どーも!食べ研です。
元企画開発部員のティーがお送りします。
本日のお菓子は、ほん和菓きなこ餅 抹茶あずき です!!
さっそく見ていきましょう。
基本データ
まずは基本データから。
商品名 | 18枚 ほん和菓きなこ餅 抹茶あずき |
製造者 | 岩塚製菓株式会社 |
名称 | 米菓 |
内容量 | 18枚 |
原材料 | うるち米(日本)、植物油脂、ぶどう糖、氷砂糖、きなこ(大豆:遺伝子組換えでない)、砂糖、小豆粉、でん粉、食塩、抹茶、抹茶加工品、粉末醤油(小麦・大豆を含む)、シナモン、香料、クチナシ色素、カラメル色素、調味料(アミノ酸) |
賞味期限 | 120日 |
発売日 | 2016年9月5日(月) |
発売エリア | 全国 |
価格 | NPP(参考小売価格220円前後) |
商品コンセプト・説明 | 京都宇治抹茶の不快旨みと、北海道産のあずきがおりなす、やさしい味わいのおせんべいです。国産米100%を使用した生地に「きなこ」「抹茶」、「あずき」の3つの素材を使用し、にほんならではの甘味を引き立てた和の美味しさと、とけるようなやさしいくちどけでほんわかなごむ一品です。パッケージには抹茶のシズルを入れ、グリーンの配色で抹茶感を出し、和の世界観で上品かつ重厚なデザインにしました。(ニュースリリースより) |
備考 | 新発売 |
商品キーワード
国産米100%、抹茶、きなこ、和
やはりここで注目すべきは、「国産米100%」「きなこ」というポイントですね!
この会社は原材料や技術にとてもこだわりがある会社で、その流れでこの商品も国産米100%でできています。
また、抹茶やきなこ、あずきという和菓子で定番の素材を使った和のフレーバーというのも女性受けが良いでしょうね。
ちゃんと企業HPの商品紹介ページににニュースリリースのPDFがあったので、親切ですねー。
製品購入データ
こんな場所で実際に購入しましたよー。
購入店舗 | 郊外型スーパー |
購入日 | 2016/09/05 |
購入価格 | ¥ |
今回も購入データなし…すみません!
自分で買ってないのでレシートがどこにあるやら…。
実際の販売価格は上記の希望小売価格よりやや下くらいではないかと思います。
どうやら、発売日にさっそく「新商品だ!」と飛びついて買ってきたようです。笑
製品チェック
パッケージ
それでは、パッケージから見ていきましょう!
↓パッケージ表
「抹茶」を前面に押し出した、鮮やかなグリーンのパッケージです。
ニュースリリースにあった「抹茶のシズル感を表現」というのは、背景になっている緑のグラデーション部分かな?
言われなければ気づけなかったですが、このグラデーションがあることでパッケージに重厚感が出ますし、上下の濃い緑色が締め色になっていて商品名とのマッチ感もいいですし良いデザインですね。
商品イメージ写真と商品名の両方で「抹茶=緑色」「あずき=赤茶色」にしてあるのも直感的に商品内容が理解できて良いです。
「国産米100%」「京都宇治抹茶」「北海道産あずき」と、パッケージ表にしっかりと産地・そして原料へのこだわりがアピールされています。
こちらの商品にあるQRコード、「和風デザインになっているのにここだけ英語&カラフルで印象ちぐはぐ…」と思ってしまったのですが、これは外国人向けに商品データを閲覧できるQRが表示されているみたいです。
外国人にも抹茶フレーバーは人気なので、そういった消費者の需要を見込んでのものみたいですね。
しかし、ここだけ洋風でデザインとしては気になるところ…。笑
↓パッケージ裏
商品説明がわかりやすくて良いですね。
右にイラスト&カラー文字で視覚的に、左にわかりやすく読みやすい文体の商品説明。
パッケージ表同様、素材へのこだわりがしっかり伝わってきます。
↓原材料表示部分拡大
注目すべきは、原材料の第一位に「うるち米(日本)」とある部分ですね!
実は米菓は原材料表示に米の産地をきちんと書かなければならない決まりがあるので、ここに「日本」以外の言葉が書いてあったら他の国で採れたお米が原料に使われていることがわかります。
でもね、だいたいの会社は国産米100%ではないんだなー。
日本原産の原料って高い&海外の米って安いし、輸入なら供給も安定してるし。
というわけで、「おせんべいって日本の伝統的なお菓子だし、安心!」って思わないでね。
気になる人はちゃんと裏面チェックしよう!!
この商品は、もちろん表示のとおり国産米100%です。
トレイ
ソフトせんべいなので、輸送時の割れ防止のためにトレイが入っていますね。
開けたそばから家族に取られて2個減っちゃってるよ!
