この記事は過去記事(2023年版)です。
最新情報は↓のリンクの記事を参照ください。
どーも!食べ研です。元企画開発部員のティーがお送りします。
本日のお菓子は、【期間限定】ラミー です!!
2023年版(2023秋~2022春前まで販売)をご紹介します◎
本ページで紹介している写真の商品は2022年10月~2023年2、3月頃までの期間限定です。
今日も好き勝手に市販商品を分析していきたいと思います。さっそく見ていきましょう。
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↓以前のラミーについて書いた過去記事はこちら。
①ラミー 2018-2020年版 ②ラミー2021年版 ③ラミー2022年版
基本データ
まずは基本データから。
商品名 | ラミー |
製造者 | 株式会社 ロッテ(製造所:株式会社ロッテ 浦和工場) |
名称 | チョコレート |
内容量 | 3本入 ※量ったところ、1本25.6g |
原材料 | 砂糖(国内製造)、全粉乳、ラムレーズン、カカオマス、植物油脂、ココアバター、乳糖、生クリーム、乳糖を主要原料とする食品(卵を含む)、洋酒/ソルビトール、乳化剤(大豆由来)、酒精、香料、酸化防止剤(ビタミンE、ヤマモモ抽出物) ※内容確認 |
原材料中に含まれるアレルギー物質(28品目中) | 卵・乳成分・大豆 |
賞味期限 | |
発売日 | 2023年10月10日(火) |
発売エリア | 全国 |
価格 | オープン価格 ※想定小売価格 237円前後(税込) |
商品コンセプト・説明 | ・みずみずしいラムレーズンと生チョコを閉じ込めた香り豊かな大人の本格洋酒チョコレート。 ・1965年の発売以来、多くのお客様に愛され続けてきたロングセラーのおいしさ。 ・チョコレートとお酒の絶妙なハーモニーで、優雅な気分と贅沢な時間を楽しめます。(ニュースリリースより) |
備考 | 新発売、期間限定(冬季限定) |
ロッテの人気ブランド「ラミー」が今年も期間限定で新登場!
商品キーワード
新発売、期間限定(冬季限定)、ロッテ、チョコレート、洋酒チョコレート、ラムレーズン、生チョコ、贅沢、売上第1位
やはりここで注目すべきは、「洋酒チョコレート」「売上第1位」というポイントですね!
大手総合菓子メーカーであるロッテ。人気のチョコレートブランドを多数抱えるこちらのメーカーの人気チョコレートとして外せないのが、本ページで紹介する「ラミー」です。
1965年に初登場したロングセラーであり、冬チョコ(冬期限定チョコレート)の超定番商品です。日本の洋酒チョコレートとして欠かせない存在となっていますね。パッケージやニュースリリースにもある通り、日本の洋酒チョコの実売データにて、売上一位の実績を持つ非常に支持の厚い商品です。
時代の変化に合わせ、ラミーは2020年に大幅刷新!発売後半世紀以上が経っても愛されるロングセラー商品となっています。
2023年版(2023秋-20224春)はほぼ2022年版と同様。
参考までに、近年のラミーの変化をまとめたのが↓の表。
2019年以前 | アルミ包装、6連×2個入り |
2020年版(大幅アプデ) | チョコモールド変更(6連×2→3連×3に)、 パッケージ刷新、 中包装変更(アルミ→プラ個包装)、 内容量減少(90g→78gで約12g減) |
2021年版 | パッケージ刷新 |
2022年版 | パッケージ刷新、 個包装デザイン刷新、 価格改定(実質値上げ 希望小売価格237円前後) |
2023年版 | 2022年版と同様(スペック上変化なし) |
本商品のフレーバーは「ラムレーズン」。
チョコレートなど洋菓子と好相性の洋酒である、ラム酒。このラム酒入りシロップに漬け込み風味づけしたラムレーズンが入った、リッチな洋酒チョコレートです。
ニュースリリースやパッケージにもある通り、ラミーは日本で販売されている一般流通菓子の「洋酒チョコ部門」で最も高い売り上げを誇り、リピート率も非常に高い商品です。(私含め!)
ロングセラーのこちらの洋酒チョコ、人気の秘訣を深堀りしているので何度も食べてる方も2023年版も要チェックです!
