どーも!食べ研です。元企画開発部員のティーがお送りします。
本日のお菓子は、【新発売】ポッキーミディ ストロベリーフロマージュ です!!
コラボパッケージのかわいらしさに癒されますね! 女子必見!
今日も好き勝手に市販商品を分析していきたいと思います。さっそく見ていきましょう。
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基本データ
まずは基本データから。
商品名 | ポッキーミディ ストロベリーフロマージュ |
販売者 | 江崎グリコ株式会社(製造者:関西グリコ株式会社) |
名称 | チョコレート |
内容量 | 12本(4本×3袋) |
原材料 | 小麦粉、砂糖、乳糖、ココアバター、植物油脂、全粉乳、クリームチーズパウダー、ショートニング、濃縮ホエイ、ストロベリーパウダー、ホエイパウダー、クリームパウダー、イースト、果糖ぶどう糖液糖、モルトエキス、食塩、デキストリン/乳化剤、香料、調味料(無機塩)、膨張剤、(一部に乳成分・小麦・大豆を含む)) |
原材料中に含まれるアレルギー物質(27品目中) | 乳成分・小麦・大豆 |
賞味期限 | |
発売日 | 2016年12月27日 |
発売エリア | 全国 |
価格 | OP |
商品コンセプト・説明 | ・1本あたりのチョコレート比率が70%のミディアムサイズポッキー「ポッキーミディ」において、まろやかなフロマージュとストロベリーの甘酸っぱい味わいが楽しめる『ポッキーミディ<ストロベリーフロマージュ>』 ・ 本製品のパッケージは、LINEクリエイターズスタンプでも大人気の「カナヘイの小動物」とコラボしました。『ポッキーミディ<ストロベリーフロマージュ>』と『同<ショコラ>』2品を横に並べると「カナヘイの小動物」のキャラクターである“ピスケ”と“うさぎ”がペアになる絵柄に。パッケージは“アタマをスリスリなかよしパッケージ”と“一緒だと、二匹は無敵!きらり~んパッケージ”の各2種類。いずれもふんわり癒される可愛さです。(ニュースリリースより) |
備考 | 新発売、コラボキャンペーンあり |
グリコを代表するチョコレート菓子「ポッキー」の派生シリーズ「ポッキーミディ」より、いちごフレーバーの新製品です。
商品キーワード
新発売、ポッキーミディ、ストロベリーフロマージュ、コラボ、カナヘイ
やはりここで注目すべきは、「ストロベリーフロマージュ」「コラボ」「カナヘイ」というポイントですね!
「 ポッキーミディ」は、グリコで不動の人気を誇るチョコレート菓子「ポッキーチョコレート」の派生シリーズ。ぽってりとしたビジュアルのやや短めのプレッツェルに、ホイップチョコが贅沢にコーティングされた、ワンランク上のポッキーです。女性が2、3口で食べられるサイズ。
そして、今回のフレーバー名の「ストロベリーフロマージュ」。「フロマージュ」はフランス語でチーズの事です。一般的にもわかりやすくフレーバー名を言い換えると「いちごのレアチーズ味」ですね。特にチーズをフロマージュと呼ぶフレーバー名が近年は多くなりました。甘いチーズ系のお菓子にはかなりの頻度での採用ですね。
チーズもいちごフレーバーも定番ですが、「ストロベリーフロマージュ」というフレーバー名にする事で目新しいイメージ、こだわり感、高級感を感じられますよね。おしゃれやトレンドに敏感な若年層女性の関心をひくには、フレーバー名のネーミングにも手を抜けませんからね。
さて、今回の商品で重要なポイント(目玉)は、人気イラストレーター「カナヘイ」とコラボした、パッケージ&キャンペーン。
「カナヘイ」とは、ゆるかわなイラストが特長の女性に人気のイラストレーター。1985年生まれの女性で、ちょうどこの方と同時期に生まれた方は、高校時代に2つ折りのガラケーにカナヘイのイラスト・丸文字がかわいらしい待ち受けを使ったりしていたはず。私もドンピシャこの世代なのですが、チェーンメールで画像ゲットなんかも懐かしい…。
LINEが人気となっている現代では、LINEのクリエーターズスタンプの作者としても大人気ですね。ユーザーの他多くの企業も注目していて、企業公式LINEのコラボ限定スタンプにもよく採用されています。
↓コラボパッケージ ※ニュースリリースより
このコラボパッケージは、LINEスタンプでも大人気の「カナヘイ」のキャラクター「ピスケ&うさぎ」がデザインされています。
2品連動パッケージになっていて、それぞれピスケとうさぎがマフラーを付けて、「ゆるっとした表情」「シャキーン!とした表情」の2つのデザイン違いバージョンがあります。
