どーも!食べ研です。元企画開発部員のティーがお送りします。
本日のお菓子は、【冬期限定】メルティーキッスくちどけラム&レーズン です!!
2022年版(2022年秋~2023年冬)販売の商品情報も追記しています◎
今日も好き勝手に市販商品を分析していきたいと思います。さっそく見ていきましょう。
!NEW!追記
2022.02.01…2022年版(2022-2023)商品情報追加
2019.10.24…2019年版 新発売情報、写真追加(商品キーワード 最下部に追記)
2018.10.24…2018年版 新発売情報(商品キーワード 下部に追記)
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基本データ
まずは基本データから。
商品名 | メルティーキッス くちどけラム&レーズン |
製造者 | 株式会社 明治 |
名称 | チョコレート |
内容量 | 4本 |
原材料 | 砂糖、カカオマス、植物油脂、全粉乳、ラム酒漬けレーズン、ココアバター、洋酒(ラム酒67%)、クリーム、ココアパウダー/ソルビトール、乳化剤、香料、酸化防止剤(V.E、ローズマリー抽出物、チャ抽出物)、(一部に乳成分・大豆を含む) |
原材料中に含まれるアレルギー物質(27品目中) | 乳成分・大豆 |
賞味期限 | |
発売日 | 2017年10月24日(火) ※2022年版は、2022年12月13日(火)発売 |
発売エリア | 全国 |
価格 | 参考小売価格 200円(税別) ※2022年版は、オープンプライス |
商品コンセプト・説明 | ・ ラム酒に漬けたレーズンが入ったガナッシュを、くちどけのよいチョコレートで包み込みました。今年は、洋酒を改良し、鼻にぬけるような芳醇なラムの香り、風味を引き立てる品質にブラッシュアップしました。ラムレーズンと、ガナッシュの組み合わせによる濃くとろける味わいをお楽しみください。(ニュースリリースより) ・洋酒を改良し、ツンとしたアルコール感を抑え、鼻に抜けるようなラムの本来の香り・風味を引き立てる味わいになりました。芳醇なマイヤーズラムを中心にブレンドしたラム酒と、みずみずしいレーズンの組み合わせをご堪能ください。(公式特集ページより) |
備考 | 新発売、冬期限定 |
明治の冬期限定チョコレートシリーズ「メルティーキッス」より、アルコールを効かせた「メルティーキッス くちどけラム&レーズン」が新登場。
↓これが2022年版デザイン。
商品キーワード
新発売、冬期限定、メルティーキッス、ラム&レーズン、くちどけ、芳醇、ラム酒、ガナッシュ、芳醇、ブラッシュアップ、スティック形状、発売25周年
やはりここで注目すべきは、「ラム&レーズン」「ブラッシュアップ」というポイントですね!
明治のチョコレートブランド「メルティーキッス」。毎年秋に発売開始となる、冬期限定の人気シリーズですね。コンビニ、スーパー問わず多くの店舗で販売されていて、販売率も非常に高い期間限定商品です。1992年に初登場し、今年は発売25周年になる、ロングセラーの期間限定商品です。
さて、今回のフレーバーは「メルティーキッス くちどけラム&レーズン」。こちらはシリーズの中心的な商品となるキューブ型のチョコレートと異なり、スティック状の形が特徴。
キューブ型は比較的子どもでも食べやすいですが、ラム&レーズンはしっかりとアルコールを効かせた大人層向けのお味です。
さらに、今年度(2017年版)は使用する洋酒を改良した事で製品の味わいを改良し、よりラム酒の香りや風味を楽しめるようになっています。
実は本サイト上の記事としては書きませんでしたが、昨年度(2016年版)の「メルティーキッス ラム&レーズン」も試食していまして。その時の印象と比べて、どれくらいの変化があるのかも記載したいと思います!
!NEW!追記 2018.10.24
…毎年冬恒例のメルティーキッス期間限定発売、2018年度版は2018年10月23日(火)に解禁となりました!今回はこちらの商品を含め、5種が同時発売ですね。
発売に合わせ、公式サイトと新垣結衣さんがイメージキャラクターのCMも公開。
かなり大々的にPRされているので、テレビはもちろん、実店舗でもコンビニ・スーパー・ドラッグストアなど身近な場所で目にする機会が多数でしょう。
!NEW!追記 2019.10.24 2019年版発売。
↑2019年版。パッケージが若干リニューアル。
↑2019年版。中身は変わらずの様子。
…2019年版のメルティーキッスは定番5フレーバーが解禁予定!
