どーも!食べ研です。元企画開発部員のティーがお送りします。
本日のお菓子は、【新発売】LOOK チョコミントダブル です!!
チョコミント好きは間違いなく買い!!なフレーバーが、LOOKのアソートチョコとして登場です。
今日も好き勝手に市販商品を分析していきたいと思います。さっそく見ていきましょう。
※関連記事
→【新発売】ルック・カレ ドライフルーツ(不二家)商品分析!
基本データ
まずは基本データから。
商品名 | ルック チョコミントダブル |
製造者 | 株式会社不二家 |
名称 | チョコレート |
内容量 | 12粒 |
原材料 | 砂糖、植物油脂、カカオマス、全粉乳、ココアバター、ミントソース、乳糖、ココア、乳等を主原料とする食品、脱脂粉乳、粉糖、酒精飲料、乳化剤(大豆由来)、香料、トレハロース、加工デンプン、酸味料、着色料(クチナシ、紅花黄)、増粘多糖類 |
原材料中に含まれるアレルギー物質(27品目中) | 乳成分・大豆 |
賞味期限 | |
発売日 | 2017年5月9日(火) |
発売エリア | 全国 |
価格 | 参考小売価格130円(税込) |
商品コンセプト・説明 | 「ルック(チョコミントダブル)は、ミントのつぶつぶラムネ入りミントクリームがすっきりおいしい「ミントアイス」と、薄緑色のミントソースとチョコクリームを合わせたスカッと爽快な「カカオミント」の2種類の味をアソート。冷やすのも凍らせるのもおすすめです。 チョコミント好きにはたまらない爽やかな味わいをお楽しみください。(ニュースリリースより) |
備考 | 新発売 |
不二家の人気チョコレートシリーズ「LOOK」より、人気のミントフレーバーのアソートが新登場!
商品キーワード
新発売、LOOK、チョコミント、W(ダブル)、アソート、ミントアイス、カカオミント、冷やす/凍らせる、ラムネ、ミントソース
やはりここで注目すべきは、「LOOK」「チョコミント」「冷やす/凍らせる」というポイントですね!
LOOKシリーズといえばアソートのチョコレートの代表格。スリムな板チョコと同じサイズのパッケージで、携帯性に優れているのも大きなポイント。
今回のミントフレーバーは、2種アソートで、「ミントアイス」と「カカオミント」の2種(W)のミントアイスクリームをイメージした商品になっています。
それぞれミントソースとミントラムネがアクセントとして使われています。
また、「冷やす/凍らせる」という提案をパッケージに記載することで、食感や味の出方に変化を出しつつ購入後に高温で溶けるリスクを減らしていますね。こうした食べ方の提案によって、夏場にかけてのチョコの消費低迷を避ける工夫がなされています。
もちろんミントフレーバー自体も、爽快感ある風味と冷涼感で、ひんやりしたような食べ心地を感じさせますね。
製品購入データ
こんな場所で実際に購入しましたよー。
購入店舗 | 郊外型スーパー |
購入日 | 2017/05/09 |
購入価格 | ¥ |
備考 | ― |
チョコミント商品が多数発売されたタイミングだったので、陳列棚のエンド(短辺の方)の新商品コーナーに、他のミント製品と一緒にたくさん並べられていました。
製品チェック
パッケージ
それでは、パッケージから見ていきましょう!
鮮やかなミントグリーンを基調としたパッケージ。イメージ写真は2種類のアイスで、こちらも涼しげ。商品名の金の箔押しで高級感を演出しています。
左右2つに分かれたアイスクリームのイラストと大きめのダブルの文字で、アイスをイメージした2種アソートなのが直感的にわかりますね。
チョコレートは初夏以降は気温の上昇によって溶けやすくなるため敬遠されがちですが、その対策として食べ方の提案「冷やしても凍らせてもおいしい!」と書かれています。
また、他メーカーの傾向としても、初夏発売商品のパッケージベースカラーは暖色(赤系)より寒色(青系)の新商品が多くなります。パッケージからも「冷涼感」を演出していますね。
↓パッケージ(裏)
バックカラーは表と同じミントグリーン。左側4分の1くらいを商品内容、残りは表示関連必要事項。
2種のチョコレートの断面イラストで、違いがしっかりとわかるようになっています。「すっきりミントアイス」と「スカッ!とカカオミント」と、一言で味の特長を表しているのがわかりやすくて良いですね。
↓パッケージ(上下)
上はミントグリーンの色に商品名。
下は半分をミントグリーン・右はチョコレートカラー、LOOKの公式ブランドサイトアドレス。
↓パッケージ(側面)
側面はそれぞれブランドロゴと賞味期限。
↓栄養成分表示拡大
↓原材料表示部分拡大
ここで注目すべきは、原材料に「ミントソース」「香料」とある部分ですね!
