どーも!食べ研です。元企画開発部員のティーがお送りします。
紹介するコンビニ商品がやたら「もちぷにゃ」ばかりの当サイトですが(むしろ今はそれしかない。笑)懲りずにご紹介~。
今日も好き勝手に市販商品を分析していきたいと思います。さっそく見ていきましょう。
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基本データ
まずは基本データから。
商品名 | さくらもちぷにゃ |
製造者 | 株式会社デリカウェーブ(販売…セブンイレブン) |
名称 | 洋生菓子 |
内容量 | 1個 |
原材料 | ミックス粉(砂糖、小麦粉、その他)、こしあん、乳等を主原料とする食品、クリーム(乳製品)、卵、ショートニング、砂糖、洋酒、ぶどう糖、食塩、ゼラチン、でん粉、寒天、加工でん粉、乳化剤、トレハロース、クチナシ色素、膨張剤、増粘剤(キサンタン)、野菜色素、香料、酸化防止剤(V.E)、(原材料の一部に大豆を含む) |
原材料中に含まれるアレルギー物質 | 卵、乳成分、小麦、大豆(※パッケージに表示なし、原材料表示から読み取れる範囲のみ記載) |
賞味期限 | |
発売日 | 2017年3月28日 |
発売エリア | 新潟エリア |
価格 | 102円(税別)、110円(税込み) |
商品コンセプト・説明 | もちもち生地にさくらあんホイップ(商品パッケージ裏面より) |
備考 | 新発売。新潟限定。 |
セブン&iのPBブランド「セブンプレミアム」から、セブンイレブンのオリジナルデザート「もちぷにゃ」シリーズの新潟限定新商品です。
詳細は下記ですが、こちらは新潟県上越市とのコラボ商品なので、地元ニュースサイトの記事もありましたよ。
商品キーワード
新発売、新潟限定、もちぷにゃ、さくらあんホイップ、和風、コラボパッケージ
やはりここで注目すべきは、「新潟限定」「さくらあんホイップ」というポイントですね!
コンビニ商品での新発売といえばエリアによって取り扱い商品が大きく異なり、さらに発売期間も短いのが特徴ですね! この商品は新潟限定なので、販売店舗は新潟県内のセブンイレブンのみ。さらにスーパーのお菓子なんかよりは断然販売期間が短いので、気になったらゲットあるのみです。
そしてこの商品は「さくら」をモチーフにした春らしさを感じさせるもの。
このような「さくらの風味」のお菓子には、さくらの花や葉の塩漬けなどが使われ、4月前後に多く発売されます。色もピンク色で華やかなものが多いですよね。
桜餅を代表とする和菓子と相性がいい素材であり、見た目のかわいらしさからシフォンケーキなど洋菓子のフレーバーにもなっています。
今回の商品では、「さくらあんホイップ」として、さくら+あんこ+ホイップクリーム、という和風クリームに仕上げています。
また、この商品はセブンイレブンジャパンらと新潟県上越市が締結した「地域活性化包括連携協定」の元に商品開発が行われてます。
3つの記念発売商品があり、そのうち「さくらもちぷにゃ」は、日本三大夜桜として名高い「上越市高田公園の夜桜」がモチーフ。
普通の桜ではなく、夜桜なのがポイントですね。県内でも下越地区からはかなり遠いけど(高速で3時間以上かかる場合も!)、いつか行ってみたい!と多くの人が言うほど有名なさくらの名所です。
(実はまだ行ったことないので、行ってみたいな〜)
ともかく、こういうコラボで改めて地元の魅力を感じることができるのは、アピールしたい自治体はもちろん消費者にとっても良い機会ですよね。
製品購入データ
こんな場所で実際に購入しましたよー。
購入店舗 | セブンイレブン |
購入日 | 2017/4/2 |
購入価格 | ¥110 |
備考 |
販売店舗はセブンイレブンのみ、そしてさくらをモチーフにしている点とコンビニ商品である点から、春限定の商品でしょう。
売り場にはこの商品の大きめ手書きポップも準備されていて、他の商品よりもアピールされていましたよ。
製品チェック
パッケージ
それでは、パッケージから見ていきましょう!
ベースカラーは淡いピンク。さくららしい、控えめで上品なカラーです。
パッケージの中心には、白枠内にブランドロゴ・商品名・価格の統一デザイン。赤丸のシールで「新発売」の表示、その下に「さくらあんホイップ」の記載。
パッケージ左側には、新潟県上越市のPRキャラクター「上越忠義隊けんけんず」の3キャラクターのイラストが入っていますね。
…私は新潟県民ですが、実はこのキャラクターたち、初めて知りました!
