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チョコレート

【期間限定】サロン・ドゥ・ルック クレームブリュレ(不二家)商品分析!

どーも!食べ研です。元企画開発部員のティーがお送りします。

本日のお菓子は、【期間限定】サロン・ドゥ・ルッククレームブリュレ です!!

サロン・ドゥ・ルック クレームブリュレ

今日も好き勝手に市販商品を分析していきたいと思います。さっそく見ていきましょう。

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基本データ

まずは基本データから。

商品名  サロン・ドゥ・ルック クレームブリュレ
製造者  株式会社 不二家
名称  チョコレート
内容量  52g(個装紙込み)※数えたところ、8個入り
原材料  砂糖、植物油脂、全粉乳、カカオマス、ココアバター、乳糖、乳等を主原料とする食品、キャラメル風味チップ(乳成分を含む)、乾燥卵黄(卵を含む)、脱脂粉乳/乳化剤(大豆由来)、加工デンプン、香料、着色料(カロテノイド、カラメル)、増粘多糖類
原材料中に含まれるアレルギー物質(27品目中)  卵・乳成分・大豆
賞味期限
発売日  2018年3月13日(火)
発売エリア  全国
価格  参考小売価格:200円(本体価格)、216円(税込)
商品コンセプト・説明  ・1962年発売のロングセラーブランド「ルック」より、本格的なデザートのおいしさを大粒のセンターインチョコレートで味わう、「サロン・ドゥ・ルック」シリーズの第3弾を発売します。一粒で満足感、幸福感をお届けする、こだわりのグルメタイプルックです。
・「サロン・ドゥ・ルック(クレームブリュレ)」は、カリカリ食感のキャラメル風味のチップを混ぜ込んだクレームブリュレ風味のホイップクリームを、なめらかなミルクチョコレートで包み、「クレームブリュレ」をイメージ。甘香ばしさ×カリカリ食感をお愉しみいただける、デザート感いっぱいのチョコレートです。(ニュースリリースより)
備考  新発売、期間限定

不二家の人気チョコレートブランド「ルック」の派生シリーズ「サロン・ドゥ・ルック」から、「サロン・ドゥ・ルック クレームブリュレ」が期間限定で新登場。

 

商品キーワード

新発売、期間限定、不二家、LOOK(ルック)、サロン・ドゥ・ルック、クレームブリュレ、カリカリ食感、デザートショコラ

やはりここで注目すべきは、「クレームブリュレ」「カリカリ食感」というポイントですね!

菓子を中心とした食品総合メーカーである、不二家。キャンディ、クッキーなど人気ブランドを数多く抱えますが、そのうちのひとつがチョコレートブランド「LOOK(ルック)」。このブランドから派生したシリーズである「サロン・ドゥ・ルック」は本格的なデザートをイメージした大粒のセンターインチョコレートです。今回で第3弾、どれも期間限定での発売です。

 

さて、今回のフレーバーは「クレームブリュレ」。クレームブリュレとはフランス発祥のカスタードプリンに似た生菓子で、プリンとの大きな違いは表面にまぶした砂糖をバーナーで炙ってカラメル層が作ってあること。表面のパリパリとしたほろ苦いカラメルとプリンような冷菓部分の濃厚でなめらかな口当たりのマリアージュが醍醐味です。

この「サロン・ドゥ・ルック クレームブリュレ」では、その食感の特徴を表現するためにカリカリ食感のキャラメル風味チップを使うことで、食感と味わいを再現しています。

この「サロン・ドゥ・ルック」シリーズはどれも洋菓子の味わいをチョコレートで表現しており、気軽に洋生菓子の風味を楽しめるのがポイントですね。

今回も要チェックです!

 

製品購入データ

こんな場所で実際に購入しましたよー。

購入店舗  コンビニ(セブンイレブン)
購入日  2018/03/22
購入価格 ¥216(税込)
備考

コンビニ購入なので、希望小売価格そのままです。

チョコレート商品の陳列棚最上段に、同時発売の「サロン・ドゥ・ルック 苺のミルフィーユ」と並んで販売されていました。

「新発売」のセブンイレブンの赤いポップも掲示されていたので、新商品として目につきやすかったですね。

スーパーでも販売されていて、多くの店舗で棚最上段に同時発売の「サロン・ドゥ・ルック 苺のミルフィーユ」と並んで売られていることが多かったです。

 

製品チェック

パッケージ

それでは、パッケージから見ていきましょう!