製品購入データ
こんな場所で実際に購入しましたよー。
購入店舗 | 郊外型スーパー |
購入日 | 2023/10/08(日) |
購入価格 | ¥178(税別)、¥192.24(税込)※税率8% |
備考 | 公式発売日前だが購入できた。 |
今回は発売日前にたまたま見つけ、公式の発売日より少し前に購入!(これはお店によるでしょう。)
発売日当日は一部店舗ではまだ取り扱いのない店もありましたが、洋酒チョコ人気No.1の人気商品なので数日でかなり多くの店で大量陳列されるようになりました。
(※発売当初はラミーバッカスの棚の部分だけ売り切れになっている店舗も)
その後も価格チェックしてますが、コンビニ等店舗によっては希望小売価格に近い216円程度の価格帯、イオン等買う場所によってクーポン値引きの対象品になっていたりと、セール情報は要チェックですね。
製品チェック
パッケージ
それでは、パッケージから見ていきましょう!
赤紫色の鮮やかなパッケージとお馴染みの「Rummy」のゴールドの文字が特徴で、刷新前ラミーのパッケージをベースにしたデザイン。
最新版パッケージは、細かな調整で全体の印象は変わらずです。
ラミーと同時発売の「バッカス」の濃い緑と並んでいる様子は、目を惹きます。
ワイングラスに入った洋酒と緑色のブドウのイラストでフレーバーを表現し、その隣に商品のイメージイラスト。
左下、やや大きめの文字で「洋酒使用 アルコール分3.7%」と書かれており、アルコール入り商品であることがわかります。子どもやアルコールの苦手な人が誤って食べる事がないよう配慮。
キャッチフレーズは「ラムレーズンと生チョコをとじ込めました」。ラムレーズン×生チョコの冬にぴったりのリッチテイストチョコであることが伝わります。
黄色背景で書かれた「売上No. 1」の表示は昨年と同じで、パッケージ左上にフラッグ形状(三角)で収まり、ですっきりした印象。(データソースは、パッケージより「自社調べ 洋酒チョコレート市場2019年4月~2023年3月累計 ブランド別販売金額」との事)
「どのお菓子がどれだけ人気か」というのを数値的に知る機会が消費者には非常に少ないので、売上1位という事実を持っているブランド・商品だけが使える強力なカードですからインパクトがありますね。
↓パッケージ(裏)
表パッケージと同じ濃い赤系の背景色。全体にパッケージ関連必要事項。
一番上の行に黄色の文字で「ファンコミュニティ開催中」の文字。(ちなみに、開けるとパッケージ本体から切り離されちゃうので見ないままの人もいそうです)
中央右側にはシリーズ商品「ラミーテリーヌ」のQRコードを記載。
中心辺りの目立つ青色で表記されたアレルギー表示と、その隣「洋酒使用」も目立つように表記。
↓パッケージ(上下)
上下に商品名入り。ちょっとだけ2022年版と表記内容が変わってます。
「洋酒使用 アルコール分3.7%」が表記が追加になり、洋酒チョコのアルコール注意喚起がパッケージの「表・裏・上」の3面に増えましたね。
上パッケージは、表パッケージとつながったデザイン。
↓パッケージ(側面)
メーカー名、商品名の記載。片側は表パッケージからつながったデザイン。
↓栄養成分表示拡大
1本26g当たり、カロリーは137kcal。
2020年大幅刷新によりチョコ1本当たりの大きさは小さくなり、その分1包装当たりのカロリーも減少。最新版でもそのまま。
↓原材料表示部分拡大
ここで注目すべきは、原材料に「ラムレーズン」「生クリーム」「洋酒」とある部分ですね!