公式ニュースリリースに挙がっているのは下記のような発売スケジュールです。(2019年10月現在)
発売日 | 発売商品名 | |
第一弾 | 2019年10月22日(火) | 洋酒チョコ2品(「くちどけラム&レーズン」「くちどけブランデー&オレンジ」) |
第二弾 | 2019年10月29日(火) | 定番チョコ3品(「プレミアムショコラ」「フルーティー濃いちご」「初摘み濃抹茶」) |
…2018年は一気に5品発売でしたが、今回は2回に分けるみたいです。
2019年度版のラム&レーズンの方が発売中なので購入してみました!パッケージデザインは若干変更になり、チョコ自体は大きな変化はないようです。
やはり食べるとしっかり苦みを感じる、ダークで大人向け感満載のチョコですね…!ビター感強め、アルコール感強めで濃厚です。
製品購入データ
こんな場所で実際に購入しましたよー。
購入店舗 | 郊外型スーパー |
購入日 | 2017/11/04 |
購入価格 | ¥192(税込)、¥178(税別) |
備考 | ― |
スーパーで購入。
人気商品なので大抵のお店には「メルティーキッス」シリーズ自体は売られていますね。しかしこちらよりも、ボックスに入ったキューブ型の3フレーバーの方が導入率高いです。
製品チェック
パッケージ
それでは、パッケージから見ていきましょう!
濃いパープルとゴールドを主体とした、落ち着いた、かつ華やかなパッケージ。
商品名とパッケージを縁取るツタ・果実の色はゴールド。「メルティーキッス」の文字の部分は凹凸のある加工がしてあり、角度を付けるとキレイに反射して目立ちます。
ラム酒の注いであるグラスやレーズンのイラストによって、フレーバーをわかりやすく表現。カット断面のある商品イメージはレーズンがたっぷりと入っているのがわかり、リッチな印象ですね。
「冬期限定」やキャッチフレーズの「芳醇なラム酒、濃くとろける…」の文字が、特別感や濃厚な風味をイメージさせます。
全体的に文字やイラストが所狭しとびっしり入ったパッケージですが、ごちゃごちゃし過ぎず以外と見やすいのは、パッケージ左側(「冬期限定」の文字の下)にわずかに余白を持たせていることゴールドや凹凸の加工があること、彩度の低い色合いで統一してあることによるものですね。
また、シックな色味にすることで大人層向けの商品である演出にもなっています。
パッケージ下には、白の枠内に「洋酒使用(アルコール分3.7%)お子様や運転時などはご遠慮ください。」と目立つように書かれています。洋酒含量が多く、子ども向けではないことがわかりますね。
ちなみに、2016年度版よりも左上のキャッチフレーズ部分などがさらに華やかになっています。
↓パッケージ(裏)
パッケージの蓋部分にとその下にも商品説明。パッケージ下半分は表示関連必要事項。
黄色い星印でアルコール含量が多いことの注意喚起文が、こちらにも入っています。(注意書きを読まずに間違って食べた…という事がよく起こるので、こうやってパッケージの目立つ場所に両面とも書いてあります)
裏面の印刷にも随所にゴールドを用いていて特別感がありますね。
商品の断面イラストと文章で、商品の説明が入っています。洋酒入りガナッシュとラム酒漬けのレーズンが入った、アルコールの風味たっぷりのチョコレートであることがわかります。
↓パッケージ(上下)
ゴールドの背景に、パープルの文字。上がブランド名、下に賞味期限の印字など。
↓パッケージ(側面)
側面もゴールドの背景、両方ともブランド名のみ。
↓栄養成分表示拡大
1箱60g入りで、カロリーは322kcal。4本入りなので、1本あたりだと15gで80.5kcal。大きめスティック形状なので、1本あたりのカロリーは高め。
↓原材料表示部分拡大
ここで注目すべきは、原材料に「ラム酒漬けレーズン」「洋酒(ラム酒67%)」「クリーム」とある部分ですね!
