どーも!食べ研です。元企画開発部員のティーがお送りします。
本日のお菓子は、【新発売】カフェオレもちぷにゃ です!!
今日も好き勝手に市販商品を分析していきたいと思います。さっそく見ていきましょう。
※関連記事
→「レアチーズもちぷにゃ(レモン風味)(セブンイレブン)商品分析!」
基本データ
まずは基本データから。
商品名 | カフェオレもちぷにゃ |
製造者 | 株式会社デリカウェーブ |
名称 | 洋生菓子 |
内容量 | 1個 |
原材料 | ミックス粉(砂糖、小麦粉、その他)、乳等を主要原料とする食品、クリーム(乳製品)、砂糖、卵、ショートニング、牛乳、コーヒー、粉糖、ゼラチン、コーヒー濃縮エキス、加工でん粉、乳化剤、グリシン、膨張剤、増粘剤(キサンタンガム)、香料、カラメル色素、酸味料、V.C、(原材料の一部に大豆を含む) |
賞味期限 | ―(実際の購入より、3日程度思われる) |
発売日 | ー |
発売エリア | 全国(コンビニ→セブンイレブン限定) |
価格 | ¥102(税込\110) |
商品コンセプト・説明 | ― |
備考 | 新発売、セブンイレブン独自商品 |
公式サイトやニュースリリースを探してみましたが、一切公式な情報が見つかりませんでしたね。
出てくるのは簡単な食レポのみの個人ブログばかりです。公式情報が見つからない…もっというとカフェオレもちぷにゃ情報自体がほとんどない。
商品キーワード
新発売、もちぷにゃ、カフェオレ
やはりここで注目すべきは、「新発売」「もちぷにゃ」というポイントですね!
コンビニスイーツの新商品は、コンビニを利用している人であれば誰しも気になるはず。だって、新発売としっかりわかりやすく掲示してあることが多いですもんね。コンビニ独自の商品にコンビニ限定、期間限定商品の先行発売と、コンビニは新商品の宝庫です!
ちなみにこの「もちぷにゃ」、スリーエフの人気商品「もちぽにょ」のおっかけ開発商品です。
製品購入データ
こんな場所で実際に購入しましたよー。
購入店舗 | コンビニ(セブンイレブン) |
購入日 | 2016/09/19 |
購入価格 | ¥110(税込み) |
備考 |
セブンアンドアイ ブランドの商品なので、当然セブンイレブンでの購入です。
製品チェック
パッケージ
それでは、パッケージから見ていきましょう!
↓パッケージ表
セブンアンドアイブランドのマーク、統一書体でデザインされたシンプルなパッケージです。商品名&フレーバー名、新発売シール、価格、と最低限の情報のみですね。新発売シールがわかりやすく目立って良いですね。新発売と聞けば食いつく層は一定以上いるので、その層の人たちはこのシールがあれば瞬時に気づくことでしょう!笑 商品説明は表には一切なしの潔さ。しかし、「シュークリーム」や「ロールケーキ」と違い「もちぷにゃ」には商品名だけでの知名度はもちろんありませんが、このネーミングは好奇心をそそられます。注意書きとして、クリームが柔らかいため食べる時に注意、との内容が記載されています。
包装素材は半透明でサラサラした手触りのビニールが使われ、英文の印字があります。シンプルですが、ただの透明ビニールパッケージと雰囲気が違いますしこだわり感、高級感が出ますよね。あと実は商品の見た目がいまいちな時も使えます。笑 他の同じデザインの商品(ロールケーキやシュークリーム)は透明ビニール+印字なので、これは特別なのかもしれませんね。
そして、中の商品を目立たせる茶色の帯が袋内側に印刷され、商品を引き立たせています。このラインがあるとないとでは、デザイン的に大違いですよ! しまって見えます。
↓パッケージ裏
なかなか派手に曲がった裏面です…笑 手貼りだと大変ですけど、1個1個手作業ですね。まぁこの裏面表示は表シールと違って多少の曲がりは良しとされますからね。そして、よく見ると斜め貼りなシールの下に商品説明がありましたね。ちゃんと見えてたら良かったんですけど、とりあえずもちもち生地な事しかわかりませんでした。笑 袋が小さくシール位置も決まってるので、これほぼ見えないのがデフォルトですね。
↓原材料表示部分拡大
ここで注目すべきは、原材料に「ミックス粉」「乳等を主要原料とする食品」「ショートニング」「コーヒー濃縮エキス」とある部分ですね!
