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スナック菓子

【新発売】ポテトチップスクリスプ うすしお味(カルビー)商品分析!

どーも!食べ研です。元企画開発部員のティーがお送りします。

本日のお菓子は、【新発売】ポテトチップスクリスプ うすしお味  です!


今日も好き勝手に市販商品を分析していきたいと思います。さっそく見ていきましょう。

 

基本データ

まずは基本データから。

商品名  ポテトチップスクリスプ うすしお味 Lサイズ
製造者 カルビー株式会社
名称  ポテトチップス
内容量  115g
原材料  乾燥じゃがいも(遺伝子組換えでない)、植物油、デキストリン、食塩、コーンスターチ/乳化剤、調味料(アミノ酸等)、香料
賞味期限
発売日  2016年8月1日(月)/北海道エリア全業態(北海道)
2016年8月22日(月)/東北・信越エリア全業態(青森県・岩手県・宮城県・秋田県・山形県・福島県・長野県・新潟県)
2016年10月10日(月)/関東エリア全業態(山梨県・茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・東京都・千葉県・神奈川県)
発売エリア  上記参照
価格  OP(税込み235円)
商品コンセプト・説明  新「ポテトチップスクリスプ」シリーズ。
パリッと心地よい食感の筒型タイプの成型ポテトチップス。
水分をコントロールし、独自の食感を生み出した。
湾曲角度と大きさにもこだわり、食べやすさと口内のフィットを高め、瞬時に割れるように設計。
主原料となるポテトフレークは、口どけのよい馬鈴薯品種だけを使用。
生地に塩を練り込み、ベースとなるフレーバーは上がけした。口に入れた瞬間にしっかりと味を感じ、後引くほどよい塩加減と絶妙なバランスの味付け。(新商品情報サイトより)
備考 発売延期後、北海道から順次商品発売

カルビーの人気を支えるトップブランド、「ポテトチップス」からの別ジャンル商品です。発売日をスライドして、エリアごとに細かに発売日が設定されていますね。上記以外の発売は現在非公表です。

 

商品キーワード

ポテトチップス(ブランド)、成型ポテトチップス

やはりここで注目すべきは、「成型ポテトチップス」というポイントですね!

袋物のポテトチップスではトップの人気を誇っている「カルビーポテトチップス」ではありますが、すでに他社で人気商品が定着している「成型ポテトチップス」のジャンルに「ポテトチップス」ブランドを引っ提げて打って出るということですね。

成型ポテトチップス自体は既に人気ブランドとして認知度も高いヤマザキビスケット(旧ヤマザキナビスコ)の「チップスター」ケロッグの「プリングルズ」の2強が。

後発となるとは言え、カルビー「ポテトチップス」ブランドは強いでしょうね。

生産段階で品質のばらつきが判明し製品改良のため一時発売延期となっていたようですが、現在北海道を皮切りに順次市場に投入されています。

ずっと成型ポテトチップス市場にカルビーは参入しないなぁ…と思っていたのですが、ついに来たか!!!という気持ちです。

(全国のみなさんもきっと同じことでしょう)

 

製品購入データ

こんな場所で実際に購入しましたよー。

購入店舗  郊外型スーパー
購入日  2016/09/22
購入価格
備考 発売時期は全国一斉ではないため、未発売地域あり

ちなみに、東北・信越エリアです。

 

製品チェック

パッケージ

それでは、パッケージから見ていきましょう!

 

パッケージ(表、裏)

「カルビーポテトチップス」のデザインをそのまま成型ポテトチップス用のデザインに移し替えたかのようなそのまま!という感じのパッケージデザインですね。

だからこそ、形が違う=別の形の商品にポテチがある!というインパクトがありますね。これこそがカルビーが狙っているポイントで、要は「おでかけとか移動の時にはかさばらないクリスプを、おうちなどではノーマルポテチを選んでね!」と消費シーンに合わせて提供し、カルビーポテチファンをがっちりつかんで離さない!という状態にすることのようです。

 

キャップ、底

imageimage

プラスチック製のしっかりした素材のキャップと、底には賞味期限が印字されています。

 

原材料表示部分拡大



ここで注目すべきは原材料に「乾燥じゃがいも」「デキストリン」「コーンスターチ」とある部分ですね!

