どーも!食べ研です。元企画開発部員のティーがお送りします。
本日のお菓子は、【新発売】とろマロ ストロベリー味 です!!
今日も好き勝手に市販商品を分析していきたいと思います。さっそく見ていきましょう。
!NEW!追記 2018.10.11 …原材料に関する蛇足を追記しました。
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基本データ
まずは基本データから。
商品名 | とろマロ ストロベリー味 |
製造者 | 販売者…株式会社 ブルボン、製造者…北日本羽黒食品株式会社 |
名称 | マシュマロ |
内容量 | 40g ※数えたところ、 12個入り |
原材料 | 砂糖、異性化液糖、水飴、いちご濃縮果汁、ゼラチン、ボイセンベリー濃縮果汁/トレハロース、グリセリン、酸味料、香料、炭酸カルシウム |
原材料中に含まれるアレルギー物質(27品目中) | ゼラチン |
賞味期限 | 6ヶ月 |
発売日 | 2018年9月18日(火) |
発売エリア | 全国(販売チャネル:コンビニエンスストア、量販店、ドラッグストア、小売店、売店など) |
価格 | 希望小売価格140円(税別) |
商品コンセプト・説明 | ・“とろマロ”シリーズは、ジュワ~っととろけるくいどけで果汁感あふれるさっぱりとした味わいの新感覚マシュマロです。 ・「とろマロストロベリー味」は、ストロベリー果汁をたっぷり使用し、果汁感あふれるさっぱりとした華やかで甘酸っぱい味わいに仕上げました。形態に便利なチャック付きの小袋タイプで、一粒ずつ適量でお楽しみいただけます。(ニュースリリースより) |
備考 | 新発売。 |
ブルボンの人気マシュマロシリーズ「とろマロ」に、「とろマロ ストロベリー味」が新登場。
商品キーワード
新発売、ブルボン、とろマロ、ストロベリー味、マシュマロ、果汁感、さっぱり新感覚マシュマロ
やはりここで注目すべきは、「果汁感」「さっぱり新感覚マシュマロ」というポイントですね!
日本の大手菓子総合メーカーである「ブルボン」から、近年新ジャンルとして市場に投入されている「とろマロ」。SNSなどでも話題となり、人気が高いようです。ポケッタブルサイズに軽い食感とさっぱり味で、女性受けが良いですね。酸っぱいマシュマロ、というありそうでなかった商品です。
さて、今回のフレーバーは「ストロベリー味」。いちご味といえば、甘いお菓子には欠かせない人気の味です。チョコレートやキャンディ、グミなどの干菓子はもちろん、ケーキなどの生菓子でもなくてはならない存在ですね。
見た目も味も華やかで、甘酸っぱい味わいが人を選ばず人気の秘訣です。
とろマロシリーズとして既発のフレーバーは、第一弾がちょっと珍しいライム、第二弾が定番フレーバー・グレープ、それに続いて第三弾がこのストロベリーとなります。(※ 2018年10月現在、ライム味は公式HP内の商品情報より削除されているため、終売かリニューアル等切替の可能性あり)
定番中の定番・ストロベリー味ですが、果汁感と酸味が特長である「とろマロ」ではどのような商品に仕上がっているか、要チェックです!
製品購入データ
こんな場所で実際に購入しましたよー。
購入店舗 | スーパーマーケット |
購入日 | 2018/09/23(日) |
購入価格 | ¥128(税別) |
備考 | ― |
新潟県のスーパーマーケットにて、新商品を紹介するエンドの棚・目線の高さに大量に陳列されていました。
フック陳列もできるタイプなので、ドラッグストアでもフック陳列にて複数の場所に陳列されているのを見かけましたよ。
製品チェック
パッケージ
それでは、パッケージから見ていきましょう!
