どーも!食べ研です。元企画開発部員のティーがお送りします。
本日のお菓子は、【期間限定】かっぱえびせんホタテ醤油味 です!!
今日も好き勝手に市販商品を分析していきたいと思います。さっそく見ていきましょう。
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基本データ
まずは基本データから。
商品名 | かっぱえびせん ホタテ醤油味 |
製造者 | カルビー株式会社 |
名称 | スナック菓子 |
内容量 | 70g |
原材料 | 小麦粉、植物油、でん粉、えび、砂糖、デキストリン、食塩、粉末しょうゆ(大豆を含む)、酵母エキスパウダー、ホタテエキスパウダー/調味料(アミノ酸等)、膨張剤、香料、カラメル色素、甘味料(甘草、ステビア、スクラロース、アセスルファムK)、酸味料 |
原材料中に含まれるアレルギー物質(27品目中) | 小麦・えび・大豆 |
賞味期限 | 製造日から4ヶ月 |
発売日 | 2017年9月11日(コンビニエンスストア先行発売)、2017年9月25日(コンビニ以外の店舗) |
発売エリア | 全国 |
価格 | ー |
商品コンセプト・説明 | やめられない、とまらない!おいしさのかっぱえびせんです。 ぎゅっと詰まったホタテの旨みと醤油の香ばしさが口いっぱいに広がります。かっぱえびせん特有のサクサクとした食感でお楽しみください。(公式サイト商品ページより) |
備考 | 新発売、期間限定 |
コンビニ先行発売にて、カルビーの人気スナック菓子ブランド「かっぱえびせん」の期間限定フレーバー「かっぱえびせん ホタテ醤油味」が新登場です。
商品キーワード
新発売、新商品、期間限定、カルビー、かっぱえびせん、えび、ホタテ、ホタテ醤油
やはりここで注目すべきは、「かっぱえびせん」「ホタテ醤油」というポイントですね!
カルビーの人気ロングセラーブランド「かっぱえびせん」。定番のスナック菓子として、根強い人気を誇っています。
「やめられない、とまらない!」のおなじみのキャッチフレーズが有名な、連食性(次々食べたくなる)お菓子の代表格ですね。
さて、今回のフレーバーは「ホタテ醤油」。
ホタテはえびと同様、魚介系のフレーバーとして一定の人気がありますね。その特長は、なんといっても海鮮らしい香り深さと強い旨味にあります。
そして、そのホタテに合わせてあるのは醤油。これまた、バターとともにホタテに合わせるのに人気の高い素材で、日本人には大人気の組み合わせ。
今回はえび×ホタテの海鮮系の強い旨味を醤油でまとめた、まさに日本人好みのフレーバーに仕上がっていそうですね。
ちなみに、2016年も「ホタテこんがり醤油味」として期間限定発売していたので、装いも新たにしての市場投入となっています。
製品購入データ
こんな場所で実際に購入しましたよー。
購入店舗 | 郊外型ショッピングモール(イオン) |
購入日 | 2017/11/20 |
購入価格 | ¥105(税込)→サービスデーのため、5%オフで¥99に。 |
備考 | ― |
イオンにて、感謝デー価格という5%オフになる企画で100円を切りました。
スナック菓子のコーナーに、他のかっぱえびせんシリーズ商品他、ポテトチップスなどと一緒に並んでいましたよ!
製品チェック
パッケージ
それでは、パッケージから見ていきましょう!
メタリックな紫色が印象的なパッケージです。
よく見るとホタテの貝殻、「期間限定」の文字、エビのイラスト&ブランド名などが、光の加減で反射し浮き出るように印刷されていてます。
高級感がありますね。
筆文字で大きく書かれた「ホタテ醤油味」は和のイメージを想起させます(よく米菓メーカーなんかはこのような筆文字の力強い書体を好みますね)
全体に散らすように配置された商品のイメージ写真は躍動感があり、「醤油をたらしたホタテの網焼き」のイメージはシズル感があり、ジューシーに焼きあがったホタテと醤油の組み合わせが、なんとも言えず食欲をそそります。
パッケージの表には、賞味期限の印字も。カルビーは製造日もしっかりと記載することを製造品質の点でポリシーのひとつとして掲げていますね。
↓パッケージ(裏)
左側にパッケージ関連必要事項、右側にフレーバーの説明とブランドサイトの紹介。
これを見ると、「ホタテの旨み」「醤油の香ばしさ」「かっぱえびせんの生地特有のサクサク食感」が特長であることがわかります。
リアルなエビのイラストはもちろん、ブランドキャラクターがホームページリンクと一緒に描かれています。
↓栄養成分表示拡大
1袋で70g入りで、カロリーは344kcal。カップ麺1個分に匹敵するカロリーですね。
しかし、やめられない、とまらない!は建てではないので、ぺろりと1袋食べられてしまう…驚異の連食性…!