最も多く含まれる原料は「砂糖」、次いで「全粉乳」、「ラムレーズン」、「カカオマス」と続きます。
砂糖と乳系の原料が最も多くを占めることから、苦みはそれほど強くないことが予想できます。
近年発売され人気となっている明治の「メルティーキッス くちどけラム&レーズン」はカカオマス含量が多くビター寄りの商品ですが、こちらは逆にスイート寄りと言えますね。
ほろ苦さよりも甘みやミルク感が出た、より万人受けしやすい(甘いもの好きな人でも食べやすい)味になります。
また、表示第3位に「ラムレーズン」が来ているので、レーズンの量が多めに入っているのがわかります。
チョコレート生地にはチョコレートの基本材料が使われていますが、乳系の原料が3種類(以上)と複数組み合わせて使われていることがわかります。
特にこのうち「生クリーム」はガナッシュを作るのに重要な素材。
これが入る事でミルクのコクや口どけの良さが上がります。「洋酒」も同様に、チョコ生地に練りこむ事でなめらかな食感になります。(ラミーのガナッシュにもおそらく洋酒が使用されてるかと。)(→追記、公式サイトにガナッシュに洋酒が練りこまれているとの記載があり、実際にガナッシュ自体にも洋酒が使用されています)
このフレーバー「ラムレーズン」の要となる原料は「ラムレーズン」「洋酒」ですね。
「ラミー」に使われるレーズンは、公式サイトによると【品質やサイズの選別を行い、厳選されたレーズンのみを使用している】とのこと。
レーズンに限らず、チョコレートに練り込むタイプの素材…このようなドライフルーツやナッツ、パフなどは味だけでなくサイズ感や食感も非常に重要。それらのバランスが良いものを選別し、製品の品質にばらつきが起きないよう配慮されています。
そして公式サイトや商品写真、商品の断面を見るに、使用されているレーズンはグリーンレーズンです。グリーンレーズンは熟したレーズンと違い、爽やかさが強いのが特徴です。
洋酒はこちらの商品では当然レーズンを漬け込むのに使うためラム酒を使用。どのような特徴を持つラム酒を使っているかまではわかりませんでしたが、お菓子作りに適しているのは一般的に甘みや風味が強いダークラムなので、こちらをメインに使っているか、もしくはブレンドかな、と思います。
添加物は「ソルビトール」以下の4種。糖類であるソルビトールには保水性と保存性を高まる効果が。また、香料で香りを増強しています。
酸化防止剤はレーズンの保存性を高めます。
包装
個包装もチェック。
↓外箱を開けたところ
あけくちは2020年の大幅刷新で裏面に変更され、その後最新版も継続。
裏面にすることで開封後も表パッケージのデザインが損なわれず、SNS共有でも写真映えしやすい。
縦に並んで個包装が3本入っている。
ビニール個包装3本入り。
↓個包装(表裏)
2023年版(2023-2024年)の個包装は前年版と同じ。
ビニール包装に赤白印刷で、「Rummy」と大きく書かれたシンプルでわかりやすいデザイン。
商品実物
実際のお菓子がこちら。
↓包装を開けたところ
板チョコの1片のように割ることができるタイプのチョコが3個、縦に連なった特徴的な形状。
↓商品アップ(表裏)
英語のL(LOTTEの頭文字)の筆記体表記が2ヶ所に。2020年の刷新により変更されたデザインをそのまま使用。
底面。平らでなめらか。2020年の大幅刷新以前はレーズンが入っているのが裏面からでもわかったが、見えなく(ガナッシュ量が調整)なり、見た目は良くなったが若干レーズンの存在感ダウン。
横から見ると、少し台形型。上側のみスリットが入っている。
↓断面(カットしてみたところ)
ラインに沿って1ピースにカットしたところ。断面はなめらかなガナッシュ。
カットしてみると、チョコレート部分はシェル層と生チョコ層の二層構造になっている。断面にはレーズンも確認できる。
〈外観(見た目・サイズ)〉
〈見た目〉
板チョコのピースが縦に連なったような、縦長のスティック形状が特徴的です。
2020年の大幅リニューアルによって3連のブロック形状になったのは最新版でもそのまま継続(以前より小ぶり)。
ピースの境目から普通の板チョコのように割ることができ、一片ずつ食べることができます。