パッケージ(表)

サロン・ドゥ・ルック クレームブリュレ

オレンジと黄色を基調とした華やかなパッケージ。背景はオレンジの大理石様マーブル模様で高級感を演出。ブランド名の部分はゴールドオレンジの箔押しで華やか。パッケージ上部から続くクレームブリュレの表面をイメージしたデザイン(上の方の波のようになっている濃い黄色の部分)が印象的です。

パッケージの左側には大きくクレームブリュレの写真が入り、シズル感ある表面の艶など食欲をそそります。左上にはチョコレートの断面イラストもあり、「カリカリ食感」と書かれていて、きちんとクレームブリュレらしさが食感で表現されていることがわかりますね。

通常のルックに比べて箱サイズやデザインの印象も異なり、「ルックシリーズの中でもご褒美感覚で食べる」事が印象付けられますね。

キャッチフレーズは「甘香ばしいデザートショコラ」。

 

パッケージ(裏)

サロン・ドゥ・ルック クレームブリュレ

パッケージ裏の3分の1ほどが商品説明、残りがパッケージ関連必要事項。

チョコレートの1粒と断面のイラストが入っています。ミルクチョコレート、キャラメル風味チップ、クレームブリュレ風味のホイップクリームで構成されていることがわかります。

 

パッケージ(上下)

サロン・ドゥ・ルック クレームブリュレ

サロン・ドゥ・ルック クレームブリュレ

パッケージ上部はクレームブリュレの表面をイメージした背景に商品名と商品断面図、パッケージ下部にはあけくちと大理石様のマーブル模様に商品名。

 

パッケージ(側面)

サロン・ドゥ・ルック クレームブリュレ

サロン・ドゥ・ルック クレームブリュレ

側面片側に賞味期限の印字。大理石様の背景にブランド名。

 

栄養成分表示拡大

1粒当たり6.8gで、カロリーは43kcal。なので、1箱だと344kcalになりますね。

 

原材料表示部分拡大

ここで注目すべきは原材料に「キャラメル風チップとある部分ですね!

もっとも多く含まれる原料は「砂糖」次いで「植物油脂」、「全粉乳」と続きます。クレームブリュレ自体も砂糖がたっぷり入るので甘みが強いですが、こちらもチョコレートなので砂糖が一番多いですね。

油脂類のメインは植物油脂なので、コク深い、というよりはあっさりした後味でしょう。

 

今回のフレーバー「クレームブリュレ」に関係する原料は「キャラメル風味チップ」「乾燥卵黄」「香料」

キャラメル風味チップはまとめ表記になっているので細かな材料はわかりませんね。キャラメル自体の基本の原料は砂糖がメインとなっているので、砂糖にプラスαの原料を煮詰めてサクサクとしたチップ状に加工したものかと思います。これでカラメル層の食感と味を表現しています。

いわば、この商品の目玉素材ですね。

 

それから、クレームブリュレの濃厚さの秘訣の一つである卵黄は「乾燥卵黄」(卵黄をパウダーに加工したもの)が使われています。チョコレートは水分に弱いので、卵そのままでなく乾燥した原料を使ってあります。ブリュレ本体の濃厚さ・卵の風味によるコクを出します。

 

そして香料で香りづけする事で、まるでバーナーで炙ったばかりのような甘く香ばしい香りを出し、臨場感のある香りを再現しています。(作って時間の経ったお菓子では、原料にもよりますが香料ないととてもほのかな香りの物が多いです)

 

ちなみに、クレームブリュレの基本的な原料は卵黄、生クリーム、牛乳、砂糖、バニラビーンズ、カソナード(フランス産の赤砂糖の一種)。カラメル層はこのカソナードを食べる直前に表面にかけてバーナーで炙ったものなのですが、それがパリッとした表面の食感と独特の甘みのヒミツです。日本だとメジャーでないので、三温糖で代用したりしますね。

 

添加物は、乳化剤以下の5種。製造をしやすくする原料のほか、香料で香りづけ、着色料でクレームブリュレの明るい黄色に色付けしてあります。(香りと見た目の効果)

 

包装

個包装もチェック。

外箱を開けたところ

サロン・ドゥ・ルック クレームブリュレ

箱を開けると、ふた部分の裏にはメッセージ入り。商品説明とブランドサイトのアドレスが書かれています。

 

サロン・ドゥ・ルック クレームブリュレ

このシリーズは個包装されていて、8個入り。

 