赤、ピンク、白のグラデーションになった、華やかな色味のパッケージ。外側には濃いピンク色の縁取りで、グラデーションカラーのパッケージながら、売り場でくっきりと目立ちます。
フック穴あり・チャック付き・マチ付きパッケージで、流行りのフック陳列も棚陳列にもどっちにも対応できるスタイル。
中央部分は透明にピンクの透明フィルムで中のマシュマロが見えるようになっており、実際の商品が目で確認できるのが良いですね。
パッケージ上部には大きく真っ赤なヘタ付きいちごの写真が載っており、色鮮やかで食欲をそそります。新鮮そうなビジュアルで、ジューシーさもイメージできます。
キャッチフレーズは「とろける果汁感」。
商品名の横に「ストロベリー果汁15%使用(生果汁換算比)」と書かれています。
色味もデザインも「いちご味」とわかりやすく、主張のはっきりしたパッケージになっていますね。
↓パッケージ(裏)
パッケージ上半分ほどに商品情報、残りがパッケージ関連必要事項。
パッケージ上部には、表パッケージ同様いちごの写真が大きく載っていて裏面でもフレーバーのイメージが湧きますね。
やや特殊な開け口になっているのと、溶けやすい商品であることへの注意喚起の文が入っています。元々の背景デザインが赤系なので、シリーズの他の商品よりは注意文の主張が控えめ。
↓パッケージ(下)
底部分(マチのところ)デザインはシンプルな白。
↓栄養成分表示拡大
1袋40g入りで、カロリーは127kcal。一袋一気に食べてしまってもそんなに心配ないカロリーです。
↓原材料表示部分拡大
ここで注目すべきは、原材料に「いちご濃縮果汁」「ボイセンベリー濃縮果汁」とある部分ですね!
最も多く含まれる原料は「砂糖」、次いで「異性化液糖」、「 水飴」と続きます。
この商品はマシュマロなので、主な原料は糖類。元々のマシュマロは卵白を原料に用いますが、この商品には卵は使われていません。(卵白不使用の商品、結構多いです)
このフレーバー「ストロベリー味」の要となる原料は「いちご濃縮果汁」「ボイセンベリー濃縮果汁」「酸味料」ですね。
いちごは液状である濃縮果汁が使用されています。同じベリー類であるボイセンベリーも併用されていますね。
ボイセンベリーは日本ではあまり馴染みがないですが、いちごと比べ酸味が際立った味をしています。いちごは生で美味しく食べられるレベルの酸味ですが、反面果汁を甘いお菓子に入れるとやや酸味が足りずパンチのない味になりがち。そのため、このように他の味のはっきりしたベリーを併用したり酸味料を加えたりします(家庭でも、酸味をつけるのにレモン汁を入れたりしますね)。
追記2018.10.11 蛇足ですが、2018年9月6日のブルボンのニュースリリースにて、「ボイセンベリー果汁由来ポリフェノールが血管の老化を抑制することを確認」という内容の学術論文が専門誌に掲載されてことが発表されていたようです。これはブルボンと地元国立大との産学連携研究です。
なぜベリーの中でもボイセンベリー併用なのだろう、と思ったらブルボンの基礎研究対象のベリーだったからかもしれませんね。リリースの末尾には「ボイセンベリーの研究継続とそれによる素材開発や果汁を利用した製品の開発を進める」との内容が書かれているので、今後はボイセンベリーの健康効果を大きくうたった商品も登場しそうです。
ストロベリー果汁は生換算で15%使用されており、「とろマロ グレープ味」の22%よりは低い値になっています。これはボイセンベリーが併用されていることも関係しているでしょうね。(いちご単体でなくミックスベリーのようになっているので、相対的にいちごの割合がちょっと少なくなる)
添加物は「トレハロース」以下の6種。糖類のほか、香料や酸味料といった、味や香りに関係する添加物が使われています。
着色料は使われていないので、色は自然なままですね。
包装
個包装なし。
商品実物
実際のお菓子がこちら。
↓包装を開けたところ
特殊な形の開け口。
ピンク色のマシュマロが入っているのが見える。
12個入り。(同じ40g入りで、12個の時と13個の時とありますね…今回はハズレかもです。笑)
↓商品アップ(表裏)
少し平たい正方形、ほんのりピンク色をしている。
↓断面(カットしてみたところ)
中も淡いピンク色で、ふわふわしていそうな断面。
〈外観(見た目・サイズ)〉
〈見た目〉
既発のシリーズのものと同様、少し平べったい正方形に近いキューブ型。いちごを思わせるほんのりとしたピンク色で、表面にはパウダーがかかっています。
着色料は使われていないので、これは原料のいちごとボイセンベリーの2種のベリーによる自然な色味ですね。
断面は生地のピンク色がよりはっきりと見えます。きめ細かい気泡が入った、ふわふわそうな見た目です。
淡いピンク色がかわいらしく、女性が好感を持ちそうなイメージです。これも何度も書いてますが、やはりギモーヴに近い印象の形。