思わず「けんしんず」だと思ったのですが、よく見ると「けんけんず」。「けんけん」はまさかの中央のわんこの事でしたよ。ビッグネーム2人に挟まれて、「誰?」となりましたが、どうやらオリジナルネーミングのようで。
初めてこのキャラクターたちを見た人、私と同じように「けんけんって初めて聞いた!」と思いそうですね。(←考えすぎ?)
とはいえ、公式サイトでも確認したので、これで私は誰かに聞かれても完璧に答えられます。笑 兼続公が助けてあげた、わんちゃんの事だそうですよ。(ひとつ地元情報に詳しくなった!)
→上越市PRマスコット「上越忠義隊けんけんず」 (上越市公式HPより)
↓パッケージイラスト拡大
↓パッケージ(裏)
ほんのり淡いピンクになっている、こちらもかわいらしい色使い。
商品説明と裏面表示のシールの貼付け。
↓栄養成分表示拡大
カロリーは、1個176kcal。
↓原材料表示部分拡大
ここで注目すべきは、原材料に「こしあん」「クリーム」「洋酒」「香料」とある部分ですね!
最も多く含まれる原料は、もちぷにゃシリーズ共通のミックス粉。
そして、次に多く含まれるのがこしあん。あんホイップですが、ベースはこしあんのようです。
また、原材料を見ていくと、他は卵や砂糖、クリームといった洋菓子のベースとして使われている食材が多くを占めます。
どれでさくらの風味づけをしているか原材料表示のみからだとわかりづらいですね…「さくら」というワードが入っていません。
おそらく「洋酒」「香料」で出しているでしょう。洋酒は他のもちぷにゃには使われていないことからも、さくらリキュール辺りを使って風味づけしたのではないかなー、と。
添加物は乳化剤以下で、やはりコンビニスイーツは添加物の種類が多めですね。
商品実物
実際のお菓子がこちら。
↓包装を開けたところ
パッケージも中身もピンク色でかわいらしい。
少しくすんだかわいらしいピンクの色合いで、さくららしさがありますね。
↓商品アップ(横から)
横から見ると、ぽってりとしたフォルム。
はい、また空洞多めです(泣)。3分の1近くクリーム入ってないです。
なんなのでしょう、ネットでは割と中までぎっしりクリームなのに…(損した気分…)
中の生地は紫がかった濃い色合い。クリームは淡い色。
〈外観(見た目・サイズ)〉
〈見た目〉
さくらの中でも「夜桜」をモチーフにしたのが理解できる、やや青みがかったピンク色です。もちろん着色料は使われていますが、天然由来(野菜とクチナシ)のものを使っているのでややくすんだ自然な発色が特徴です。(合成着色料を使うと、鮮やかだったり毒々しかったり)生地の内部を見てみると、紫っぽい発色ですね。
コロンと丸いフォルムに、外掛けのパウダーで少し白っぽい色の部分も。上側は生地が膨らんだことで、少しひび割れたような感じです。
カットしてみると、たっぷりのクリームに薄めの外側生地。中のクリームもピンク色です。かわいらしい見た目なことで、食べる楽しみもアップしますね。
〈サイズ〉
↓商品実測値(※繰り返し計測なし)
長さ(cm) | 直径 6.0 | 高さ3.0 |
ドーム型の生地は、一般的なシュークリームより少し小さめのサイズ感。生地の層は薄いので、ほとんどがクリームになります。
コンビニスイーツの中でも、他の製品に負けないサイズ感と100円ちょいの価格設定で手に取りやすいです。
〈香り・食感・味〉
〈香り〉
食べる前には、ほとんど香りを感じません。ほんのりと生地の焼けたにおいがあります。
食べると、味の感じもあってさくらの香りも少ししますが、こちらもほんのりですね。香りの主張は控えめです。
〈食感〉
外側生地はぷにっと、内側のクリームはしっとりなめらか。外側の生地部分はもちぷにゃシリーズらしいしっかりした弾力に噛みごたえで、日本人なら本来のシュークリームよりもこちらの触感を好むのでは。
やはりこの外側生地のぷにっとした触感が魅力ですね。
また、クリームには通常のもちぷにゃホイップにはない「こしあん」が使われています。あんこはクリームに比べて固めに仕上がるので、こしあんが入ったことでこれまでのもちぷにゃシリーズの中でも固めのホイップになっています。