チョコレート表面は全面なめらかで艶があり、色味はやや赤みがかった明るい茶色。
カカオ分よりもミルクや砂糖の風味がしっかりしてそうな見た目です。
※2020年以前は底面はレーズンが入っているのがわかるくらい凹凸があったのですが、見えないので底部分のシェル層が厚くなっているかもしれませんね。
断面を見ると、ラムレーズンがところどころに。カットしたものではなく丸粒のレーズンが入っているので存在感があります。
外側のシェル層と内側のガナッシュとの境目は比較的はっきりわかります。
〈サイズ・重量〉
↓商品実測値(※繰り返し計測なし)※レーズンもせっかくなので測ってみた。参考数値として。
長さ(cm)※1本 | 長辺 6.30 | 短辺 3.5 | 高さ 1.15 |
長さ(cm)※レーズン | 長辺 1.2 ①0.96 ②1.15 ③0.92 | 短辺 0.9 ①0.64 ②0.70 ③0.79 | 高さ 0.7 ①0.16 ②0.33 ③0.42 |
重さ(g) ※1本 | 25.8 | ― | ― |
重さ(g) ※カットした1片あたり | ① 8.9(端1) | ②8.0(中央) | ③8.8(端2) |
割って食べられる、板チョコタイプ。
ひと口サイズではありませんが、割ってひと口サイズにできるよう、カット用のラインが入っています。
一般的な板チョコは全体の厚みが薄く3×4=12ピースですが、こちらは厚みのある1×3ピースの変則的な規格。
1粒ずつでなく長くつながっている形状になっていることで、よりガナッシュやレーズンの割合が高くなっています。
1本26g×3本入りで、合計約78g入り。
1本に3ピースがつながった形状であり、1ピース当たりは8.66...g(※実測値の通り、位置によって重さはやや違う)。
今回の実測では1本(3ピース分)25.8gでしたが、これはレーズンのサイズの影響で若干バラつきがあるでしょう。だいたい1本の重さは26gですね。2本食べるとおおよそ日本の代表的な板チョコ1枚分に匹敵します。
〈香り・食感・味〉
〈香り〉
ミルク感強めの、チョコレートらしさのある甘く濃厚な香りがします。個包装を開けると、洋酒チョコとしては意外なミルクチョコレートの甘さを感じる香りがフワッと香るので、洋酒チョコっぽさをイメージさせません。カカオのほろ苦さは感じさせつつもやさしい印象です。
ほんのりとラム酒のフルーティーな香りもあり(私にはダークラムの香りに感じました)、お酒のツンとした匂いが苦手な人でも好ましく感じるでしょう。
特にチョコレートが好きな人は好むタイプの香りかと思います。
チョコを割ると、一転豊かなラム酒の香りが一気に強く広がります。お酒そのものを想起させるような印象で、洋酒チョコをイメージさせる濃厚さです。食欲をそそる魅力的な香りですね。
〈食感〉
外側のシェル層・内側の生チョコ層ともに、非常にソフト。口の中でふわっととろけます。生クリームが入っている分、チョコレートのくちどけの良さが際立ってますね。
また、外側のシェル層は冷えた状態だとパキッと音がするくらいに固くなるものが多いのですが、こちらは冷えた状態でも温度変化の影響をあまり受けず固くなりすぎません(低い温度で保管しておくとガチガチに固くなるチョコって多いので…)。
対して、レーズン部分は柔らかさがありつつもシャキシャキとした歯ごたえが楽しめ、食感の対比が効いています。
ソフト食感でくちどけが良いとあっという間に食べ終わり、歯の力もいらないために、ともすると食べ応えがあっさりし過ぎてしまう場合があるのですが、こうして歯ごたえのあるレーズンが入ることで「食べ応えアップ」「食感の対比でそれぞれの味わいをより実感」できる効果があるかと思います。
丸粒のレーズンがチョコレートのどの部分を食べてもしっかりと入っていて、存在感がありますね。たっぷりのレーズンで食べ応えが増し、リッチ感も感じられます。
油脂感もしつこくなく食べ終わりに舌にベタッと張り付く感じないので、食べやすいです。
〈味〉
洋酒の風味が濃厚なラムレーズン入り生チョコレートながら、アルコールの風味にまったくカドのない「甘さ」「ミルク感」「洋酒/カカオの苦み」の一体感が絶妙なチョコレートです。
