいの商品でしたね。
美味しかったので、気になった方はぜひお試しを!
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