最も多く含まれる原材料は、「砂糖」。そこから植物油脂、カカオマス、全粉乳とチョコレートの基本的な原料が使われています。
この商品のミントの風味は、「ミントソース」と、おそらく「香料」としてハッカ油が併用されているかと思います。(多くのミント系のお菓子はハッカ油を使用し、原材料の表示上は「香料」としてまとめられて書かれます)。ミントソースは、ソースが使われている「カカオミント」の方のみでの使用ですね。
ミントは比較的少量で風味が出るので、例えばフルーツ系のものよりはしっかりと味や香りを表現できます(そして作ってる時に原料が間違って服にかかると、簡単には取れない…!)
その他、添加物としては乳化剤などの製造しやすくするものと、着色料などの製品の味や見た目を良くするものが使われています。
包装
個包装もチェック。
↓外箱を開けたところ
中も爽やかなミントグリーン。箱の裏側には、チョコミントダブルの商品説明とLOOKの公式ブランドサイトの説明。中に入っている内袋が茶系の色になっているので、外箱との対比でより外箱の色鮮やかさが際立つ。
↓外箱内側印刷と、内袋
箱内部にもミントグリーンを基調としたイラスト。これとチョコレート表面のイラストを見ることで、どちらの味か分かる(たとえ混ざっても!)。
↓個包装(表裏)
外箱とは違い、アルミに茶系印刷で落ち着いた雰囲気。
真ん中から半分に味が分かれているよ!という主張が強めの内袋印刷。アイスをイメージしたイラストの中に、それぞれのフレーバー名が。裏面は半分に分かれていつつもどっと柄でシンプル。
商品実物
実際のお菓子がこちら。
チョコレートは12粒、イラストの通りきれいに分かれて入っている。
この斜線が入っているのはカカオミント。なめらかなミルクチョコレート。
それぞれ層構造で、割ってみるとまったく別の作りになっていることがわかります。
〈外観(見た目・サイズ)〉
〈見た目〉
他の12粒ルックと同様、一口サイズの台形型。一見すると、ミルクチョコレートのみのように見えますね。
チョコレート表面のイラストにはLOOKの文字とラインが縦1列で、イラストパターンは計4種類(各3粒)。向かって右側がカカオミント、左側がアイスミントで、表面のイラストによって味が判別できるようになっています。混ざってしまうとわからなくなりそうですが、こうした工夫があることで間違えずに済みますね。(一番購入者として嬉しいのは、紙トレイ内の真ん中にしきりがあることだとは思いますが…!)
表面の違いはイラストのみですが、中身はそれぞれ特徴が出ています。
ミントアイスは内側全面がミントグリーンの「ミントクリーム」層、カカオミントは、内側が二層になっており下がチョコクリーム・上がミントソース。フレーバーによって見た目の違いがしっかりと出ています。
〈サイズ〉
↓商品実測値(※繰り返し計測なし)
長さ(cm) | 長辺 2.7 | 短辺 2.0 | 高さ 1.0 |
横に広い一般的な板チョコレートとほぼ同様の一口サイズ。
中にクリームやソースが入った層構造のため、他の単一生地板チョコと違ってしっかりとした厚みがあるのが特徴。
〈香り・食感・味〉
〈香り〉
内袋を開けると、ミントが強く香ります。ミントらしい鼻に抜ける清涼感のある香りが特長ですね。それから、甘いチョコレートの香りもふんわり香ります。チョコミント好きにはたまらない香りでしょう。
このスカッとした清涼感は、ミントの最大の魅力ですね!