「もちぷにゃ」シリーズの生地には独自の配合によるミックス粉が使われているようですね。原材料で「ミックス粉」とあるという事はどこかから直接仕入れているのかな。「乳等を主要原料とする食品」とある部分…聞きなれないんですごい不信感を感じる方もいるはず。これはこの商品の多くを占める「ホイップ部分」の原材料のことですね。生クリームでなく乳化剤等の添加物を含んだホイップを使っているので、こういう表現になっています。しかし、本当この表示はホイップを使った洋生菓子でよく見ますよね。(シュークリームなど)
ショートニングはバターやラードの代用品で日本の食品業界ではよく使われますね。
肝心のコーヒー味はどうなっているのか?という部分ですが、コーヒー自体とコーヒー濃縮エキスを併用しているようですね。添加量はコーヒー自体の方が多いですが、コーヒーだけでなく併用しているからにはこの濃縮エキスの効果が商品としてコーヒー風味を出すのに必要だった、という事でしょうね。よくこういうシュークリームやヨーグルトにゼラチンが原材料として含まれてて「なぜ?」と思う方もいるかもしれませんが、普通だったらこれだけの固さを保てないようなクリームやヨーグルトでも、ゼラチンがあればゆるめのクリームをしっかり固めてしまえます。さらに、時間が経ってダレてしまうのを防ぐ効果があります。
トレイ
なし
個包装
なし
商品実物
実際のお菓子がこちら。
↓断面(ナイフでカット)
クリームがこぼれやすいとの事ですか、今回はナイフでカットしてクリームの流れ具合はこの程度でした。流れやすいとの事ではありますが、半分にカットして食べる分には問題なしですね。むしろかじりついた方がこぼれの危険があるかもしれません。
(ちなみにもちもちした生地のカットは、ナイフを押し付けるように下までグッと刃を通すとギコギコ動かすよりずっと綺麗に切れますよ)
〈外観(見た目・サイズ)〉
茶色に色付けされた、シュークリームにも似た形が特徴的です。外側にはでん粉+粉糖(たぶん)がまぶされているので、部分的にやや白いですね。一見すると大福にも近いような見た目です。粉は見た目というよりくっつき防止かな。
カット断面からわかる通りもちぷにゃの独特な生地は意外に薄く、製品の残りほとんどはクリームが占めていますね。今回購入したものは当たりが悪かったのか、「す」が入ってしまっていますが、(今まで食べた経験とネット上にある画像から)
大きさは同社のとろりんシューより少し小さいくらいでしょうか。どちらも生地にあふれんばかりのクリームが入っていますよね。スカスカのシュークリームも少なくない物ですが、このたっぷりのクリームも人気のポイントですね。
〈味・香り・食感〉
まず香りですが、ほんのりとコーヒーの香りがあり、香り自体はそう強くありません。原材料にはしっかりと「香料」 明記されていますが、主張はそんなに強くないです。コーヒーには元々香りがありますから、もしかしたらそんなに添加量は多くないかもしれませんね。クリームの使われるようなスイーツ類は冷やしてあることもあり、香りが控えめなものが多いです。
そして肝心の食感。この商品の一番のウリであり、商品名の由来でもあります。
それにしても「もちぷにゃ」(もともとはスリーエフのもちぽにょですが)という擬音で表現した商品名も面白いですし、関心を集めるネーミングですよね。名前から生地の食感の期待感が持てますし、かわいらしい音の響きが女性に「かわいい」と評判です。やはりおっかけ元となった「もちぽにょ」は女性が考えたネーミングでしょうかね!