さらにパッケージ内側のシリアルコードを使って、限定ムービーと待受をゲットできるキャンペーンも開催されています。
このコラボの公式キャンペーンHPも開設。
→「ゆるっとハッピーキャンペーン!」公式ページにアクセス。
↓ちなみに、スマホでアクセスするとこんな感じ。
「カナヘイ」のイラストの世界観同様、ゆるかわでポップなデザインのページになっています。
限定ムービーはポッキーミディ2商品を使って2台のスマホで楽しんだりできるなど、カナヘイファンにも嬉しい仕様。
製品購入データ
こんな場所で実際に購入しましたよー。
購入店舗 | コンビニ(セブンイレブン) |
購入日 | 2017/01/02 |
購入価格 | ¥ |
備考 | ― |
毎回のようにコンビニはセブンイレブン派な当方…。
ちなみに、実際私が居住する新潟地区では、コンビニ勢力は圧倒的にセブンイレブンに軍配が上がっているようですよ。
製品チェック
パッケージ
それでは、パッケージから見ていきましょう!
商品のイメージイラストは、通常ポッキーのシュッとした細長い感じではなく「ぽってり」とした形で、箱のサイズ感もそれを思わせるような印象がありますね(もちろん、商品サイズに合わせて適切なパッケージサイズがこうなった、ということでしょうが)。少しだけ縦長ですが、ほぼ正方形。
そういえば、以前は「ぽってり」が商品のイメージワードに使われていましたが、その後デザイン変更で「やわふわ」とホイップのイメージイラストに変わっています。
全体の雰囲気としては、パステルピンクを基調としたふんわりやさしいカラー使い。コラボイラストの色合い、イメージイラストもふんわりしたカラー。
①「ゆるかわ」コラボキャラ、ピスケ&うさぎ。
②「やわふわ」の大きめの商品イメージワード。(※「やわふわ」は商品名ではない)
③「ふんわり」したデザインのホイップクリームのイラスト。(商品名の背景)
…と、「ふんわりイメージ」に徹底的にこだわって統一感を持ったデザインに。
また、こちらのパッケージはキャラクターの表情で「ゆるっと」と「シャキーン」バージョンの2種類があるのですが、こちらは見ての通り「シャキーン」バージョンです。可愛らしくも凛々しい表情のピスケがメインイラスト。
キャラクターが「冬アイテム=マフラー」を着けているので、「冬季限定」などの文字などなくとも、しっかりと冬らしさを表現しています。
ポッキーミディは「コラボなしバージョンのパッケージ」ももちろんあるのですが(ショコラ味など)、コラボありの方が断然デザインとしてターゲットである女性にアピールできていると思います。
このように商品パッケージにイメージキャラを採用しているお菓子ブランドは多くありますが(例えば、ロッテならコアラのマーチなど。)、やはり「ブランドの顔」となるようなキャラクターがいると商品として強いですよね。定番お菓子にも、多くの看板キャラがいるのは皆さんご存知のはず。
この「ゆるかわキャラ」と「やわふわポッキーミディ」の組み合わせ、これ以上ないほど合ってますね!
↓パッケージ(裏)
パッケージ裏面にも、ピスケ&うさぎのイラストとコラボの詳細情報を、ほぼ裏面の半分近くを占めるサイズで記載。残りスペースは原材料など必要事項。
裏面では商品自体の内容に一切触れず、フリースペースにはキャンペーン告知のみ。コラボが目玉です!というのが伝わってきますね。フリースペースは限られているので内容は吟味しなければならないのですが、商品自体の説明はなくともこのシリーズファンはどんな商品かしっかりとわかるでしょうしね。
告知スペースでは、2つのスペシャルコンテンツをわかりやすく記載しています。
↓パッケージ(上下)
上部はイラスト&キャンペーン告知、下部はオーソドックスな商品名+賞味期限の印字。
パッケージ表と同様、上部にはピスケ&うさぎがマフラーを着けて仲良く寝転がっている、かわいらしいイラスト。雪の結晶のイラストも入っていて、冬のイメージですね。
パッケージ裏面同様キャンペーン告知がこれだけ大きく書いてあるのは、それだけアピールポイントとしていることが伺えますね。
↓パッケージ(側面)
パッケージ側面は、片方に大きなポッキーミディの商品イメージイラスト。もう片方の側面には、箱の開閉の仕方とバーコード。
↓栄養成分表示拡大
このシリーズ、ホイップチョコが軽い口当たりでついパクパク食べてしまうのですが…やっぱりそれなりにカロリーありますね。笑
軽ーい口どけと一緒にカロリーも軽くならんか…。
↓原材料表示部分拡大
ここで注目すべきは、原材料に「クリームチーズパウダー」「ストロベリーパウダー」とある部分ですね!