最も多く含まれる原料は「砂糖」で、次に「カカオマス」が続き、カカオマス含量が比較的多めのややビターな味わいだろう事が予想できます。
油脂類は「植物油脂」の方が「ココアバター」より多めですね。コストカット+油脂感のある滑らかな口どけに。
今回のフレーバーの要である「ラム&レーズン」に関わるのは、「ラム酒漬けレーズン」「洋酒(ラム酒67%)」とある部分ですね。
ラム酒はチョコレートと好相性の、サトウキビを原料とした蒸留酒。お菓子の風味漬けにもよく使われるのは風味の強い「ダークラム」で、こちらのパッケージイラストのグラスに入っているのもダークラムですね(色が濃く茶色っぽい色味)。おそらくメインにダークラムが使われているかと思います。
そしてニュースリリースによると、〈今年は洋酒を改良し〉と書かれており、昨年度までの製品とは洋酒配合の見直しが行われて別の配合になっている事がわかります。「マイヤーズラムを中心にブレンドしたラム酒を使用」とのこと。
昨年度の本商品も試食していたのでパッケージの記録を確認したのですが、「アルコール分3.7%」「洋酒(ラム酒67%)」は昨年度も今年度も同じ。なので、全体的なアルコール含量やアルコールに占めるラム酒の割合は変わらないが、ラム酒の酒類の見直しなど細かな配合調整が行われたことが予想されます。
(そういえば、ロッテの人気ラムレーズンチョコ「ラミー」もアルコール分3.7%で同じアルコール含量なんですよね…)
また、本商品はガナッシュ入りのチョコなので、もちろん「クリーム」が入っています。これがある事でとろけるような舌触りとミルク系の濃厚なコクを生み出します。
添加物は、「ソルビトール」以下の4種。扱いや保存性をアップする目的のものの他、香料による香りづけがされていますね。
包装
個包装もチェック。
↓外箱を開けたところ
パッケージ内側は印刷なしでシンプル。
スティック状の個包装4本入り。
↓個包装(表裏)
メタリックパープルと商品名が全体に印字された個包装。パッケージデザイン同様、紫色が華やかで印象的。
商品実物
実際のお菓子がこちら。
中からは、スティック状のチョコレートが。
特徴的な凹凸のあるラインが入っている。
中に入っているレーズンが浮き出て見える。
カット断面には、ごろっと入ったレーズン。
〈外観(見た目・サイズ)〉
〈見た目〉
角のある直線的なスティック型で、スタイリッシュな印象。表面には3本のラインが1つの点で交わるようにして引いたように交差しています。少しそれぞれに角度がついていて、反射したように見えますね。
交点に対するラインの入り方はランダムで、アシンメトリーなデザイン。きっちり真ん中に合わせてあるよりも、デザイン性が高くなっていますね。
そして半分にカットすると、中からはたっぷりのラムレーズンが。カット断面の写真を見てもらうとわかりやすいですね。その周りにはガナッシュが入っています。
〈サイズ〉
↓商品実測値(※繰り返し計測なし)
長さ(cm) | 長辺 6.0 | 短辺 2.3 | 高さ 1.2 |
やや大きめのスティック形状で、2口分くらいの大きさです。
チョコレートなのでポロポロと崩れる感じはなく、スティックになっていることもあって、手で持ちやすいところが良いですね。
〈香り・食感・味〉
〈香り〉
個包装の封を開けると、フワッと上品にラム酒の香りが広がります。きついカドのあるような感じではなく、フルーティー。チョコレートの甘い香りもあります。
大人にぴったりの、アルコールチョコらしい華やかさですね。
〈食感〉
外側のコーティングチョコに少し歯ごたえあり、中のガナッシュはゆっくり歯が入っていく感じのソフトな歯ごたえ。
たっぷりのレーズンはラム酒漬けなので固すぎる感じはなくしっとりした舌触りで、チョコにはない噛み応えがしっかりと。違い特に最後にシャキシャキとした歯ごたえを感じ、食感のアクセントになっています。
なめらかなチョコとレーズンの食感の対比が良いですね。
〈味〉
ほろ苦いチョコレートとラム酒の爽やかな苦み、レーズンのフルーティーさがそれぞれしっかりと出ています。
一口噛むと、甘さ控えめのガナッシュの味わいが口にゆっくりと広がります。ラム酒による独特の苦みと鼻に抜ける香りもあり、濃厚な味わいですね。ラムレーズンの風味もよく、フルーツとアルコールの合わさったまろやかな苦味と甘みが、チョコレートの甘さとはニュアンスの違いがあります。味わいに変化があって、食べ飽きません。
そして、これが最も感じたポイントですが、「2016年版よりもアルコールのカドがなくフルーティーで食べやすい」味に改良されている事です。
2016年版の「くちどけラム&レーズン」はカドがあるきついアルコール風味のチョコで苦みが全面に出ており1本食べるのもきついくらいだったのですが、2017年版はかなり食べやすくなっています。(私がアルコールの苦みが強いものは苦手なのももちろんあるでしょうが)
ニュースリリースにあるように<ラム酒の見直し>によって、2016年版にあった薬くさい感じのツンとくる匂いや変に苦い感じがなくなっており、配合改良の効果を感じます。