〈サイズ〉
↓商品実測値(※繰り返し計測なし)
長さ(cm) | 長辺 2.6 | 短辺 2.2 | 高さ 1.5 |
高さだけ若干抑えめな一口サイズ。
このシリーズは高さはほぼ同じですが縦横のカットサイズが若干ばらつきあります。少し手作り感ある感じですね。
〈香り・食感・味〉
〈香り〉
開封すると、ふわっといちごの甘酸っぱい香りがします。
いちごチョコレートやグミなどのような強めの香りでなく、洋生菓子にあるようなふわっとしたより本物感のある香りです。
ブルボンさんの商品は香料強めのことが多いですが、この香りのバランスは非常に好感持てますね。自然な強さで嫌味がなく、食欲をそそります。
〈食感〉
ふわっシュワっという擬音がぴったりなほどのソフト食感。
非常にソフトな歯応えと口どけで、数回噛むだけでふわっと口の中でとろけてなくなってしまいます。通常のマシュマロは弾力感強めでもちっとした歯ごたえがありますが、こちらはわたあめかと思うほどふわふわに仕上げてあります。
この軽い口どけは、日本人の好みにぴったりですね。
〈味〉
やや酸味強めな、さっぱりしたいちご味です。
いちご味のチョコレートやキャンディなどのお菓子は大抵酸味よりも甘みを際立たせた味になっているものが多いですが、こちらはパッケージにもあるように酸味が特徴的な味わいになっています。
と言っても酸っぱい系グミのようなカドのあるきつい酸味ではなく、生のいちごでもありそうなレベルの酸味です。
一口噛むと香りとともにやや強めの酸味、いちごの果汁感が口いっぱいに広がります。
中味には酸味と果汁感がさらに舌の上に広がり強く感じたかと思うと、次の瞬間にはサッと酸味がまろやかになり、食べ終わりの余韻にいちごの味わいと酸味がほんのり残ります。
ボイセンベリーが併用されていますが、いちご味のお菓子として違和感なく、主張は感じません。
2、3回噛むともう生地がシュワっととろけてなくなっていくので、サッと食べ終わりますね。
いちごマシュマロといえば、大抵甘みが強い仕上がりで中に甘いゼリーが入った商品なども一般的ですが、酸っぱいいちごマシュマロ、とても食べやすい爽やかな味に仕上がっていますね。
酸っぱい系の味なので、特に女性が好みそうです。
関連商品
↓とろマロ グレープ味(ブルボン)
「とろマロ」ブランド第二弾として発売されたグレープ味。さっぱり系新感覚マシュマロ、という新しい切り口で発売され話題になった。
※当サイト上の記事
他社、他ブランドの競合商品
「とろマロ」は、2017年発売のブルボンの新ブランド。酸っぱい系マシュマロとして市場投入され、従来のマシュマロにはないさっぱりした味わいとシュワっとソフトな食感が独自の路線となっています。
これに近いのはむしろ、日本では定着しなかったフランス菓子・ギモーヴですね。売り場配置や味的に、マシュマロそのものよりもグミ、タブレット菓子、ドライフルーツなどの干菓子が競合でしょう。
一方フレーバーの「ストロベリー味」は、フルーツ系フレーバーの大定番。ですが、甘みが前面に出たいちご味の商品の方が多く、酸っぱいいちご味はあまり多くありません。
そう言った意味では、ニッチないちご味の商品と言えますね。
〈同ジャンル菓子〉マシュマロ
※後ほど追記予定★
〈別ジャンル菓子〉
※後ほど追記予定★
(独断と偏見による)製品評価
パッケージ評価 | ★★★★★☆☆シリーズの統一感あり、いちご味らしい華やかな色味とデザイン◎ |
製品評価(味・香り・食感・見た目) | ★★★★★☆☆自然ないちごの香りと酸味、ソフト食感で食べやすさ◎ |
総合評価 | ★★★★★☆☆果汁感とソフト食感で非常に食べやすい商品。 |
いちごの甘酸っぱさを楽しめる、ふわしゅわ食感で食べ飽きない一品です。
ブルボンの「とろマロ」シリーズは、超ソフト食感と酸味がウリの酸っぱい系マシュマロ。
今回フレーバーとして採用された「ストロベリー味」も、しっかり酸味寄りの味に仕上がっていましたね。
キツ過ぎない酸味とフレッシュ感のあるいちごの香りで、すっぱい味が主張しつつも食べやすいです。
万人受けする食感とフレーバーで、食べやすいバランスの味なので総合で★5つです。
いちごをフレーバーに使ったお菓子は甘み強目の方向に振った物が多いですが、こちらはさっぱりしていて何個も食べたくなる味ですね。
つい食べ過ぎでしまいそうです!ふだん酸っぱい系のグミを食べる、という人はきっと気にいるかと思うので食べてみてほしいですね。
まとめ
ブルボンの期間限定「とろマロ ストロベリー味」。
ふわしゅわ食感とさっぱりしたいちごの風味が爽やかで、食べやすい商品でしたね。
思わず手が止まらなくなるようなおいしい商品だったので、気になった方はぜひお試しを。
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