この商品はチョコ掛けプレッツェルなので、原材料第1位は小麦粉。そこに糖類や油脂類が続きます。この商品のフレーバーを決める「フロマージュ=チーズ」部分は、クリームチーズパウダーが担ってますね。クリームチーズはチーズケーキでおなじみの爽やかな風味が特長のチーズです。
乳成分としては、全粉乳・濃縮ホエイ・ホエイパウダー・クリームパウダーと4種使われており、使用している種類が多いです。味とコストカットのバランスでこうなっているかと。(ホームメイドの物だったらもっとシンプルな材料になりますね)
いちごの風味は、ストロベリーパウダーで表現。着色料はナシなので、色味はそのままストロベリーパウダー由来のもの。
添加物は製造面で乳化剤・膨張剤、味・香りの面で香料・調味料(無機塩)が使われています。
原材料の種類は、理想(商品の味などの品質)と現実(原料の入手難度・価格・設備など)を天秤にかけて決まります。それから、会社や商品シリーズごとによく使う原料・製法も違うので、似たように見える商品でもまったく原材料が違う場合も少なくないんですよ。
包装
個包装もチェック。
↓個包装(表裏)
中身の見える透明パッケージタイプ。ぽってりとしたフォルムのポッキーミディがのぞいていて、期待感アップ。
濃いめのピンクがほぼ前面を覆っていて、かわいらしいデザイン。ホイップクリームを模したイラストの中に、商品名の記載。
商品実物
実際のお菓子がこちら。
ほんのりピンクのチョコレートがかわいい!
ぽってりフォルム、イメージイラスト通りたっぷりのチョコレートが付いています。
またブレてますが…(泣)
中のプレッツェルと外側を覆うたっぷりチョコ。
〈外観(見た目・サイズ)〉
〈見た目〉ぽってりフォルムに淡いピンク色のチョコレートがかわいらしいですね。とろこどころにピンクのつぶつぶ(ストロベリーパウダー)があり、見た目に変化があるところも良いです。チョコレートの層は、手に持つ部分に近いほど比較的細く、先に行くほど太くなっています。
割ってみると、さっくりとしたクッキーのような見た目のプレッツェルに、たっぷりのチョコレートコーティング。
〈サイズ〉「ポッキーミディ」=ミディアムサイズポッキー、というネーミングだけあって通常ポッキーよりも短めプレッツェル。コンセプトにある通り、2、3口で食べられるサイズですね。太さも、チョコレート層・プレッツェル層それぞれ、通常ポッキーよりも太くなっています。
長さは短くなっていますが、それ以上に太さがあるので1本あたりの食べ応えも違います。
〈香り・食感・味〉
〈香り〉強すぎない、いちごの香りがしっかりと。それから、ホワイトチョコ系の商品なので、ホワイトチョコ独特の香りもあります。
香料は使われていますが、いちごの香りがある事で食べる前の期待感も上がりますね。
〈食感〉通常ポッキーのプレッツェルが「カリッと食感」だとしたら、「ポッキーミディ」のプレッツェルは「サクホロ食感」。プレッツェル部分の太さは断然「ポッキーミディ」の方が太いですが、ソフト食感で歯ごたえは控えめ。サクッと折れた後に、ほろりと砕けるイメージですね。
チョコレート部分はなめらかでふわっとした舌触りで、ゆっくりと口の中で溶けます。ホイップチョコレートと言うだけあって固くなくソフト。
どちらもやわらかめなので、太さはあるのに通常ポッキーよりもソフトな事もあり、口の中でボリボリ噛む感じは全くありません。「やわふわ」の言葉通りの食感ですね。
〈味〉濃厚!というよりは、食感や香りと同様、ふんわりとしたいちごとチーズの風味があります。
ふんわりとしたホイップチョコ、さくほろ食感のプレッツェルの口どけがよく、味の広がり方もふんわりとしているので、チーズがしつこい感じもありません。
ついつい1袋ペロリと食べてしまうような、サイズ以上にライトな食べ応えですね。1箱もあっと言う間ですが、もっと食べたい気持ちになります。
