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スナック菓子

【期間限定】じゃがビー しあわせバター(カルビー)商品分析!

どーも!食べ研です。元企画開発部員のティーがお送りします。

本日のお菓子は、【期間限定】じゃがビー しあわせバター  です!!

今日も好き勝手に市販商品を分析していきたいと思います。さっそく見ていきましょう。

 

基本データ

まずは基本データから。

商品名  じゃがビー しあわせバター
製造者  カルビー株式会社
名称 スナック菓子
内容量 38g
原材料 じゃがいも(遺伝子組換えでない)、植物油、砂糖、食塩、濃縮ホエイパウダー、チーズパウダー、粉末植物油脂、たんぱく加水分解物(大豆を含む)、酵母エキスパウダー、バターパウダー、パセリ、はちみつパウダー、調味料(アミノ酸等)、香料、甘味料(ステビア、スクラロース)、酸味料、カロチン色素、酸化防止剤(V.C)
賞味期限  製造日から3ヶ月
発売日  2016年10月31日 ※コンビニ以外では2016年11月7日発売
発売エリア  全国
価格
商品コンセプト・説明  サクッ ! ホクッ ! 食感が楽しめる皮付きじゃがいもスティックです。4つの素材が合わさって”4あわせ”=“しあわせ”なバター味です。 「バター」「はちみつ」を中心に、隠し味に「チーズ」、「パセリ」の4つの素材を合わせる事で、ほんのり甘じょっぱい味わいに仕上がりました。やさしい甘さに絶妙な塩加減で、後引く味わいです。(公式サイトより)
備考  期間限定販売

カルビーの人気ポテトスティック、じゃがビーより、期間限定フレーバー。

じゃがビーシリーズは定期的に限定フレーバーが投入され、クオリティが高いものが多い印象ですね。

商品キーワード

じゃがビー、新発売、バター、4あわせ(しあわせ)

やはりここで注目すべきは、「バター」「4あわせ」というポイントですね!

 

太めの素材感がしっかりとした皮付きポテトスティックフライ、じゃがビー。

じゃがいもベースの商品が多いカルビーでは、毎年冬場には複数の自社ブランド商品でバターベースのフレーバーを展開。どれも人気のや評価の高いものばかりです。

この「しあわせバター」フレーバーは2012年に市場に初投入され、以後冬場の季節限定品となっています。

ちなみに、じゃがりこが1995年、じゃがポックルが2003年、本シリーズじゃがビーは2006年の発売

 

そして、「4あわせ」…「しあわせ」と「4つの素材を合わせた」という点をかけた、言葉遊びのネーミング。響きもかわいらしく「幸せ」というポジティブなワードが使われていてネーミングにも好感が持てますね。

4あわせの4つの素材は、バター、はちみつ、パセリ、マスカルポーネチーズ

「フレーバー名」+「キャッチーなワード」の組み合わせで、商品のイメージはかなり変わります。たとえば、「4種の風味付け深みバター」みたいな感じだと、この商品のポップ感よりも高級感・こだわり感が表現できます(脱線)。この辺りは、「どういうテーマで、どういう人に買ってほしいか」というのを考えて選ばれます。商品のイメージを決める、大事なポイントですね。

 

製品購入データ

こんな場所で実際に購入しましたよー。

購入店舗  コンビニ(セブンイレブン)
購入日  2016/11/05
購入価格
備考

コンビニとその他店舗で販売開始時期が異なります。

今回はコンビニ購入だったので、他のチャネルよりも一足早く発売となっていました。コンビニの先行発売商品、最近はよくありますよね。

 

製品チェック

パッケージ

それでは、パッケージから見ていきましょう!