ひとくち食べると、洋酒とミルクチョコレートの甘い香りが鼻に抜け、カカオと洋酒のほろ苦さ、洋酒のフルーティーで芳醇な味わいがしっかりと出ています。チョコレートの甘みは強めながらも、カカオやアルコールの風味があることで甘ったるく感じません。
食べ進めた際にラムレーズンを噛むと、一気に口にラムレーズンのフルーティーで爽やかな甘みとほろ苦さが広がります。シャキシャキとした食感と相まって、非常に存在感がありますね。良いアクセントになっています。ラムレーズンなので洋酒の風味があり、甘さだけでなく香り高いのでチョコレートの味わいにもより深みが出ますね。
最初はほろ苦さのしっかりとあるアルコール感の強い味ですが、食べ終わりに向かって徐々にまろやかな味に変化し、よりクリーミーな印象になります。
くちどけの良いチョコレート部分が先に食べ終わり、食感がしっかりとしているラムレーズン部分が少し口に残る感じですが、チョコレートの後味があるので〈(レーズンの)残った感〉はそれほど気になりません。
食べ終わると後味は自然に切れ、洋酒でほんのり胃の辺りが温まったような感覚がありますね(※私はアルコール消化力が弱いので、強い人はまったく胃の様子は変わらないでしょう)。洋酒に限らずお酒が苦手な人でない限り、問題なく美味しく食べられます。アルコール分を全体で3.7%含有しているので、その点だけ注意です(子どもや妊婦さんなど)。
3.7%ものアルコールを含んでいると意識させないほど、甘いチョコレート本体との味の調和が魅力ですね。
アルコールが多く入ったチョコレートといえば、チョコレートかアルコールのどちらかが引き立て役になったりしてますが(※ものすごく酒の風味が強くてただただ苦かったり(アルコール強)、ちょこっとラムの香りする程度だったり(チョコ強))、これは非常に両者のバランスが良いです。
ガツンと洋酒の風味がありつつもまろやかでクリーミーな生チョコによって、渋み・苦みのきつさを感じません。洋酒自体もカドのない爽やかな風味のものが使われているかと思います。
「ラミー」はクリーミーで濃厚な生チョコとフルーティーなラムレーズンの味が引き立てあって、非常に奥深い味わいを楽しめますね。
ラミーは洋酒チョコレートを普段食べない人にも勧めたいチョコレートです。毎年リピート購入してますが、酒・チョコ・ドライフルーツの一体感は非常に満足度が高く、何度も買いたくなる魅力を持つ完成度の高い商品ですね。販売実績やロングセラー商品であり、人気が高いのもうなずけます。
洋酒の風味が強いバッカスよりも、実はラミーの方がアルコール度数は上。
それを意識させないチョコレートとの一体感、さすがですね。
関連商品
ラミー同様、洋酒を素材としたアルコールチョコレートのロングセラー商品。コニャックを使った濃厚な洋酒の風味を楽しめ、冬季限定チョコレートとして毎年秋口に同社「ラミー」とともに全国で販売される、冬の定番チョコレート。
※当サイト上の記事
他社、他ブランドの競合商品
「ラミー」は、ラムレーズンを練り込んだ洋酒チョコ。生チョコで食感やくちどけもよく、リッチタイプの商品。
他社でも人気の冬チョコはありますが、特に近年では「リッチタイプ」「アルコールチョコレート」の商品開発が盛んで、どんどん競合商品が出てきている非常に競争の激しい分野です。
日本に限っては「バレンタインチョコレート」が非常に大きな食イベントとなっているので、高級タイプからスーパーやコンビニで買える気軽なラインまで非常に多くのライバル商品があると言えますね。
一方フレーバーの「ラムレーズン」は、ラム酒シロップに漬け込んだレーズンを使った、洋酒の風味とドライフルーツの味・食感が楽しめる大人向けの味わい。
ラムレーズンはチョコレートと好相性の人気素材なので、系統の近いライバルが多いフレーバーと言えるでしょう。自然に大人向けになるため、リッチタイプの商品が多いのも特徴です。
〈同ジャンル菓子〉チョコレート
↓メルティーキッス くちどけラム&レーズン(明治)
※2023年版は、「本格洋酒チョコレート とろける冬のラム&レーズン」として発売。