食べ過ぎ注意な味のバランスですね(褒め言葉)。いちごやチーズ系フレーバーが好きな方はきっと気にいる商品かと思います。
関連商品
「やわふわホイップチョコレート」をキーワードに、口どけの良いチョコレートを採用した通常ポッキーよりワンランク上の商品。
1966年発売、グリコを代表するチョコレート菓子「ポッキー」の最もスタンダードな商品。カリッとしたプレッツェルにチョコレートコーティングを施した、人気商品。多数の派生シリーズを持つ。
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他社、他ブランドの競合商品
「プレッツェル×チョコレートの組み合わせ」は、日本ではポッキーシリーズが最もメジャーですね。他にも、各社・各国でパッケージやネーミング含めそっくりな商品が展開しています。(中でも韓国がパクったと言われる「ペペロ」の話は有名ですね)日本でも「PB商品」としてそっくり品を発売している販売店も。
このぽってりとした「ポッキーミディ」に似た商品もありますね。
また、限定フレーバーの「ストロベリーフロマージュ」は最近人気のネーミングであり、各社で限定フレーバーとして投入されています。いちごもチーズ(レアチーズ系)も人気で見た目も華やかなので、開発サイドで人気が出るのもうなずけますね。味も見た目も女子受け抜群です。
〈同ジャンル菓子〉
発酵バター入りのスティックビスケットにたっぷりのホイップショコラをまとわせた、スティックタイプのチョコレート。この「フラン」シリーズの発売は1999年。
対して、グリコ製造のホイップタイプのチョコレートを採用した「ムースポッキー」は2000年、同「ポッキーミディ」は2010年代に入っての登場。ホイップタイプのプレッツェルチョコに関しては、明治の「フラン」の方が先に発売です。(即座に(翌年)グリコがムースポッキーを導入)
サクッとしたプレッツェルの中にたっぷりとミルクチョコレートを入れた、手の汚れない商品。チョコレートインタイプで上から下までたっぷりチョコレートが入っているのが特長。味わいや食感は違うが、こちらも定番人気のシリーズ。
〈別ジャンル菓子〉
↓クリスピーサンド ストロベリーフロマージュ(ハーゲンダッツジャパン)
4種チーズをぜいたくに使用し、ストロベリーソースを入れた贅沢なハーゲンダッツのクリスピーサンド。期間限定発売。
(独断と偏見による)製品評価
パッケージ評価 | ★★★★☆人気キャラコラボでふんわりかわいらしいイメージ、女性ウケ◎ |
製品評価(味・香り・食感・見た目) | ★★★★☆いちごとチーズの爽やかな風味・口どけ◎ |
総合評価 | ★★★★☆コラボパッケージ&商品の見た目・味で女子にぴったり |
パッケージも商品もふんわりとしたかわいらしさのある、10-30代女子に特にぴったりな一品です。
今回コラボしている「カナヘイ」のイラストは、2つ折りケータイ時代は待ち受け、そして現在のスマホ時代ではLINEスタンプで人気を博しています。カナヘイのイラストに惹かれる女性はとても多い事でしょう。
また、パッケージと商品自体の見た目・味ともにふんわりやさしい雰囲気で、カナヘイのイラストのイメージとしっかりと合っています。いちご×チーズの味わいも濃すぎず薄すぎず、つい食べ過ぎてしまうようなバランスの味です。
明確なターゲット設定とコラボ、それに合わせたかわいらしい見た目・味わいできれいにまとめてあるので、総合で★4つです。
カナヘイファン世代にぴったりの、高評価を得られる商品と言えるでしょう。
まとめ
コラボパッケージを採用した、女性らしい色使い・デザインの限定商品「ポッキーミディ ストロベリーフロマージュ」。ゆるかわなかわいらしいパッケージデザインだけでなく、味わいもふんわりとやさしい、いちごの風味を楽しめる商品でした。
カナヘイファンはもちろん、いちごフレーバー好き、ポッキー好きには間違いなく楽しめる一品となっています。お試しあれ!