ラム酒がレーズンやチョコレートの味わいに浮くことなくまろやかになじんでいて、しかししっかりと爽やかな香り・ほろ苦さがあり、上品な風味があります。
噛んでいるとラムの爽やかな香りが鼻を抜けて香り、さらに後味や食べ終わった後の余韻としてもフルーティーな香りが爽やかに後を引きます。
2016年版と同じフレーバーでありながら、リニューアルの効果によって上品でバランスの良いアルコールチョコに進化していますね。味わいもよりリッチに、特別感のある仕上がりになっています。アルコールの風味が丸くなったことで全体の味のバランスも整い、万人受けするタイプのアルコールチョコになりましたね。
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明治の冬の定番チョコレートシリーズ「メルティーキッス」。口どけの良いガナッシュに上掛けのココアをたっぷりとまぶした、キューブ型のひとくちチョコレート。冬期限定のロングセラーシリーズで、キューブタイプの他スティック型のものやタブレットタイプのものも展開。「ご褒美感」「贅沢感」のあるブランドとなっている。
他社、他ブランドの競合商品
冬期限定のチョコレートの商品は、ガナッシュによって口どけの良さを出したリッチなものが多いですね。
夏場なら溶けてしまうような繊細なチョコレートも、冬の気温の低さを活かして流通できます。多くのチョコレートメーカーが冬期限定の商品を発売し、冬の定番となっている人気シリーズも多数あります。解禁日を待っているファンの方も少なくありませんね。
また、今回のフレーバーである「ラムレーズン」は、チョコレートの他、洋菓子と非常に相性の良い素材のひとつ。アルコールの風味とレーズンの食感が、甘いお菓子のアクセントとして効く上に風味も強いので、メーカーサイドからも消費者からも人気の出やすいフレーバーです。
〈同ジャンル菓子〉チョコレート
ロッテの冬期限定定番アルコールチョコ。こちらの方が歴史があるが、「メルティーキッス くちどけラム&レーズン」と非常に似たラムレーズンチョコで、大きめの板チョコのように割って食べられるデザイン。高い人気のロングセラー商品だけあって、味わいも洗練されている。
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〈別ジャンル菓子〉クッキー
東ハトのロングセラーシリーズ「オールレーズン」。生地にレーズンを練り込み焼き上げたクッキーで、「オールアップル」などの派生品も多数発売する人気商品。
(独断と偏見による)製品評価
パッケージ評価 | ★★★★★☆☆ゴールドや深いパープルの色合いとイメージイラストが特別感のあり◎ |
製品評価(味・香り・食感・見た目) | ★★★★★★☆たっぷりのラムレーズンと、商品改良の効果◎ |
総合評価 | ★★★★★★☆商品改良によって、よりフルーティーで食べやすい味になっている。 |
リニューアルの効果を感じる、よりレベルアップしたラムレーズン入り生チョコレートな一品です。
昨年度(2016年度)の同商品も試食したのですが、その際に感じたのは「苦味・辛味のカドがあるアルコール感」が強く出た、キツイ味のラムレーズンチョコ、という印象でした。それはチョコレートの甘さよりもアルコールの苦味が優って最後まで食べづらく(辛いのが苦手なのもありますが…)、チョコとラム酒の味わいに一体感がなくバラバラな印象でした。
しかし今年(2017年度版)は公式サイトやニュースリリースにもあるように、商品改良の効果を大いに感じられる味わいに変化していますね!
アルコールのカドが強く尖った味だった元のガナッシュは、改良によってラム酒の辛味を抑えまろやかでフルーティーな味わいに調整され、チョコレート自体の甘みやレーズンと一体感のあるものに。それによってチョコレートの自体の味わいや香り、口どけにより注目して食べられるようになっています(前は酒の風味にばかり気が行ってしまった…)。
酒のきつさを抑え全体の味のバランスを整えることで、チョコレート、レーズン、ラム酒それぞれの味わいが喧嘩することなくまとまって、食べやすい味になっていますね。アルコール含量が多めではありますが、普段アルコールチョコを食べない人にも勧めやすい、きつすぎないフルーティーなラムレーズンチョコに仕上がっています。
昨年度よりも進化した、フレーバーの良さを感じる商品改良なので、総合で★6つです。
よく公式サイトやパッケージに「〇〇を改良!/〇〇風味アップ!」と書いてあるのにそんなに変わらないな…、いや前の方がおいしかった…なんて感じることも少なくないのですが、こちらは非常に改良の効果を感じられる一品でしたよ! 昨年試した方にも、ぜひ食べてみてほしいですね。
まとめ
明治の冬期限定「メルティーキッス くちどけラム&レーズン」。
商品改良によってアルコールのツンとしたきつさがなくなり、より食べやすくガナッシュとラムレーズンの味わいを楽しめるようになりましたね。
特に2016年版を食べた人には、味の違いを実感しながら食べてみてほしいですね! 期間限定なので、ぜひ早めにお試しを!
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