個包装(表裏)

サロン・ドゥ・ルック クレームブリュレ

アルミ蒸着の個包装は茶×ゴールド。ブランド名と商品名の入ったこの商品のためだけのデザイン。クレームブリュレの表面のような色イメージですね。

 

商品実物

実際のお菓子がこちら。

商品アップ(表裏)

サロン・ドゥ・ルック クレームブリュレ

サロン・ドゥ・ルック クレームブリュレ

12粒入りのルックとは違うモールドを使用。

 

断面(割ってみたところ)

サロン・ドゥ・ルック クレームブリュレ

カットすると、鮮やかな黄色×茶のチョコレート。

 

〈外観(見た目・サイズ)〉

〈見た目〉

シンプルながら特徴的な、なめらかな表面のカッティング。モールド(型)は他の「サロン・ドゥ・ルック」商品と共通です。普通の12粒入りルックと比べると、形もサイズ感も異なります。

このままだと何味かぱっと見分かりませんが、カットしてみると鮮やかな黄色のクレームブリュレ風ホイップが見え、目にも鮮やかです。食欲そそる見た目になるよう、黄色系に着色されています。これは一口で食べずに、割らないと見えない部分ですね。

また、断面をよーく見ると、ランダムに小さな点が見えます。これはキャラメル風味チップです本物のクレームブリュレのカラメル層は表面ですが、こちらは中心のホイップ部分に練り込んであります。

 

〈サイズ〉

商品実測値(※繰り返し計測なし)

長さ(cm) 長辺 2.5 短辺 2.5 高さ 1.3

やや高さのある一口サイズ。

「1粒で満足感」のコンセプトから、もちろん一口サイズのチョコレートになっています。普通の1ダース入りルックよりも少しだけ大きいですね。

 

〈香り・食感・味〉

〈香り〉

個包装を開けてみるとカラメルソースのような香りと、香ばしい強く甘い香りがします。この香りで思い出されるのは身近なところだと、プリン商品のカラメルソースの香りでしょう。

ややケミカル感強めで、特に開けた瞬間の香りの瞬発力の強さ(すぐに香りが鼻に来る)は香料の特長とも言えますね。(冷めると多くのお菓子は香りがほんのりとしたものになるので、香りが拡散しづらくマイルドになります)。

クレームブリュレは表面の焦がした砂糖とバニラビーンズの効いた華やかな香りなので、それを主に香料で再現しているでしょう。

 

〈食感〉

少し固さのあるカリッとした食感の表面のチョコレートを割ると、なめらかなクレームブリュレ風ホイップが出てきます。カラメルチップはチョコレートやホイップ部分の滑らかさに対して最初にザクっとした歯ごたえ、食べ終わるまで続くサクサクとした食感で本物のクレームブリュレのような食感の対比があります。

このカラメルチップですが、ザラメのようなやや粒度の大きめのチップになっていて、食べ終わる段階になっても少しサクサクと音がしますね。ランダムな練り込みですが少し量が控えめなので、本来のクレームブリュレと比べるとカラメル風味チップの主張もかなり控えめです。

中心部分はやや油脂感が強いですが舌にベタッと張り付く感じは少なく、食べやすい印象です。

 

〈味〉

香りほど甘ったるい感じはなく、カラメルのほのかなほろ苦さと食感の変化もあり、飽きずに食べられます

外側のミルクチョコレートはカカオの風味があって適度にチョコレートらしい苦みがあり、中心のクレームブリュレ風味のホイップクリームは卵や乳の濃厚さが少しライト寄りの味わいながら再現されています。

カラメル風味チップとカカオの風味でまろやかな苦みがあり、それが甘みを引き立てつつ飽きずに食べられるアクセントになっていますね。

 

食感とのトータルで見えると、カラメル風味チップの量はかなり少なめで本物のクレームブリュレのパリパリ!と小気味よく存在感のあるカラメル層と異なり、「層でなくランダムな練り込みのチップ」として再現していることで、必然的にカラメルの存在感は本家と比べると物足りなくはあります。

もっとチップを増量(倍くらいしないとあの強いパリパリ食感を十分楽しめない?)してもらえれば、より本格的なクレームブリュレ風チョコになったことでしょう。この商品だとサクサク食感を「探す」(食感に集中して食べる)ように食べる感じありますが、あのパリパリ食感が前面に主張してこそ、クレームブリュレ!って感じですもんね。

 