〈食感〉
外側のチョコ生地はカリッとした食感、中のクリーム部分はなめらかで口どけが良いです。
ミントアイスは、なめらかなクリームの食感の中にもシャリっとしたミントラムネが効いていています。カカオミントは、ミントアイス同様なめらかなクリームと、そしてトロッとした食感のミントソースでこれもまた食感の違いがあります。
2つとも異なる食感や舌ざわりで、食感の遊びが楽しいですね。それぞれに魅力があります。
〈味〉
ミントの爽やかさとチョコレートの甘みがそれぞれ立った、バランスの良い味わいです。
ガムや飴を中心としたミント系商品はミントを強く効かせたものが多いですが、こちらはしっかりとチョコレートの甘みや口どけも主張しています。チョコレートのまろやかさや甘みがあることで、ミントの爽やかで刺激的な味わいがどこかまろやかになり、ミントとチョコレートの異なる味わいをまとめています。
ミントアイスはクリーム全体にミントの風味があり、その中にラムネのシャリシャリ食感があることで、食感でも味わいでもミントが楽しめました。ミントクリームが口の中で溶けることで徐々に口の中にミントの風味が広がるイメージで、だんだんと口全体を清涼感が包みます。これは、確かに「すっきり」とした「チョコレートよりもミントが主張しているミント味」ですね。
一方カカオミントは、外側とクリームにはミントが入っていないのでその分ミントよりもチョコレートが主張しています。しかし、ミントソースの方は逆にチョコ成分が入っていない分ミントが主張。このミントソースが、チョコレートが割れた瞬間に一気に舌に流れ込むことで味を強く感じ、ミントらしい特有のスカッと感を出していますね。
練りこみやソース、ラムネなど食感や素材の違いを活かして、同じ「ミント」でもアソートとして異なる魅力がしっかりと表現されていますね。
また、LOOKシリーズは甘みの強いものが多いですが、こちらはミントフレーバーということもあってか甘さ控えめ。甘すぎるチョコが苦手な人でも食べやすいですね。
普段はあまりミント味のものは好まないのですが、これは楽しめました!
関連商品
「ルックといえばこれ!」な、ブランドを代表する定番商品。中にフレーバーのソースが入っている、アソートブロックチョコ。12粒入りのスリムな包装ながら、一度に4種類の味を楽しめるのも魅力のひとつ。
現在ブランド55周年につき、発売当初のコーヒー味が復刻中なのも注目ポイント!
不二家の人気シリーズ「カントリーマアム」のミント味。ルック チョコミントダブルと同時発売の、初夏らしい爽やかな一品。
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他社、他ブランドの競合商品
チョコ×ミントは、「チョコミン党」なる言葉ができるほど熱狂的なファンを持つ人気フレーバー。特に初夏頃の寒暖差が激しくなり真夏日が出てくるころから、期間限定商品として菓子メーカー各社から登場します。
その魅力は何といっても他にはない爽快な清涼感とキレの良い後味。本ページに紹介したチョコミント以外には、ガムや飴などで通年商品として高い人気を誇ります。
一方で、チョコ×ミントは、甘みが強いチョコレートに清涼感が強いミントを合わせてあるため味のギャップを感じる部分もあり、人によっては好みが大きく異なるのも特徴です。
〈別ジャンル菓子〉アイスクリーム
↓ハーゲンダッツ ミニカップ ショコラミント(ハーゲンダッツジャパン)
ハーゲンダッツの人気アイス「ミニカップ」に、期間限定として「ショコラミント」が登場。こちらはベースのチョコレートが白く、チョコチップが入ったミントアイス。
(独断と偏見による)製品評価
パッケージ評価 | ★★★★☆清涼感あふれるパッケージと、2種のフレーバーがわかりやすいデザイン。 |
製品評価(味・香り・食感・見た目) | ★★★★☆それぞれのチョコの食感とミントの風味◎、異なる魅力ある。 |
総合評価 | ★★★★☆パッケージ、商品ともにミントの魅力感じる。 |
パッケージからも商品そのものからも、ミントアソートとしての魅力が伝わる一品です。
ポケッタブルサイズのアソートチョコ代表格であるLOOKシリーズ。今回のミント味では、クリーム、チョコレートコーティング、ソース、ラムネ…と、食感・味の異なるパーツを組み合わせてミントの味わいを表現していました。
徐々にミントクリームの風味が口に広がりラムネの食感が楽しい「ミントアイス」、チョコの風味が主張しながらもトロッとした食感のミントソースが一気に口中を爽快なミント風味でいっぱいにしてくれる「カカオミント」。食感も味の広がり方も違います。
甘さ控えめで食べやすいのも大きなポイントですね。
アソートシリーズ商品として、1つで方向性の違う2種のミントチョコを楽しめるので、総合で★4つです。
ベースのフレーバーが同じでも、表現の仕方で違った魅力を引き出しているのがポイントですね。食べ比べが楽しい商品です。
まとめ
人気のアソートチョコシリーズ「LOOK」より、初夏らしい爽やかな味わいの「LOOK チョコミントダブル」。
「すっきり」と「スカッ!」と、2つの魅力あるチョコミントが楽しめる一品でしたね。
チョコミント好きはもちろん、普段はあまり食べない人でもこの2種類の味わいの違いをぜひ食べ比べてみてくださいね!
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