 

パッケージ(上下)

カップタイプの商品は、商品のメインイメージは基本的には箱の側面。

なので、この商品でも上下には原材料表示と賞味期限の印字でデザイン的にはシンプルです。ほとんどのスペースが原材料表示。

 

パッケージ(側面)

商品名・フレーバー名が大きく入っていて、ブランドと味がすぐにわかりますね。「バター」だけ囲み文字なので、一番はっきりと目に飛び込んできて目立ちます。

全体的なデザイン面ですが、この商品は「しあわせ」をキャッチとして用い、それにちなんで「四葉のクローバー」がモチーフとして使われてます。色合いもビタミンカラーの代表格・黄色を使って、全体に明るく仕上げています。

「期間限定」の文字の背景色が水色ですが、これは以前と色を変えていますね。(前は赤)

 

栄養成分表示拡大

1カップ220kcalと、揚げ菓子だけあってカロリーは高め。
原材料表示部分拡大

ここで注目すべきは原材料に「チーズパウダー」「バターパウダー」「パセリ」「はちみつパウダー」「甘味料(ステビア、スクラロース)とある部分ですね!

このじゃがビーの味付けの肝の部分の4種です。ここでまず、この商品はバターフレーバーではありますが4種のうち最も添加量が多いのはチーズです。

バターパウダーの添加量は、ホエイパウダー(乳清をパウダーにしたもの)やチーズよりも少なめなようですね。

味や価格などのバランスをとる上で、バターフレーバーであっても乳成分はバターだけ!という事は実はかなり少ないです。料理でも乳製品と合わせてバター風味の味付けすることが多いですよね。ポタージュやシチューなど基本的な料理でもバターと乳はよく一緒に使われ、その時にはバターの添加量は乳より少ないことが多い。料理がお菓子の味付けに、非常に参考になります。

というわけで、味付け全体をざっくりと見ると、ベースのバター(&ホエイ)を中心に、チーズ(マスカルポーネ)で爽やかさとコク、パセリで清涼感・香味、はちみつで砂糖とは違うまろやかな甘味を表現しています。それに塩・砂糖のベース調味料、旨み調味料で味を調えてあります。

 

また、原材料の最後の方に甘味料(ステビア、スクラロース)とありますね。

シーズニング(あらかじめ混合してある調味料。 例: バター風味シーズニング)を使っているスナックなどにはよく見る甘味料の種類ですね。これらの甘味料は添加物です。

 

商品実物

実際のお菓子がこちら。

包装を開けたところ

カップの上には、何割か空洞部分が。

 

商品アップ(表裏)

鮮やかな黄色のじゃがいも生地に、細かく見える緑=パセリが映えます。

 

〈外観(見た目・サイズ)〉

〈見た目〉皮つきポテトスナックらしいざっくりとしたカットに、皮の茶色が見た目の変化や素材感を感じられて良いですね。パセリの鮮やかな色があることで、見た目も配慮されていますね。

やはり色味があるとより食べ物はより美味しそうに見えます。パセリや唐辛子なんかは、お菓子はもちろん料理において欠かせない、彩りと風味付けの素材ですね。

 

〈サイズ〉

商品実測値(※繰り返し計測なし)

長さ(cm) 長辺7.7 短辺0.8 高さ0.9

自然のジャガイモからできている商品なので、太さは一定ですがカットの長さは原料のじゃがいもの状態によってかなり違います。今回の長さの計測では、比較的長いものを使いました。

このカットの太さも、食感や食べやすさのバランスから色々な厚みで検証して決定されたものでしょう、絶妙な歯ごたえ・食べ応えほサイズですよね。

 

〈香り・食感・味〉

〈香り〉フタを開けてみると、バターらしい甘い香りがふんわりと。

ちなみに常温では本来ほとんどバターの香りって広がらないので、この独特の香りは香料のチカラによるところが大きいでしょう。

普段あまり香料を気にせずお菓子を食べていると思いますが、身の回りの食べ物はか・な・り!香料によって香りを増強されていますよ! 中には、本来ならぜーんぜん香りのしない物なんかもあります。これホント。 (いや、いつもホント。笑)

 

〈食感〉じゃがビー独特のザクッとした歯ざわりながらも噛み続けても最後までさっくりとした空気を含んだような食感が良いですね。

フライドポテトや同社のじゃがりこにもないこのザックリとした食感、根強いブランドファンがいるのも納得ですね。

 