↓原材料表示部分拡大
ここで注目すべきは、原材料に「えび」「粉末しょうゆ」「ホタテエキス」とある部分ですね!
最も多く含まれる原料は「小麦粉」で、小麦系のスナック菓子であることがわかります。スナック菓子のベースには、コーン、ポテトなどベースとなる炭水化物によって大きく味の特徴が異なりますが、小麦は比較的練り込んだものの(えびパウダーなど)の味が素直に出やすいですね。
生地はノンフライですが、味付け工程で油を掛けてその上から味付けするので、「植物油」も。そして、かっぱえびせんを特徴づける「えび」(パウダータイプでしょう)は生地練り込みですね。
フレーバーの要である「ホタテ醤油」に関する原料は、「粉末しょうゆ」と「ホタテエキスパウダー」です。
粉末しょうゆは、液体の醤油をパウダー状に加工したもので、特有のまろやかさを持った醤油味の原料。そして、ホタテエキスパウダーも原料であるホタテを粉末状に加工したものです。
これらと塩などの基礎調味料や旨味調味料を組み合わせた味塩(生地の上から振りかける味付け用の粉)を掛けることで味付けしています。
添加物は、調味料以下の6種。特味に関係する添加物の酒類が多めです(多くのスナック菓子や米菓は、同じような傾向がありますね)。香料が使われ、ホタテの香りを増強しています。
包装
個包装なし。
商品実物
実際のお菓子がこちら。
〈外観(見た目・サイズ)〉
〈見た目〉
縄目のような、かっぱえびせんのおなじみのビジュアルです。
こんがりとしたきつね色の食欲をそそる見た目と、よく見ると(粉末しょうゆでしょうか?)、黒い粉末状の点々が見えます。
一部割れ・崩れがありますが、ほとんど気になりません。
〈サイズ〉
↓商品実測値(※繰り返し計測なし)
長さ(cm) | 長辺 5.3 | 短辺 0.9 | 高さ0.7 |
通常サイズのかっぱえびせんです。スティック形状の一口サイズで、手で掴みやすくなっていますね。スナック菓子で油掛けしてあるので、若干手が汚れます。
〈香り・食感・味〉
〈香り〉
火にかけた時のような醤油の甘い香りと、海鮮系の香りがします。結構強めに香りますね。えびの香りはほとんどしません。
嗅いだときに、「ホタテだ」とハッキリわかるというよりは、海鮮系の香り、とい少しぼんやりと磯の香りがある…という感じでしょうか。
エビの香りはしませんが、かなり強烈に香りが主張してきますね。
〈食感〉
歯を当てた瞬間のザク!という音、噛んだ時のサクサクとした食感…やはり食感の良さがありますね。
軽快な音と軽い中にも適度な食べごたえがあることで、どんどん食べてしまいますよね。最初のザクっとした歯ごたえ、サクサクとした軽めの食感、そして口どけが良いので意外とすぐに口の中からなくなる…。
そうなると、またもうひとつ口に入れたくなります。…この辺りは、ロングセラーなだけあり、食べ飽きないバランスが悪魔的ですね(笑)。
〈味〉
ホタテをベースにしたまろやかな旨味と醤油の味わいが、えびの風味を引き立てています。
ホタテパウダーは、塩や粉末しょうゆよりも含量が少ないので、実際のところ「ホタテの主張しすぎ!!」というよりはほんのりとしたホタテ風味。味塩を作る上での旨み成分のひとつ、といったところでしょうか。
ホタテは香りの割に味では主張せず、代わりにエビの味が際立っていましたね。
しかし、とにかく旨味が強いです!日本人は出汁に始まり(味噌汁とかね)とにかく海鮮系の旨味大好き!な人種ですがこの旨味がガツンとくる味わい…日本人好みですね。
しっかり効かせた旨味に、塩、醤油で味を調え、酸味料で口にいつまでも残る「旨味のキレの悪さ」を調整(短く)しています。(その分のせいか、若干酸味が口に残りますが)
旨味って、すごい美味しいんですけど、特に「味の素系」の旨味(スナック・米菓で絶対といっていいほど使われている)はいつまでーも口に残って消えてくれなんですよね(普段から味の素系の出汁を使ってる人はが多いですが、そういう人は多分気にならない)。
しかし、いつまでもモヤモヤ旨味が続くとくどいので、酸味料で少し後味をスッキリさせて、さらにもうひとつ!と食べやすくしてあるかと思います。
生地だけでも止まらない食感のおいしさですが、旨味たっぷりの味塩で、ここ最近で一番止まらない系のお味でした!
