どーも!食べ研です。元企画開発部員のティーがお送りします。
本日のお菓子は、【新発売】どらソフト メープル&あんホイップ です!!
セブンプレミアム商品はどれもクオリティが高いので、期待できますね!
今日も好き勝手に市販商品を分析していきたいと思います。さっそく見ていきましょう。
基本データ
まずは基本データから。
商品名 | どらソフト メープル&あんホイップ |
製造者 | 株式会社 十勝大福本舗 |
名称 | 和生菓子 |
内容量 | 1個 |
原材料 | 漉し餡、卵、ミックス粉(小麦粉・米粉・砂糖・脱脂粉乳)、クリーム(乳製品)、メープル風味フィリング(水飴・砂糖・メープルシロップ)、乳等を主原料とする食品、植物油脂、蜂蜜、本みりん、加工澱粉、膨張剤、増粘多糖類、グリシン、香料、乳化剤、カラメル色素、酸味料、乳酸Ca、(原材料の一部に乳成分・卵・小麦・大豆を含む) |
原材料中に含まれるアレルギー物質(27品目中) | 乳成分・卵・小麦・大豆 |
賞味期限 | |
発売日 | 2017年6月13日(火) |
発売エリア | 関東、甲信越、静岡、中国、九州(発売タイミングは順次) |
価格 | 139円(税込150円) |
商品コンセプト・説明 | 「もちもちどら焼き生地の和洋折衷スイーツ」(店内公式ポップより) どら焼きをクレープ状に巻いた和スイーツです。しっとりもちもちしたどら焼き生地に、こしあん、ホイップクリーム、メープルソースを盛りつけました。(公式サイトより) |
備考 | セブンプレミアム、店舗限定、新発売 |
コンビニ・セブンイレブンの人気PB群「セブンプレミアム」より、和スイーツ「どらソフト メープル&あんホイップ」が新登場。
商品キーワード
新発売、セブンイレブン、セブンプレミアム、どらソフト、ソフト、和生菓子、和スイーツ、和洋折衷スイーツ、どら焼き、メープル&あんホイップ、クレープ状
やはりここで注目すべきは、「和洋折衷スイーツ」「メープル&あんホイップ」「クレープ状」というポイントですね!
セブンイレブンの人気PBブランド「セブンプレミアム」。菓子や惣菜に至るまで、高品質でファンも多いですね。
今回お試しした商品は、和生菓子である「どらソフト」。どら焼きをクレープ状に巻いた、特徴的な形です。
製造メーカーは「十勝大福本舗」という和菓子や惣菜などの製造メーカー。私が購入した商品の裏面には「埼玉県」と書かれていますが公式HPによると本社は北海道で、埼玉は「東京工場」となっているようです。(最初「埼玉なのに十勝大福とはコレいかに…と思いましたが。笑)
一緒に売っていた他の冷蔵エリアの和生菓子の裏面も確認しましたが、そちらにも「十勝大福本舗」の表示がありました。なので、私が住んでいる新潟エリアはこのメーカーからの供給のものが少なくとも2品以上はあるという事ですね。
さて、この商品のように和洋折衷スイーツは世代や性別問わず人気が高いですよね。
あんこの代わりにクリームが使われたり、フルーツ系フレーバーになっていたりと、爽やかだったり軽い口当たりになっているので、どっしりとした甘みの和生菓子よりも人を選びません。
もちろん、和菓子が好きな人にも受け入れやすい「和菓子らしい部分」がきちんと残っているので、和菓子好き・洋菓子好きどちらにもアピールできる魅力があります。
今回のフレーバーでは、「和風部分…どら焼き生地&あんこ」「洋風部分…メープル&ホイップ」の組み合わせで、生地には日本人の好きなもちもちとしたソフト食感のものを採用。
これは、多くの人が気に入りそうなポイントのある商品ですね!
製品購入データ
こんな場所で実際に購入しましたよー。
購入店舗 | セブンイレブン |
購入日 | 2017/06/16 |
購入価格 | ¥150 |
備考 | ― |
冷蔵生菓子コーナーの1段目、エンドと横エリアにもありました。購入時は発売直後だったので、大量に陳列されていましたよ!
製品チェック
パッケージ
それでは、パッケージから見ていきましょう!