この買ってきた商品はちょうど「す」が入っていましたが、このようなパターンはそう多くないでしょう。「す」が空いてることによって食感やクリームとのバランスは普通に食べる分には気になりませんね。
噛んでみると、外側生地は「もちもち感」がしっかり出ていて商品名である「ぷにゃ」=「ぷにぷに食感」も同時にあります。もちっとした噛み切れないような弾力がありながら、少し力を入れるとぷにぷにとした生地が簡単に噛み切れます。本物のもち系の生地ではそうはいきませんよね(びよーん、てなる)。そしてもちもちだけど伸びはしません。
似た構成であるシュークリームとは、生地のもちっと弾力のある感じとしっとり感から生地は完全に別物ですね。日本人好みの「もちもち食感」商品で、「もちぷにゃ」シリーズが評判になるのも頷けます。
味は、生地自体はほんのりとした甘みがあります。クリームが商品の大部分を占めてますから、もちぷにゃ生地は食感のアクセント、味のメインはクリーム、いう印象ですね。そしてクリームの味、これがコーヒーの風味がしっかり出ておりカフェオレ好きやカフェオレフレーバーのお菓子を好む人からも評価が高いのではないかと思います。コーヒーの味わいとミルクのバランス、甘味のバランスが良く、万人受けしそうな感じですね。コーヒーの味は割としっかりと出ているので、カフェオレというよりコーヒー牛乳みたいにミルクが強くて甘いのがいい!という人にはコーヒーが濃いと感じるかも?
私はカフェオレを普段から好んで飲みますが、コーヒーの味わいや香りには満足できましたよ。
関連商品
↓もちぷにゃ(セブンイレブン)
「もちぷにゃ」シリーズの最もベーシックなお味。元は岡山限定販売で、その後好評を受けて全国展開に。
他社、他ブランドの競合商品
このシュー皮の食感を日本人好みにアレンジした「ぷにもちシュークリーム」は大ヒットしております。同業各社からまったく同じコンセプトの商品が多数発売されています。むしろないコンビニあるのか?くらいの勢いです。
〈同ジャンル菓子〉洋生菓子
この「ぷにもちシュークリーム」の元祖というべき商品がこちらのもちぽにょ。つまりセブンイレブンほか各社はパクリ商品を作っているわけですね。食品カテゴリーで人気の出た独自商品の定めですね。
業界大手のヤマザキでも同様の商品が。宣材写真ではありますがクリームのたっぷりさが良いですね。
その他にも…
- もちぷよ(ローソン)
- もちたま(ミニストップ)
- ぷにもっちぃ(セーブオン)
と主要のコンビニ各社でも同様の商品が発売されています。それだけこの「ぷにもちシュークリーム」が消費者からの需要が高かったという事でしょう。2個入りだったり限定フレーバーを投入したりと、各社で違った味わいを楽しめますね。そして各社商品名までしっかりかぶせてきておそろいですね!笑 いっそ潔いほどのあからさまなパクリ合戦!
(独断と偏見による)製品評価
パッケージ評価 | ★★★☆☆もちぷにゃシリーズの統一感あり |
製品評価(味・香り・食感・見た目) | ★★★★☆コーヒークリームの風味◎ |
総合評価 | ★★★★☆もちぷにゃバリエーションとして良品 |
「もちぷにゃ」シリーズのベースを活かしたコーヒーフレーバーのクリームがクオリティの高い一品です。
パッケージは簡素で「商品名」「フレーバー」「新発売シール」くらいしか情報がありませんが、もちぷにゃファンにはこれでも十分アピールできますね。
コーヒーの風味がしっかりあり、生地のもちっと感とクリームのやわらかさ、味わいが1つぺろりと食べさせてしまいます。しかし、カロリーもそれなりにあり、クリームの量も多めなので小さ目でありながら食後の満足感も得られるという事で、総合で★4つです。
原材料が添加物多めなのは、やはりスーパーやコンビニスイーツの宿命ですね。出来立てをそのまま流通できて日持ちさせられれば減らせる添加物もあるのですけどね。
まとめ
大人気の「もちぷにゃ」シリーズのバリエーションである本商品「カフェオレもちぷにゃ」、ベースのもちっとした生地もカフェオレクリームもクオリティが高かったです。もちぷにゃシリーズファンはもちろんのこと、コーヒー好きな方にもおすすめの一品です。