しかも、食べるスピードも早かったです…。これは、ホタテの味としてどこまでのクオリティを求めるかで、評価が変わるでしょう。
関連商品
説明不要なえび練り込みが特徴のスナック菓子。1964年発売の、カルビーのロングセラー商品代表格。
かっぱえびせんの地域限定商品で、九州地方のしょうゆをベースとした味付けの商品。
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他社、他ブランドの競合商品
かっぱえびせんはえび練り込みの小麦ベーススナック菓子として確固たる地位の商品ですね。エビパウダーを練り込んだお菓子としては、米菓の「(一般的な呼び名でいうところの)えびせん」を中心にあられ・せんべいの方がバリエーションが多いでしょう。しかし、ジャンルが違うので純粋な競合ではないですね。
そしてフレーバーの「ホタテ醤油」は、スナック・米菓分野で期間限定の商品として発売されるのが主でしょうか。レギュラー商品としてよりは、万人受けするものというわけではないので、スポット(期間限定)商品としての採用が多いですね。
〈同ジャンル菓子〉スナック菓子
湖池屋の人気シリーズ「カラムーチョ」「すっぱムーチョ」をベースに開発された、旨みを愉しむワンランク上の新シリーズ。レストランのメニューのような商品名を採用した、ホタテをベースに女性向けに振った商品。期間限定。
(独断と偏見による)製品評価
パッケージ評価 | ★★★★★☆☆ブランドらしさあり、紫が売り場で映える |
製品評価(味・香り・食感・見た目) | ★★★★★☆☆ホタテほんのりだが、連食性非常に高い |
総合評価 | ★★★★★☆☆えび風味を引き立てる連食性高い味付け |
ホタテと醤油の味わいが、エビの香ばしさを引き立てる一品です。
ロングセラーなだけあって、かっぱえびせんの生地のおいしさは本当に手が止まらないほどのものですね。
それに加え、今回は日本人好みの海鮮の旨み=ホタテ、そして日本人なじみの調味料、醤油を味付けのベースにした、まさに海鮮系フレーバーが好きな人にはたまらない組み合わせ。
実際、「かっぱえびせんのエビにホタテを合わせたら、味的につぶし合うんでは?」と思わなくもありませんが、今回の商品では、ホタテの味がやや控えめにしてあることで、エビの香ばしさが引き立って、生地のおいしさを堪能できましたね。(もちろん、ホタテ控えめな分コストカットにも効いてるかと)
逆に、ホタテを立たせ過ぎたら「かっぱえびせんの生地」に合わせる意味がなくなりますから、これはこれでよいのでは、と思います。連食性はかなりのものですしね!
エビの味わいを引き立てるバランスの味付けなので、総合で★5つです。
かっぱえびせんの生地、やはりエビの香ばしさが効いてておいしいですし、手が止まりませんね!旨みを効かせた味がよく合ってます。
まとめ
カルビーの期間限定「かっぱえびせん ホタテ醤油味」。
半端ない手の止まらなさ…やはりかっぱえびせんの生地と海鮮系の旨味がガツンとくる味の組み合わせは良いですね。
なんだか病みつきになるこの味わい、期間限定なので、ぜひ気になった方お試しを!
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