〈味〉じゃがビー独特の皮付きじゃがいもの旨み・味わいがしっかりと感じられる、素材の良さを引き出し、かつしっかりとした味わいです。

フレーバー名は「しあわせバター」となっていますが、バターにチーズ、パセリ、はちみつが合わさることで、調理感のある味わい深いバターフレーバーに仕上がっています。

 

フレーバー自体が「バターを使った料理」といった印象であり、それをベースのじゃがいもに合わせてあるこの商品は、言うなれば「じゃがいもポタージュ」をぜいたくにお菓子で表現した、というイメージです。

この調理感があることで甘めながらも味わいに変化があり、連食性(食べ飽きない)がありますね。

 

関連商品

じゃがビー うすしお味(カルビー)

じゃがビーシリーズの最もベーシックな味付け、うすしお。じゃがいもを使ったお菓子の中でもひときわ素材感の強いじゃがビー、特にシンプルなこのフレーバーを食べると「じゃがビー」シリーズのポテンシャルの高さがわかる。

 

じゃがりこサラダ(カルビー)

カルビーの人気成型ポテトスティックブランド「じゃがりこ」より、人気の高いサラダ味。独特のハード食感とじゃがいも、味の良さでファンも多い。

 

他社、他ブランドの競合商品

スナック菓子を語る上で、じゃがいもは最も重要な代名詞的素材です。
他にスナックのベースといえば、とうもろこし、小麦粉あたりが一般的にも馴染みがある素材でしょう。
ポテトスナックはベースのじゃがいもの味がしっかりと出るので、じゃがいも料理を考えるとお菓子の味付けも自然と出てきます。じゃがバターフレーバーなんて、まさにその例の通り。
「バターフレーバー」はポテトスナックとしてはほぼ定番ではない味付けですが、期間限定品としては登場頻度の高い安定した人気の味です。

〈同ジャンル菓子〉スナック

スリムバッグ スティックポテト うすしお味

スリムバッグ スティックポテト うすしお味

パッケージをスリムにし、携帯性にすぐれた湖池屋の「スティックポテト」。国内産のじゃがいもを使用し、原材料のアピールも。

 

〈同ジャンル菓子②〉スナック、同フレーバー

マイク・ポップコーン しあわせバター(ジャパンフリトレー)

マイクポップコーン しあわせバター味

「じゃがビー しあわせバター」とまったく同じフレーバー名のバター味ポップコーン。4つの素材も全く同じなのは、フリトレーを国内販売会社「ジャパンフリトレー」がカルビー傘下であるため。

 

(独断と偏見による)製品評価

パッケージ評価 ★★★☆☆じゃがビーと「4あわせ」コンセプトのデザイン◎
製品評価(味・香り・食感・見た目) ★★★★☆「4あわせ」の効いた味◎
総合評価 ★★★★☆ひと味違うバターフレーバーとネーミング◎

「4あわせ」コンセプトが感じられる、ひと工夫あるバターフレーバーの一品です。

パッケージデザインやネーミングからほんのり甘いほっこりするようなバター味が想像でき、味わいも一工夫されています。

ありがちな味になりやすいバターフレーバーですが、パセリやはちみつの風味があることで通常のじゃがビーよりも甘めでありながら飽きのこない味に仕上がっています。

この甘めの味付けがじゃがいもの自然な旨み・甘みとマッチしてより美味しく食べられます。

 

じゃがいもの旨みを活かし甘めながら食べ飽きない連食性の高さで総合で★4つです。

バターフレーバーと言えばよくあるのが甘ったるくてしつこい味の物ですが、その点こちらの商品は上記の通り好印象です。さすが人気ブランドの人気のフレーバーだけありますね。

 

まとめ

じゃがいも×バターのお菓子は、「じゃがバター」という食べ方がある通り元々好相性ですね。ひとくちにバター味と言っても、そこには色々な味付けの工夫があるもの。

今回の「しあわせバター」は、甘みの工夫や爽やかな味わいになるよう、味のバランスに気を配られた商品でしたね。

また食べていない方は、ぜひ優しい風味の「じゃがビー しあわせバター」をお試しください!

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