関連商品

サロン・ドゥ・ルック 苺のミルフィーユ(不二家)

「サロン・ドゥ・ルック」シリーズの第3弾商品で、「サロン・ドゥ・ルック クレームブリュレ 」と同時発売。ミルフィーユの食感をイメージした商品。

 

サロン・ドゥ・ルック フォンダンショコラ(不二家)

サロン・ドゥ・ルック フォンダンショコラ

ロングセラーブランド「ルック」の「ルック」ブランド発売55周年を記念するリッチな商品設計・パッケージの本格デザートをイメージした一粒チョコレート。「サロン・ドゥ・ルック 苺のパルフェ」と同時発売の、フォンダンショコラをイメージしたフレーバー。

 

サロン・ドゥ・ルック苺のパルフェ(不二家)

サロン・ドゥ・ルック 苺のパルフェ

「サロン・ドゥ・ルック フォンダンショコラ」と同時発売の、苺のパルフェ(パフェ)の味わいをイメージした商品。

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他社、他ブランドの競合商品

「サロン・ドゥ・ルック」のようなセンターインチョコレートはチョコレートの中でも定番のタイプとなっており、豊富な価格帯のブランド/商品が発売していますね。粒サイズが小さいとセンターに入れるものも限られてきますが、このような大粒サイズだと中に入れるソースやチョコの食感、味、組み合わせを工夫することによってバリエーション豊富なのが魅力です。

一方のフレーバー「クレームブリュレ」は、日本でも外食分野でデザートして人気のあるデザートの一種をチョコレートで再現しています。表面のパリッとしたカラメル層とカスタード生地の濃厚な組み合わせが特長です。このデザートをチョコレートなどの別のお菓子やパンで表現しようと思ったら、この濃厚さとパリッとした食感をどれだけ再現できるかで仕上がりが変わってきますね。

フルーツ系などと違って単に素材練り込みだけでは十分味や食感を再現するのが難しいので、リッチ系のブランド/商品としての開発が多くを占めます。この商品の他、期間限定としての発売のものが多いです。そこまで商品数自体は多くありませんが、大きな話題を呼んだヒット商品なんかもありますね。

 

〈別ジャンル菓子〉アイスクリーム

ブリュレ(オハヨー乳業)

ブリュレ

アイスクリームでクレームブリュレを再現した、ヒット商品。特殊製法によって、パリパリの食感を作り出した。アイスであるため、イタリアのデザート・カタラーナにも似た商品となっている。

SNSでも話題となった商品。

 

(独断と偏見による)製品評価

パッケージ評価 ★★★★★★☆食欲そそる写真とパッケージ上部のデザインで、購買欲を刺激する。
製品評価(味・香り・食感・見た目) ★★★★★☆☆キャラメルチップの量やや物足りないが、香りとカリカリ食感◎
総合評価 ★★★★★☆☆クレームブリュレ感が手軽に楽しめる。

一粒のチョコレートでクレームブリュレの味わいを手軽に楽しめる一品です。

大粒のセンターインチョコレートである「サロン・ドゥ・ルック」シリーズ。粒サイズが大きい分食感や味の工夫がしっかりと出るのがポイントです。

今回の商品のフレーバーである「クレームブリュレ」の基となったデザートの特徴は、香ばしくカリッとした食感のあるカラメル層。今回の「サロン・ドゥ・ルック」では中心のクレームブリュレ風ホイップの中にカラメル風チップを入れる事で表現していました。

今回のチョコでは中に練りこんでありランダムに散らばっている分少しパリパリとした食感の主張が物足りない感じはありましたが、特徴はしっかりと出ていましたね。

クレームブリュレ自体もそうですがこのチョコレートも甘みが強めになっているので、甘さがガツンとくるようなお菓子を好む人に向いているでしょう。

もっとガッツリとチップが入っていたら、より贅沢感や特別感を演出でき一粒満足度が上がったでしょう。

 

香ばしさや濃厚な甘み、手軽な食感の楽しさがあるので総合で★5です。

もっとザクザクするくらいにチップの食感があったら、さらにクレームブリュレの再現度が増したと思います(価格が厳しくなるとは思いますが…!)

 

まとめ

不二家の期間限定「サロン・ドゥ・ルック クレームブリュレ」

カリカリのキャラメルチップの食感と味わいでクレームブリュレらしさの出た商品でしたね。デザート系チョコレートがお好きな方におすすめです。

気になった方はぜひお試しを!

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