このトレイ、くにゃくにゃしてますが割れはしっかり防げています。
ときどき嵩増しのためだけに入れられる悪質な使い方されてる時もある疑惑のトレイですが(笑)、これだけソフトな生地だとトレイは必要でしょうね。
包装
個包装もチェック。
個包装もパッケージと同様、緑と赤茶を基調にしていて、統一感がありますね。
上下に入った緑グラデの市松模様も、和と抹茶味を表現していて世界観が出ています。
そして、ここにもあった「国産米100%」マーク!!笑
岩塚製菓、本当徹底してますね!
個包装サイズは、けっこうぴっちりとしています。
商品実物
実際のお菓子がこちら。
↓断面(割ってみたところ)
〈外観(見た目・サイズ)〉
この「きなこ餅」のシリーズはソフト食感の生地とたっぷりとまぶされたきな粉の上掛けが特徴ですね。
今回のフレーバーは抹茶なので、パッケージの写真と同様、しっかりと緑色の上掛けがたっぷりとかかった見た目も鮮やかで食欲をそそる一品です。
一部に掛かりのムラはありますが、生地の厚みや掛け方にもよるのでこれだけしっかりとかかっていれば充分でしょう。
上掛けは厚みがあって、写真からでもたっぷりとかかっているのがわかりますね。
それにしても、びっくりしたのがこれだけたっぷりと厚く掛けてあるのに、ほぼ粉落ちがない!!
粉を落とさずにきれいに、かつたっぷりとまぶすこの味付け方法が出来上がるまでに相当開発の方は調整がされたのでは?と思います。
大きさは、厚みは5㎜程度?横幅は口幅より少し細いくらい、長さは2口分くらいでしょうか。
粉がたくさんまぶしてあるので、口に引っかかって食べる時に粉が落ちたりしないように配慮されていますね。
普通のきなこ餅食べる時って、これぼれちゃって「あ!!服に粉が!!」ってイラっとくる時あるもんね。
食べる際にストレスフリーなのがうれしいですね。
汚れない、というのはとてもポイントが高いです。
〈味・香り・食感〉
ニュースリリース記事にもあるように、本当に口溶けが良くさっくりとした歯触り。
甘いきなこの風味によく合う、ソフト食感。
子ども用のソフトせんべいも発売されているので、これとほぼ同様の製造方法なのかもしれませんね。
ふわっと口の中で消えていくような感覚ですね。
生地の自体の味も国産米100%にこだわっているだけあって米の風味が あり、素材の良さを感じますね。
(時々独特のにおいがあるせんべいがあるんですよねー…)
これだけしっかりと上掛けがかかっているので、抹茶やきなこの風味がしっかりと感じられます。
あずきはそれに対して、この2つに負けているかなー。
しかし抹茶好きな人が買うでしょうからそれでも満足かな?
いや、やっぱり「抹茶あずき」というからには「きなこ」の味には勝ってほしかった。
ここだけ読むと試合の勝負みたい。
きなこは風味が強いので、3つ一緒になっているとあずきよりもわかりやすい感じですね。
関連商品
同じ「きなこ餅」シリーズから、ノーマルな「きなこ」、そして「抹茶」がすでに発売されています。
抹茶が好評で、さらにバリエーションとして「抹茶あずき」が発売されたのかもしれませんね。
この枚数の違いは、やはり抹茶の方が原価がかかるからでしょうか。
他社、他ブランドの競合商品
抹茶といえば、和菓子に限らず人気の定番フレーバー。
抹茶あずきも同様です。
特に女性は「抹茶味だったらとりあえず試す!!」っていう人も少なくないですね。
市場にもこういうせんべいに限らずアイス、クッキー、チョコ、生菓子…何にでもしかも年中どのタイミングで出してもOKそうな扱いやすさ。
いやー、いいですねやりやすくて!←
抹茶とか黒蜜きなこ辺りは、甘い系のお菓子開発者は必ず扱ったことあるんでは?
〈同ジャンル菓子〉
〈別分野菓子〉
ザクリッチ〈宇治抹茶&十勝あずき〉(ロッテアイス)
(独断と偏見による)製品評価
パッケージ評価 | ★★★★☆ |
製品評価(味・香り・食感・見た目) | ★★★★☆ |
総合評価 | ★★★★☆ |
全体的に仕上がりが素晴らしく、高い商品力を持った商品です。
抹茶の良さを存分に引き出していますね。
あずきがそれに対して少し弱いが少し残念ではありますが、抹茶好きの方、米菓が好きな方はきっと満足できるはずです。
まとめ
米菓業界大手第3位のメーカーである岩塚製菓、品質には並々ならぬこだわりがあるようです。
商品ををしっかりと見ていくと、そのこだわりを感じられましたね。
新発売となった本商品、甘い米菓が好きな方にはぜひ試してみてほしい一品です。