乾燥させたじゃがいも(ポテトフレークやポテトパウダー)を揚げて味付けしたのが成型ポテトチップスですが、各社で生地のジャガイモ以外の配合割合も異なるようです。じゃがいもそのままの袋物ポテチよりも、加工の工程が増える分会社ごとの特色が出ますね。

この「ポテトチップスクリスプ」では主原料のじゃがいもに加え、デキストリン(=でんぷん)とコーンスターチ(=でんぷん)の2種類のでんぷんが使われています。原材料として配合量の少ないコーンスターチは味塩に使われているかもしれませんが、量の多いデキストリンはじゃがいもパウダーのつなぎの意味で生地に使用されていると予想されます。

ちなみに、ベーシックな商品の主原料の比較として、

  1. プリングルズ うましお味…ポテトフレーク、小麦でん粉、米粉
  2. チップスター うすしお味…ポテトフレーク

となっているので、混ぜ物なしの純粋なポテトのみを生地の主原料に使っているのはチップスターのみですね。

プリングルズとポテトチップスクリスプはでんぷんを生地に配合しています。しかし、でんぷんの種類がそれぞれ違いますね。

そしてこのポテトチップスクリスプの味付けは「カルビーポテトチップス」のブランドで培われた連食性の高い(手が止まらない)味塩を使って行っているとのこと。

塩ベースに味の素的な調味料が絶妙に組み合わされています。この味自体の生地へのつけ方も他社とは違い、生地に少量の塩練り込み+味付けのメインは上掛け、と差別化しています。(他社ではメインの味付けは生地練り込みが主流)

 

公式HPには、作り方がポップな図説で載せてあります。それによると、

  1. 生地材料(粉末じゃがいも・調味料・塩)を混合
  2. シート状に成型し楕円に型抜き
  3. 油で揚げて味付け

と、ざっくりとした作り方はこのようになっています。

ポテト生地の製造はカルビーではこの商品が初の市場本格投入でしょうが、元々生地を揚げる&味付けはたくさんのノウハウが蓄積されている事ですからきっとお手の物ですね。(もちろん、生地が違うので簡単なわけではなかったでしょうが)

※そういえば、公式HPにドイツのOEMで…とテスト販売まではOEMで海外委託していたようですが、本生産である本製品は、国内製造となっていますね。

 

包装

包装もチェック。見苦しい写真でごめんなさい。

家族が破りました。笑


今回の商品は成型ポテトチップスであるので、筒の中にはきれいに包装され筒状になったポテチが。この内袋のデザインも、「カルビーポテトチップス」を連想させるものになっています。これだけ見たら、中身が成型ポテトチップスではなく普通のポテチなのではと勘違いしそうなほどです。

 

商品実物

実際のお菓子がこちら。

包装を開けたところ

成型ポテトチップスらしく、きれいに並んで詰めてあります。

 

商品アップ(表、裏)


楕円で緩やかなカーブを描いた形です。生地の横からの画像だと、少し厚みがあるのがわかりますね。

 

〈外観(見た目・サイズ)〉

今回は比較用のプリングルスやチップスターを用意していなかったので(←詰めが甘い。)詳細な比較ができませんが、パッと見た感じ記憶の中の他2つとの形の差は感じませんでした。

こんなもんかなー、うん、そうだったかも!という印象。←適当やな。笑

しかしニュースリリースでは湾曲角度と大きさにこだわったとのことなので、他2つを一緒に並べればしっかり差別化されていることが理解できるでしょう。

そして大きさは、少し小ぶりですが2強とそんなに変わらないサイズかな、と感じました。あくまで他に比較対象がない状態の主観の判断ですが。これ単品で食べる分には、違いがわからない、という事です。

 

〈味・香り・食感〉

香りはほんのり香ばしい風味があるのもののほとんどなし。

食感ですが、厚みがあるので、噛んだ時バリ!というような強めの歯ごたえを感じました。

これ、他2社の商品とはまったく異なる食感です。口の中で割れた瞬間、他との明らかな違いを実感しました! これまで食べたことのある成型ポテトチップスの中で、間違いなく一番固いです。そして、生地の大きさがちょうど口に1枚まるまる入る大きさなので、口を閉じると自然とバリ!と割れるのが小気味良いですね。

この一口に入るサイズ、そして口に入れた瞬間割れる、という点に開発でもこだわって作ってあるとニュースリリースに明記されているだけあって、完璧にその通りです。

食感と違って味はそう主張が強くなくほんのりとした塩味、という印象。袋物のポテチでは多少味塩のかかりにムラ出るので(形も不均一ですからね)塩気を強く感じる時もありますが、こちらはそれよりも塩気は少し控えめかつ均一な印象です。成型ポテトチップスは生地の元々の味や厚さがスライスポテトチップスとは違うので、味の出方もまた違うでしょうしね。