これまでは半分にカットしたときにクリームが流れてくるような感じもあったのですが、今回は切ってもまったく流れてこず、食べている間も流れ出てきません。食べた時の滑らかさは、こしあんホイップより通常の洋風ホイップの方が上かな。
通常のものより食べやすくはありますね。
〈味〉
ほんのりと桜の風味、どちらかというとそれよりもこしあんが主張しています。
最初はクリームっぽさが強めに感じますが、中味からはあんの風味が口全体に広がります。甘さはそこまで強くなくさっぱりとしていて、さくら風味がほんのりとあります。
例えばさくら餅のようにさくら風味が全面に出ているわけではなく、あくまでほんのり。また、このホイップのベースはこしあんですが乳成分もしっかり含まれているので、「あんこの風味は苦手!」という人でも比較的食べやすいです。
その分さくらの風味が控えめなのでややインパクトには欠けてしまっている印象です。もう少しガツンとさくらの風味付けがあると、よりお菓子として楽しめるのでは。今回は味わって食べる必要があるかな、と思いました。
関連商品
↓もちぷにゃ(セブンイレブン)
「もちぷにゃ」シリーズの最もベーシックな味。元は岡山限定販売で、その後好評を受けて全国展開に。このシリーズの元となったのは、コンビニ「スリーエフ」の「もちぽにょ」というまったくそっくりのPB商品。
↓カフェオレもちぷにゃ(セブンイレブン)
嗜好飲料としておなじみのカフェオレをイメージしてクリームにした、「もちぷにゃ」の限定味。
※レビュー記事
→【新発売】カフェオレもちぷにゃ(セブンイレブン)商品分析!
→【新発売】レアチーズもちぷにゃ(セブンイレブン)商品分析!
他社、他ブランドの競合商品
さくら風味のスイーツといえば、春先の期間限定商品の大定番。各社から期間限定商品として販売されていますね。
このシリーズのように「ぷにもちシュークリーム」に限らず、さくら風味の洋生菓子も根強い人気。色々なお菓子の素材としてさくらが使われています。
そのかわいらしいピンクの色合いで食欲をそそるのも相まって、人気なのもうなずけますね。
〈同ジャンル菓子〉洋生菓子
ほんのりとした桜の風味が楽しめる、スフレタイプのチーズケーキ。
包装やホイップの絞り、ちょこんと乗ったさくらの花が見た目にも楽しい一品。
ブッセ生地に桜クリームをサンドし、白玉や桜花の塩漬けなどを添えた一品。
〈別ジャンル菓子〉チルド飲料
白桃ピューレに桜花エキスを合わせた、華やかな一品。
さくらを単体で使うではなくフルーツと合わせることで、また違った風味に。
(独断と偏見による)製品評価
パッケージ評価 | ★★★☆さくららしいピンクと地元PR◎ |
製品評価(味・香り・食感・見た目) | ★★★☆☆さくらの風味はほんのりで、こしあんの味も控えめ。 |
総合評価 | ★★★☆☆桜の主張が弱めの印象。 |
さくらの風味はあるが、味や香りが弱いので控えめな味の一品です。
食べる側としては、特徴がはっきり出ていた方が多くの人が「濃厚」「おいしい」と感じるでしょう。
その点で、さくらの風味が弱めで、ホイップ自体やこしあんの味に隠れてしまっていたのが惜しいです。
「こしあんや桜の風味が苦手な人」にはホイップの風味が強めのこちらのクリームは食べやすいでしょうが、和と洋どっちつかずな感じが否めないのがもったいないですね。
桜やこしあんの風味が弱めで「さくら」を堪能するには控えめな印象なので、総合で★3つです。
もちぷにゃシリーズは価格面でも手に取りやすいのもあってよく買うのですが、今回は少し特徴が出ていないお味だったかなー、と。
でも、クリームがダレてこないので食べやすさ的には良かったですよ!
また、地元アピールにこうして商品パッケージが使われるのは、注目度があがるしSNSに出してもらいやすいので良いと思います!
まとめ
春を感じさせるフレーバーを採用した、新潟限定の「さくらもちぷにゃ」。
春らしいビジュアルのかわいらしさと、主張控えめのさくらあんホイップという内容でした。今回は、少し味が弱かったように思いますが、120円と安価で春スイーツを楽しめましたよ。
こちらの商品新潟限定なので、県内在住の方は上越市応援のためにもぜひお試しを!
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