セブンプレミアムの基本パッケージデザインに沿った、シンプルなパッケージ。中の美味しそうな生地の焼き色がしっかりと見える透明パッケージは、食欲をそそります。
あんを思わせるあずき色の内側印刷、商品名の背景色。あずき色に白抜きの商品名が、くっきりと目立っていますね。
新発売の赤いシールが小さいながらにしっかりと主張していて、新発売商品が気になる人にはしっかりとアピールできますね。
クリームがとてもやわらかいとのことで、注意書きも入っています。
↓パッケージ(裏)
シンプルなパッケージ裏。生菓子なので、裏面シールがあるのみですね。(もちぷにゃの時と違ってちゃんとシールまっすぐだなー…と感じました)
↓栄養成分表示拡大
1個あたりのカロリーは、196kcal。
一般的などら焼きは200kcalを少しオーバーするくらいのようですが、こちらはそれよりは若干少ないかな。
しかしこの商品のどら焼き生地は1枚のみなので、その点考慮すると妥当な数字かと。
↓原材料表示部分拡大
ここで注目すべきは、原材料に「漉し餡」「メープル風味フィリング」とある部分ですね!
この商品はどら焼き生地とあん+洋風フィリングなので、洋風の素材と和菓子の素材とが混在してます。
最も多い原料は「漉し餡」で、和洋折衷スイーツとはいえ、どちらかと言えば和風要素が強いだろうことが予想できますね。
砂糖や卵、ミックス粉といった生地部分の原料に、どら焼き生地には蜂蜜や本みりんといった和菓子によく使われる素材も。「お菓子にみりん?」と不思議に思う人もいるかもしれませんが、生地がしっとりとした食感になるのですよ。
ホイップは「クリーム」をベースにしたものになっていますね。
メープルの部分は、表示では「メープル風味フィリング」になっていて、ベースは甘味度の低い水飴や砂糖、そこにメープルシロップを足した感じでメープルそのものではありません。
添加物は、「膨張剤」以下の8種類。色付けや香り付け、フィリングの粘度を調整するものなどが含まれます。
包装
個包装なし、トレイ入り。
商品実物
実際のお菓子がこちら。
包装を開けると、トレイに入った商品が。商品の周囲にはくっつき防止のフィルムが巻いてある。
上部分からは、ホイップとメープル風味フィリングが見える。
下部分からは、こしあんフィリングのみが見える。
フィリング部分を確認すると、上がホイップで下に行くに従って徐々に減っていき、こしあんが少しずつ増えている。
〈外観(見た目・サイズ)〉
〈見た目〉
どら焼きをベースにした商品ではありますが、その見た目はまるでクレープやオムレットのよう。通常のどら焼きと言えば「2枚のどら焼き生地であんこ(フィリング)を挟んでいる」のですが、このどらソフトは「1枚のどら焼き生地でフィリングを巻いて」います。
通常のどら焼きは丸いですが、このように巻くことでクレープやオムレットのような見た目になり、和生菓子としての目新しさや洋風のイメージを受け取りやすいですね。
生地表面に綺麗に付いた、食欲をそそる焼き色も魅力です。このような綺麗な焼き色をどの個体にもまったく同じように付けるのは実はかなり難しいので、担当している人が固定だったり、厳しい管理基準があったりするのですよ。(少し焼き色が違うだけで、見た目の魅力がまったく変わります!)
〈サイズ〉
↓商品実測値(※繰り返し計測なし)
長さ(cm) | 長辺 | 短辺 | 高さ |
※計測なし |
今回はサイズ計測なし。
小ぶりではありますが、女性であれば4、5口以上はあるかと。男性で口が大きい人なら2口くらいでしょうね。笑
しかし、今回の商品はフィリングにホイップ、メープル、あんの3種類が使われていることもあり、より味わって食べたいところです。
〈香り・食感・味〉
〈香り〉
香りはほのかで、香ばしさと甘みを感じます。香料は併用されているので、香りの増強もされています。香料を使われているとはいえ、やはりスナックやチョコレートなどの菓子類と比べ主張は強すぎません。
〈食感〉
商品説明にあるように、「もちもち食感のどら焼き生地」に一番の魅力を感じます。
日本人は餅を中心にしっとりとした食感ともちっとした弾力が大好き。求肥や餅自体に限らず、もちもちした食感は色々なものに採用されていますね。パンや、この商品のどら焼き生地なんかもそのひとつ。
元々のどら焼き生地で一般的なものはもっとふわふわとして水分も少なめ。
対して、この商品ではしっとりとした食感を前面に出しています。
クリームはパッケージ表示の注意書きにあるのと違って割と食感が固め。あんと比べればもちろん緩いのですが、「とろりんシュー」などのようにクリームがこぼれる心配はほとんどありませんね。安心して食べられます。口どけはなめらか。