明治の人気冬チョコブランド「メルティーキッス」より、大人向けとして発売されたラム酒入り生チョコ。スティック形状にスタイリッシュで華やかなパッケージデザインで、現代的な商品。
最新バージョンは商品名が「~ラム&レーズン」と改められ、パッケージの雰囲気も異なった物に。
ビター寄りだがアルコールがきつすぎないラムレーズンチョコ。
当ページで紹介紹介している「ラミー」より後発ながら、似た系統の製品規格。味の系統は、こちらの方がカカオの苦み強め。
※当サイト上の記事
↓メルティーキッス 蜜漬けオレンジピール ブランデー仕立て (明治)
※2023年版は、「本格洋酒チョコレート とろける冬のブランデー&オレンジピール」として発売。
明治の洋酒チョコレートシリーズのひとつ。こちらもラム&レーズンと一緒になっている。
蜜漬けしたオレンジピールをチョコレートに練り込んだ、スティック形状のリッチタイプチョコレート。
※当サイト上の記事
(独断と偏見による)製品評価
パッケージ評価 | ★★★★★☆☆マイナーチェンジ。バッカスと対となる、どこかレトロながら随所にゴールド印刷とシックな色使いでリッチ感あり。「洋酒チョコ1位」表記で購買欲刺激。カラーとシズル感◎ |
製品評価(味・香り・食感・見た目) | ★★★★★★☆ロングセラーも納得の一体感のある味・香り・食感。ラムレーズンとガナッシュの味のバランス良く食べやすい。フルーティーなアルコール風味がしっかりいているが、まろやかで洋酒チョコの中でも万人受けする一品。 |
総合評価 | ★★★★★★☆売上1位に納得のラムレーズン×チョコの最高のバランス。洋酒とチョコレートの一体感良く、非常に完成度の高い一品。 |
「冬チョコの代表格」として納得の、高品質で万人受けする一品です。
ロッテの冬チョコロングセラーブランドにして、国内各販路で気軽に購入できる、リッチタイプ洋酒チョコの代表格である「ラミー」。
「洋酒チョコ売上第1位」の言葉からもわかる通り、長年消費者から支持されてきた実力を持つ商品です。
その魅力はなんといっても「フルーティーな洋酒の風味/ラムレーズン」のビターさと、「コクと甘みのある生チョコ」のスイートさの一体感。アルコール含量3.7%と高めの数値でしっかり洋酒の風味がありながら、甘い生チョコの味と綺麗に合わさっています。
市販の洋酒チョコでは苦みや辛味が強く出た物が少なくありませんが、こちらは生チョコ部分の味が甘み強め、かつクリーミーでマイルド。
そのため、「苦いチョコは苦手」という人でも食べやすい、アルコール含量の高さを意識させない味わいで普段甘いチョコを好む人にも合います。
本格洋酒チョコの中でも、チョコと酒との味のバランスが非常に良い甘めの万人受けタイプ。洋酒自体も、フルーティーで苦み辛みが少なくカドがないので、嫌味がないですね。
くちどけの良い生チョコとレーズンの食感の対比もあり、飽きの来ない商品です。
販路や価格面も含め多くの人が気軽に買いやすい、間口の広い商品と言えるでしょう。
リニューアル後も古参ファンも安心の味の良さ、刷新による食べやすさ向上で、総合で★6つです。
超ロングセラーで冬のチョコレート売り場では必ずと言っていいほど売られている本商品ですが、SNSなど見ると「今年も買った!」「個包装変わった!」と言った声がたくさん上がっています。リピーターが多い証拠ですね。
私も毎年買っているこちらのチョコ、「存在は知っているけどなんとなくスルーしてきた」という方にも一度試してみてほしい商品です。
前年度版からほとんど変化なく、商品の状態は安定しているようです。
以前の大幅リニューアルで形が変更し内容量は若干減ったものの、それも止む無しと納得させる製品の完成度の高さ、現代のニーズに合わせた食べきり個包装の導入と、品質満足度の高い商品です。
まとめ
ロッテの期間限定「ラミー」。
「洋酒チョコ売上第1位」に納得の商品でしたね。
毎年購入している(私のような)人のほか、意外と「昔から知ってはいるけど買ったことがない」という人も少なくないようです。が、ロングセラーには売れるだけの実力があります!
食べたことがない方にも、一度はぜひ試してみてほしい商品です。
↓2023年10月発売のラミー、ネットでも購入可能!