他2つのブランドのベーシックなしお味と比べると、味は濃い目の気がします。他2つは時々もっと塩気がほしい…という気分になるのですが、こちらは塩分濃い目です。(と言っても、食べやすい濃さですよ)

 

関連商品

ポテトチップス(カルビー)

ポテトチップス うすしお味

言わずと知れたカルビーを代表するスライスポテトチップスのトップブランド。説明不要ですね。キング・オブ・ポテチ

 

他社、他ブランドの競合商品

既に2社(2ブランド)によって成型ポテトチップスの売り場がほぼ独占状態。同商品を買うとなれば、たいていの人はこの2ブランドのうちどちらかを買うはず。

 

〈同ジャンル菓子〉成型ポテトチップス

チップスターL うすしお味(ヤマザキビスケット→旧ヤマザキナビスコ)

チップスター L (うすしお味) パッケージ写真

成型ポテトチップス市場の2強のうちの1つ。国内生産なので、それにこだわる人はプリングルズよりこちらの方を好むかもしれませんね。ちなみにこちらの商品が日本の成型ポテトチップス市場売り上げ第1位

 

プリングルズ うましお味110g(日本ケロッグ)

うましお味 - 110g

日本ケロッグにより輸入されている成型ポテチ市場2強ブランドのひとつ。特にサワークリーム&オニオン味は期間限定向けのフレーバーの感があるが、定番で同シリーズを牽引している点も特徴的。

 

(独断と偏見による)製品評価

パッケージ評価 ★★★★☆カルビーポテチファンは買わずにいられない
製品評価(味・香り・食感・見た目) ★★★★☆食感による差別化と止まらない味◎
総合評価 ★★★☆☆パッケージも味も◎だが、カルビーポテチブランド好きからは評価分かれるのでは。

カルビーのトップ商品「ポテトチップス」のデザインを前面に押し出し打って出た、ネームバリューを最大限に活かした一品です。

ブランドファンならずとも、国民的ポテチの代表格がついに成型ポテトチップスに参入するとあっては買わずにはいられません。

味自体はポテトチップスのオリジナルシーズニング(味付け)を利用しているとのことですが、やはり普通のポテチと成型ではベースの味が違うのでまったくの別物に感じます。そしてこの厚めの生地&しっかり食感で2強とは差別化し、食べ飽きない味はさすがです。

しかし、スライスポテチの本家「カルビーポテトチップス」のイメージがいかんせん強すぎました。

薄切りでサクっとした食感の本家に対して、厚切りでバリっとした食感のポテトチップスクリスプ。この本家との食感の違いが「結局本家「カルビーポテトチップス」とは別物じゃん。」と違和感を感じる点で個人的に総合で★3つです。あの薄切りでサクッとした特徴的な食感こそが「カルビーポテトチップス」本家の良さだと思うので、それがないとなると別物感がありますね、個人的には。(あくまで個人的には!)

これで全く別の「ほかにはないリッチな厚切り成型ポテチの新シリーズ!」として打ち出したなら違ったのでしょうが、先入観として薄切りのパリッとした食感、あの油感を期待して食べてしまうがために、その違いにどうしてもついていけない感がありました。そこまで本家の熱狂的ファンというわけでもなかった私ですが、自分でもこう感じていることにびっくりです。もしクリスプが別ブランドでの発売だったとしたら、総合でも★4つかな。

もちろん、「ポテトチップスクリスプ」単体としてはおいしいです。商品力が高いので、食べているうちに本家ポテチは頭から離れてこれ単体として見れるようになるでしょうしね。特に他2ブランドにはないパリ(私にはバリ)っと食感が気に入る人には間違いなくアタリでしょう!

それにしても、今後の市場動向がどうなるか楽しみですね。既に9月中の週間POSデータ(販売実績データ)より、ポテトチップスクリスプが菓子部門で売り上げトップテン入りしています。新発売時期の注目度はもちろん、時間が経過して落ち着いてきた頃のデータも気になるところです。

 

まとめ

この「ポテトチップスクリスプ」を食べてみて、改めて本家「カルビーポテトチップス」の強さを実感した気がします。ポテチ好きでもそうでなくても、話題の商品である本商品、ぜひお試しあれ。

これを食べて「あれ、カルビーポテトチップスじゃない!」と思うか思わないか、それは食べた人次第ですね。私自身は思った以上に本家「カルビーポテトチップス」のイメージを強く持っていたようで、「パブロフの犬」という言葉を思い出したほどですよ。笑 なんだかんだ、あの本家の食感を期待しているところがあったのでしょうね。

この新シリーズ、今後の売れ行きやバリエーション展開に注目です!

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