こしあんは一般的なものと同様の固さ・口どけ。メープル風味フィリングはソース状で、食感も口どけもとろみのあるソースそのもの。
最も目立っているのはやはりどら焼き生地のもちもち食感で、フィリングの主張は控えめに仕上げられています。
〈味〉
生地のしっとりもちもちとした食感と、フィリングの種類が食べ進めるごとに変化して、ひとくち食べるごとに違う印象を楽しめる商品です。
- どら焼き生地+メープルソース&ホイップ
- どら焼き生地+ホイップ&あん
- どら焼き生地+あん
…とこのように、1枚のどら焼き生地に対してクレープのように層構成になっています。なので、縦方向に食べ進めていくごとに同じ生地なのに違う味わいが楽しめるということです。
生地のもっちりしっとりとした食感と味わいは、主張が強くありつつも、どのフィリングともよく合っていますね。生地には本みりんなどの和風素材が使われていますが、メープルやホイップとも喧嘩していません。
この「もっちりしっとり」の生地は完成度がとても高く感じました! 焼き色も美しく均一で、香ばしさ、甘み、コクのバランスも良く、(フィリングと合わせて食べても)フィリングの味わい以上に生地の食感や味わいの良さを感じます。
最初に口に入れると、もっちりしっとりとした生地の食感がありつつ、メープルやホイップの洋風で軽く食べやすい味。
真ん中くらいは、ホイップとあんで和洋折衷フィリング。他社でも人気のあんホイップなだけあって、食べごたえがありつつもホイップのなめらかな食感で口いっぱいにあんとホイップの風味が広がります。
最後は、あんと生地のシンプルなどら焼きらしい組み合わせ。しかし、生地の食感が一般的なふわふわでなくもちもちしているので、新鮮な味わい・食感です。フィリングがあんのみなので、最後が一番食べごたえありますね。けっこう満腹感がありました。
全体を通してみてみると、クリームがある部分の方が生地とフィリングとの一体感があったので、あともう少しだけあん+ホイップになっている部分が多い方が良かったかな。
最後に向かうにしたがって、徐々に食べごたえが増していくイメージですね。味わいが変化していくのも飽きずに食べられる大事なポイント。クレープのように巻いてある生地だからこそですね。
関連商品
↓北海道十勝産小豆使用生どら焼粒あん&ホイップ(セブンイレブン)
フィリングに粒あんとホイップクリームを使用した洋風どら焼き。メープルは使われていないが、洋風どら焼きである点は「どらソフト」と似ているポイント。
他社、他ブランドの競合商品
和洋折衷のスイーツは、「和菓子はニガテ」という人が比較的多い若年層にも大人気。
和菓子をベースにしながらも、ホイップやカスタードクリームといった洋風フィリングを採用することで、普段洋菓子を食べない層も取り込めるのがこの手のお菓子の強みです。
「どらソフト」でいえば、「もちもち生地」や「あん+ホイップ」のフィリングは他社でも多くの商品を開発・展開していますね。人気も上々のようです。
〈同ジャンル菓子〉和生菓子
↓生どら焼小倉クリーム(ローソン)
ローソンの「ウチカフェ」ブランドの人気商品。和風であるどら焼き生地に小倉あんを使ったクリームを入れることで、洋風の味わいも表現。
小豆の品種やあんの製法にもこだわった一品。
「どらソフト」ととは、どら焼き生地、あん+ホイップの点が共通している。
(独断と偏見による)製品評価
パッケージ評価 | ★★★★☆☆☆シンプルなブランド共通デザイン。 |
製品評価(味・香り・食感・見た目) | ★★★★★★☆もちもちしっとり生地が魅力。クレープ状にすることで各フィリングの変化◎ |
総合評価 | ★★★★★☆☆生地のクオリティ高く、フィリングで色々な魅力が引き出されている。 |
どら焼き生地1枚で3度おいしい!な一品です。
通常のどら焼きは食べ始めから「生地+あん」で単一、生どら焼きも大抵「生地+あんホイップ」で味に変化がありません。
対してこの商品は、1つの生地に対してフィリングが層になっていることで「洋風→和洋折衷→和風」と徐々に変化します。
1つの生地でいくつもの魅力を表現し、生地や味わいの魅力が伝わってくるので、総合で★5つです。
和菓子を苦手に思っている人でも食べたくなるような、味わいの変化や食感が楽しい商品でしたね。
価格に対しての満足度、食べごたえも◎です。
まとめ
セブンプレミアムで新発売の「どらソフト メープル&あんホイップ」。
生地のもちもち感とフィリングの味わいの変化が楽しい商品でした。比較的低価格で手に取りやすいのもポイントです。こちらはおすすめですね!
→【公式】セブンイレブン どらソフト メープル&あんホイップ 商品ページへ。
・
・
・